すた丼×スーパーカップ! ニンニクがつんな『スーパーカップ 1.5 倍 伝説のすた丼屋監修 すたみな醤油ラーメン/すたみな味噌ラーメン/すたみな豚骨ラーメン』を食べ比べ!
「秘伝のニンニク醤油ダレ」でお馴染みの「伝説のすた丼屋」とエースコックの「スーパーカップ」が夢のコラボ! 『スーパーカップ 1.5 倍 伝説のすた丼屋監修 すたみな醤油ラーメン/すたみな味 噌ラーメン/すたみな豚骨ラーメン』は、ニンニクの風味をガツンと利かせたインスタントラーメンだ。そのニンニクの利き具合、記者が身をもって確かめてみた!
【スタミナMAX】スーパーカップの定番フレーバーに、ニンニクの香りとタレの旨味を大胆投入した禁断のコラボ!
国内外に90店舗以上を構える(2020年9月現在)「伝説のすた丼屋」は、1971年に東京都多摩(国立市)で創業した人気丼チェーン店。社員の中でも数名しか知らない「秘伝のニンニク醤油ダレ」のガッツリときいた味わいは、30~40代の男性を中心に食べた人の心を掴んでいる。
この度エースコックが新発売した『スーパーカップ 1.5 倍 伝説のすた丼屋監修 すたみな醤油ラーメン / すたみな味噌ラーメン / すたみな豚骨ラーメン』(希望小売価格 税抜210円・2020年10月12日発売)は、「 伝説のすた丼屋」監修の下、にんにくの香りとタレの旨味をがっつりと利かせたコラボ商品だ。
ベースはスーパーカップの定番フレーバー「醤油」「味噌」「豚骨」の3種類。もともと量もあって食べ応えのある1杯がどれだけ進化したのか、それぞれの味を確かめてみよう。
『スーパーカップ1.5倍 伝説のすた丼屋監修 すたみな醤油ラーメン』
まずは定番中の定番「スーパーカップMAX しょうゆラーメン」をベースとした『スーパーカップ1.5倍 伝説のすた丼屋監修 すたみな醤油ラーメン』(107gうち麺90g)を実食。もともとオニオンやニンニクなどの風味やコクのある味わいなのだが、さらにニンニクの風味を強化した内容となっている。
かやくと粉末スープを入れ、お湯を注いで3分。最後に液体スープを入れると、一気にニンニクの香りが広がる。これは期待できそうだ。
さっそくスープから。味はいつものすっきりとした醤油スープなのだが、ニンニクの風味が効いたがっつりとした印象。若干ニンニクが青臭いが、チキンやオニオンの旨味が前面に出ていてくどさやしつこさはなく、だしのように延々と飲みたくなる美味しさだ。
麺は弾力のある丸刃の油揚げ麺。スープがよく絡んでいてニンニクの風味をしっかりと運んできてくれる。コラボ商品ながらも一体感のある仕上がり。
具材は豚肉、卵、ねぎ、ニンニクの茶色寄りのラインナップ。あまり量が入っていないので正直具材感は無い。せっかくなら豚肉を「伝説のすた丼」を思わせる大きさや量にしてくれると嬉しかった。むろん、インスタント麺ゆえの難しさもあるから仕方ないのだが。
『スーパーカップ1.5倍 伝説のすた丼屋監修 すたみな味噌ラーメン』
続いては「スーパーカップMAX みそラーメン」をベースにした『スーパーカップ1.5倍 伝説のすた丼屋監修 すたみな醤油ラーメン』(123gうち麺90g)。ポークをベースとした香味野菜の風味やラードのコクが特徴の味噌スープに、ガーリックの風味をがっつり加えたことでスタミナ感のある味わいに仕上げている。
かやくを入れたあと湯戻し5分。ふたの上で温めた液体スープを入れて混ぜれば完成。
濃厚なみその香りにこれでもかと言わんばかりのニンニクの香りが乗っかってくる。正直ちょっと臭め。慣れた人にとっては食欲を掘り起こすようなパンチ力だろう。
スープは先ほどと同じくベースの味にニンニクの香りがプラスされたちょっと青臭さのある味わい。単体で飲めるくらいコクと旨みの詰まったスープなのだが、記者としてはニンニクの風味とバラバラに感じてしまいコラボ感がイマイチだった。焦がしニンニクなど、香ばしさがあればよかったのだが残念。
めんは角刃の油揚げ太麺。といっても角は丸いので舌触りはかなりなめらかでツルツルと啜ることが出来る。ボリュームと弾力があってスープに負けない力強さだ。
具材はキャベツ、大豆そぼろ、ねぎ、にんにく、唐辛子。量こそ多くないが、キャベツは1つが大きめなので箸休め的な食感のアクセントにはぴったり。唐辛子のスパイシー感もうっすらと感じられて美味しく食べられた。惜しいのは大豆そぼろ。小さいながらもそこそこ量はあるのだが、底に溜まってしまって麺と一緒に食べるのが難しい。あっさりとした味でスープと対比が美味しいのに残念。
『スーパーカップ1.5倍 伝説のすた丼屋監修 すたみな豚骨ラーメン』
最後は「スーパーカップMAX とんこつラーメン」をベースにした『スーパーカップ1.5倍 伝説のすた丼屋監修 すたみな豚骨ラーメン』(108gうち麺90g)。複数のポークエキスを使った豚骨スープが特徴の商品だ。元々アクセントとしてニンニクを使っているのだが、ガツンとした風味がプラスされている。
かやく入り粉末スープを入れて、湯戻し3分。
ふたの上で温めた液体スープを投入し、よく混ぜれば完成。
香りはこれまでと違い、スープと一体化したニンニク豚骨。バランスよくブレンドされているので香りもしっかりと楽しめる。
期待を込めてスープをひと口。風味に青臭さはあるものの、豚骨スープとの相性が良い味わいとなっている。複数のポークエキスを使った、と聞くとこってりとしていそうだが実際はあっさりめ。ほどよいコクや脂が入っていて舌によく馴染んでくれる。
麺はつるつるとしたのど越しの丸刃の油揚げ麺。もう少し細麺の方がスープと絡んで記者好みだが、これはこれで文句なし。
具材はごま、ねぎ、揚げ玉、大豆そぼろ、にんにく。きくらげが大豆そぼろに変わって食感の変化が乏しくなったのがもったいない。一方で継続採用されたごまや揚げ玉が麺と絡まってくれるのは素晴らしい。麺ばかりにならず飽きずに最後まで食べられた。
面白いと感じたコラボレーションだが、もうひと声! 次回作での進化に期待
ニンニクがガツンと利いた風味で、これまでとは違う味わいを楽しめたコラボだった。ただ、風味はしっかりとしていたが「伝説のすた丼屋」のおいしさまでは表現できていないというのが正直な感想である。
ちなみに口臭はいずれも気にならない程度。「伝説のすた丼屋」ヘビーユーザーには少し物足りないかもしれない。
「伝説のすた丼屋」のスタミナ感はニンニクの風味はもちろん、やはり「秘伝のニンニク醤油ダレ」のやみつきになるおいしさが重要だと記者は思う。だからこそ育ち盛りの学生や30~40代の舌の肥えた中年男性にも支持されてきたのだ。もし次回コラボがあるのならさらに進化した味わいを期待したい。
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photo by 尹 哲郎