【2020最新】SEIYU『みなさまのお墨付き』がアツい! レトルト食品売れ筋人気トップ10を徹底レビュー!
大手スーパー・西友(SEIYU)のプライベートブランド(PB)『みなさまのお墨付き』が、いま“アツい”とユーザーから評判になっている。“みなさま”と表記しているように、消費者に実際にテスターとなってもらい、その支持率によって合格したものだけを商品化している。今回は、その中でも特に注目のジャンル「レトルト食品」にスポットを当て、記者が人気10商品をランキング形式で試食してレビューしていく。
全国330店舗以上を展開する大手スーパー・西友だからこそできるPB
全国に330店舗以上を展開する合同会社西友(東京都北区)のスーパー「西友(SEIYU)」。かつてはセゾングループとして、西武鉄道沿線の駅などに多く展開していたが、現在はウォルマートの日本子会社として全国的に知られている。
これによって、西友は低価格戦略へと舵を切った。「毎日低価格」といったキャッチコピーを目にしたことがある人も多いはず。
そして、こうした低価格戦略の一環と考えられる新たなPB「みなさまのお墨付き」が2012年にスタート。
有名メーカーの商品と同等の品質で、10%以上の低価格を実現したPBだが、大きな特徴は「消費者が価値を認めたものだけを商品化」というコンセプトだ。
具体的には、開発された商品を一般消費者のテスターによる「消費者テスト」によってテストを行い、支持率80%以上のものだけを商品化するというもの。
つまり、ユーザーである消費者の声がダイレクトに商品開発に影響を与えるという、まさに消費者の「お墨付き」をもらった商品ということなのだ。
「みなさまのお墨付き」の商品ラインナップは、食品から飲料、缶詰類や日用品まで、実に1,000アイテム以上にも及ぶ。
どんな商品があるのかは、西友 公式サイト「みなさまのお墨付き」をチェックしてほしい。
西友のPB「みなさまのお墨付き」シリーズでも、特に人気が高いレトルト食品をランキングでチェック!
今回は、そんな西友のPB「みなさまのお墨付き」から、特に人気が高いインスタント食品シリーズのレトルト食品を、ランキング形式※で10商品ご紹介。
※2020年6~8月の売上ランキング
実際に記者が食べて、人気の理由を探ってみた!
第1位:カシューナッツ香るマッサマンカレー(支持率98.2%)
第1位は『カシューナッツ香るマッサマンカレー』(180g・希望小売価格 税抜150円・発売中)。なんと消費者の支持率が98.2%と驚異的な数字を叩き出した商品。
「みなさまのお墨付き」シリーズでもレトルトカレーの人気は高いが、この商品は群を抜いて高い支持を得ている。
この「カシューナッツ香るマッサマンカレー」はパッケージを見てもわかる通り、カシューナッツの風味が特徴のタイカレー。
ココナッツミルクとカシューナッツをベースに、タイカレー特有のスパイスで煮込んだ商品だ。
ちなみに、この「みなさまのお墨付き」のレトルトカレーは辛さを5段階で表示しており、この商品は辛さレベルが中間の3となっている。
辛さが一目でわかるので、辛いものが好きな人も苦手な人も、自分の好みの辛さを選べるのは嬉しいポイント。
実際に食べてみると、タイカレー特有のスパイスの風味が食欲をそそる。
シナモンだろうか、ほんのり甘い香りがとても心地よい。さすがナンバーワンだけのことはある納得の美味しさだ。
第2位:完熟トマトとバターのコクバターチキンカレー(支持率86.2%)
第2位は『完熟トマトとバターのコクバターチキンカレー』(180g・希望小売価格 税抜150円・発売中)。これは定番のチキンカレーなのだが、特徴はなんといっても辛さレベルが5段階中、最高の5という点。
記者は辛いのが少し苦手なので、恐る恐る口に運んでみた。
スパイシーな刺激が口の中に広がる……!と思いきや、予想外に耐えられないほどの辛さではない。
おそらくバターの柔らかさが、スパイスの辛さをうまく抑えてくれたのだろう。
そして、特筆すべきはチキンがしっかりと存在感を示してくれたこと。食べごたえがあり、手軽に本格的なカレーを楽しみたい層には満足できる商品だと思う。
第3位:まろやかなコクと旨みクリーミーバターチキンカレー(支持率93.5%)
続いて3位も定番のカレー『まろやかなコクと旨みクリーミーバターチキンカレー』(160g・希望小売価格 税抜150円・発売中)がランクイン。
こちらは辛さレベルが2と、かなりマイルド。
ほんのりと香る甘いスパイスは、カスリメティ(ハーブ)ペーストを使用しているため。
インドでは定番のスパイスで、トマトベースのカレーに相性が良い。
これに生クリームとバターのまろやかなコクが際立って、食べやすいカレーに仕上がっている。これは子どもでも安心して食べさせられるカレーの定番という印象だ。
第4位:牛ひき肉と野菜の旨味 ボロネーゼ(支持率90.8%)
4位は『牛ひき肉と野菜の旨味 ボロネーゼ』(130g・希望小売価格 税抜150円・発売中)。
言うまでもなくパスタソースなので、まずはパスタを茹でる必要がある。牛ひき肉とトマトなど野菜の旨味に加え、隠し味に赤ワインとチーズが効かせてあるパスタの定番中の定番・ボロネーゼだ。
かつては「スパゲッティ ミートソース」と呼ばれ、根強い人気を誇る定番のパスタだが、今の時代でも人気は健在。「みなさまのお墨付き」でもカレー優位のレトルト食品にあって、上位に食い込んだ。
ただ、やはりパスタを茹でるというひと手間を面倒に感じる独身男性層の支持が低かったのか、ベスト3の牙城は崩せなかったようだ。
ただ、実際に食べてみると、実に深い味わい。隠し味だから隠れて入るものの、おそらく赤ワインの風味が効いているのだろう。
第5位:On the ごはん ガパオ(支持率88.0%)
5位には変化球のレトルト食品『On the ごはん ガパオ』(100g・希望小売価格 税抜150円・発売中)が入った。
これは「みなさまのお墨付き」シリーズの新商品で、人気の「On the ごはん」(ごはんにかけるだけ)にラインナップされている商品。
ひとり暮らしの社会人なら手が伸びるだろうことは予想に難くない「On the ごはん」シリーズ。
この「On the ごはん ガパオ」は、鶏肉や赤ピーマンなどの具材を、バジルやガーリックが彩りを添える風味豊かな本格アジアンメニュー。
タイの国民食ともいうべきガパオライスは、日本語では「バジル炒めご飯」といったところ。
実はガパオというのは、ハーブの名称。
実際に食べてみるとバジルの爽やかな香りが食欲をそそり、しかもタイ料理特有のスパイシーさがアクセントになって非常に美味しい。
これだけ本格的なタイ料理が、ごはんにかけるだけで食べられるのは嬉しい。仕事帰りに、サクッと西友に寄って買って帰るというスタイルにぴったりだ。