【抗菌防臭 夏マスク】さらさらパジャマ感! 無印良品『繰り返し使える 2枚組・マスク(サッカー織り)』を使ってみた!【パジャママスク】
生活必需品となったマスク。品薄になっていた状況もだいぶ改善されてきた。引き続き、洗って繰り返し使える布マスクを使う人も多い。これからの季節に注目されているのが、夏素材や夏向きのマスク。今回は無印良品『繰り返し使える 2枚組・マスク(サッカー織り)』をチェックしてみよう。
パジャマやTシャツの余り布から生まれた夏素材・サッカー生地のエコマスク
無印良品を展開する株式会社良品計画(東京都豊島区)が新型コロナウィルスを背景に開発した「繰り返し使える二枚組・三層マスク」は、飛沫防止用に表地に抗菌防臭加工を施している。5月1日より販売を開始して、すでに100万枚を売り上げた。これに加えて、6月上旬からはマスク全体に抗菌防臭加工を施した夏素材のマスクを3種発売している。
- 「繰り返し使える 2枚組・マスク(サッカー織り)」
- 「繰り返し使える 2枚組・マスク(ムラ糸天竺編み)」
- 「繰り返し使える 2枚組・マスク(鹿の子編み)」
無印良品のTシャツやパジャマを生産したときに出るオーガニックコットンの残布を再利用しているということで、エコを意識した製造というのもポイントが高い。
今回は『繰り返し使える 2枚組・マスク(サッカー織り)』(全6色・実売価格 税込999円・全国の無印良品にて発売中)をチェックしてみよう。
農薬や化学肥料を3年以上使っていない土壌で育てたオーガニックコットンを使用。
抗菌剤には第4級アンモニウム塩(植物由来)を使用。合成界面活性剤のうち「陽イオン界面活性剤」に分類されるもの。この辺り、せっかくのオーガニックコットンでも、抗菌剤が使われていることに抵抗がある人もいるだろう。化学物質に過敏な方は、使用を控えた方が良いかもしれない。
夏素材ではあるけれど、冷感ではない。夏日でのそのまま着用はちょっと暑いかもしれないので対策を
パジャマの生地でもおなじみサッカー織。縦方向に波状の縞があり、さらっとした清涼感のある肌触りが特長。通気性が良く、さらりと着れる軽い生地なので夏に向いている。
形はシンプルなプリーツマスク。サイズは17.5㎝×10㎝。
ノーズワイヤーが入っており、鼻の部分を少し立体的に出来るので、鼻と口周りに少し空間を作ることが出来る。
ただ、立体裁断ではないので、しっかりとした空間を求めている人には立体感には乏しい。女性にはかなり大きめのマスク。どちらかと言うと、男性向きのサイズ感だ。
通気性が良い生地ではあるが、マスクとして着用すると、顔がかなり覆われてしまうせいか、そこまで通気性の良さは感じられない。
また、夏素材ではあるが冷感作用があるわけではないので、25℃以上の夏日に着用するとマスク内に空気がこもって暑く感じてしまう。屋外での着用は、そのままだと暑くなりやすいので、水分を含ませて絞るなどすると涼しく感じるのでおすすめ。クーラーの効いた室内などでは問題ない。
マスクのゴムは細い丸ゴムなので、このタイプのゴム紐が痛くなりやすい人は注意。記者は、このゴム紐だと痛くなってしまうタイプで、長時間の着用は出来なかった。また、布で肌が荒れてしまう人も避けた方がいいかもしれない。布の面積が大きくフィット感に欠けるため、肌と触れる面が擦れやすい。
本格的な夏の暑さという状況下での着用はやや厳しいが、春先や秋口などはサラリとした生地が心地よく感じるだろう。
メーカーが提示している洗濯耐久性は約30回。40℃くらいのぬるま湯と中性洗剤で、押し洗いをして繰り返し使おう。今の時期であれば、次の日にはサラリと乾いているので、そういった面では扱いやすい。
6色展開で爽やかな生地は男女・年齢問わず身に着けやすそう。夏素材とは言え、高温多湿の日本の夏に着用し続けるのは、息苦しさや暑さを感じてしまうので快適さは少ない。しかし、残り布を利用して出来ているというエコな点やオーガニック素材を使用しているという点、2枚入りで手に取りやすい価格なのは嬉しい。無印良品というブランド力もあるので、気になる人はぜひチェックしてみて。
公式サイトはこちら
photo by 蘭よう子