夏の味ってどんな味?夏季限定『伊右衛門 水出し抹茶入り/同 焙じ茶 〈夏の味わい〉』新発売
季節に合わせて衣替えするように、お茶もまた季節に合わせた味わいに変化をする。ペットボトル緑茶『伊右衛門 水出し抹茶入り/同 焙じ茶 〈夏の味わい〉』は夏の味にリニューアルした季節限定ドリンクだ。
4月にリニューアルした味わいをベースに、水出し製法を使った夏仕様の緑茶
サントリー食品インターナショナルの「伊右衛門」ブランドは淹れたてのお茶の美味しさを追求した緑茶飲料。京都福寿園の茶匠により茶葉の配合を調整しながら作り上げられており、ペットボトル飲料ながらも本格的な味わいを楽しめる。
実は「伊右衛門」も「同 焙じ茶」も共に今年4月にリニューアルしたばかり。なぜ早々に再リニューアルしたのかというと、夏らしいすっきりとした味わいにしたいから。どちらも通年で通じる味わいだが、夏により軽い飲み口の味わいが求められるのだ。
そうして開発されたのがサントリー緑茶『伊右衛門 水出し抹茶入り/焙じ茶 〈夏の味わい〉』(各525mlPET・希望小売価格 税抜140円・2020年6月30日発売・夏季限定)。リニューアルと言っても夏仕様になった期間限定商品なのでベースはそのまま。同社の考える夏の味とは一体どんな味わいなのか存分に楽しんでみようと思う。
サントリー緑茶『伊右衛門 水出し抹茶入り』
「伊右衛門」は、4月のリニューアルにより従来の茶色の液色から淹れたての鮮やかな緑色を実現し、美しい見た目に進化を遂げた。記者も以前『伊右衛門 新茶入り』を食レポをしたが、そのきれいに透き通る緑色に思わず感動した。
この鮮やかな色はそのままに、抹茶を低温の水で時間をかけて淹れる「水出し製法」を採用したのが『伊右衛門 水出し抹茶入り』だ。水出しはお湯出しと比べてカフェインや苦味成分が出にくく、さっぱりとした味わいになる特徴がある。
また、甘味成分は低温でも出やすいので優しい味わいとなりやすい。そのため場所や時間を問わず飲みやすいと言われている。夏にはぴったりというわけだ。
パッケージはリニューアルしたデザインに涼やかな水色アイコンを追加した夏仕様。ちなみに、水出し抹茶入りと書かれている通り、100%水出しというわけではなくブレンドした緑茶となっている。
緑茶らしさを感じる香りを楽しみながらひと口。口に含んだ瞬間に茶葉の風味が口中に広がっていく。この華やかさは流石の一言。
初めはあっさりとしているが、ワインのように少し空気を含ませると厚みのある香りを感じることができる。苦みや渋みが全くないわけではないが、ほとんど気にならない程度。
喉を通した後にも、抹茶の風味がふわりと広がり心落ち着く余韻を楽しめるのがまた良い。口当たりはさっぱりとしながらも、きちんと緑茶の良さを残した仕上がりとなっている。
サントリー緑茶『伊右衛門 焙じ茶 〈夏の味わい〉』
4月に発売された「伊右衛門 焙じ茶」は従来の茶葉に釜炒り焙じ茶を加えたことで、すっきりとした味わいと香ばしさをプラスした商品。焙じ茶は独特の香りが特徴だが、より飲みやすさを追求したリニューアルだった。
だが、それはあくまで通年で飲む場合の話。夏の味わいを表現するために、『伊右衛門 焙じ茶 〈夏の味わい〉』は水出し製法を用いてさらにすっきりとした味わいに仕上げられた。なお、こちらも水出し焙じ茶100%ではなくブレンドしたものとなっている。
パッケージは創業465年の京都・京友禅の老舗「千總」のデザイナーによる和柄を採用。日本の夏をイメージした水風船・花火・朝顔のイラストをデザインしており、見ているだけで和やかな和の雰囲気を楽しめる。
元々特徴的な香りの焙じ茶だが、釜炒り焙じ茶が入ったことで目の前でお茶を淹れているような立体感のある香りを感じられる。
ごくごくっと飲んでみると、確かに雑味がなくすっきりとした味わい。焙じ茶は、製造過程で茶葉を炒ることでコーヒーのような少し焦がした味がするのだが、『伊右衛門 焙じ茶 〈夏の味わい〉』はそれが極力抑えられたような印象だ。これだけでも随分と飲みやすくなっている。
奥の方にあるお茶の味を感じながらも軽い口当たりで一気に飲める味は、まさに夏を象徴する味わいといえるだろう。
スッキリとした夏の味を見事に表現
『伊右衛門 水出し抹茶入り』も『同 焙じ茶 〈夏の味わい〉』も、すっきりとした味わいとお茶の持つ味わいのバランスを見事に両立した仕上がりだった。まさに夏の味を表現したと言えるお茶だろう。ゴクゴクっと一気に飲めるのは夏仕様の強みなのでぜひこの機会に楽しんでみてほしい。
また、甘味も感じやすくなっているのも特徴の1つ。茶荘こだわりの茶葉の配合を嗜んでみるのもおすすめだ。全国のスーパー、コンビニほかで発売中。
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photo by 尹 哲郎