ちっちゃくてもしっかり遊べる! 現代に蘇ったセガ『ゲームギアミクロ』で遊んでみた!
『メガドライブミニ』など、往年の名作ゲームハードがコンパクトになって新たに発売されるのがゲーム業界のブームとなっている。そんな中、セガ往年の携帯専用ゲーム機「ゲームギア」が、発売30周年と会社の設立60周年を記念して、ミクロサイズになって登場! その名も『ゲームギアミクロ』ということで、セガ好きの記者がさっそく実際に遊んでみることに!
ミクロになってもソニックが駆けめぐる!あの周辺機器もミクロになって登場!
そもそも「ゲームギア」とは、1990年10月6日に携帯専用ゲーム機として、任天堂の「ゲームボーイ」発売から約1年半後に登場した。
3.2インチのカラー表示可能の液晶を搭載しており、別売りのTVチューナーパックを装着すればTVも見ることが可能だった。
今回ご紹介するセガの『ゲームギアミクロ』(全4色・希望小売価格 税抜4,980円・2020年10月6日発売)は、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』など往年の名作ゲームが各色4本すつ収録されており、ソフトを入れ替えることなく実際にプレイ可能な「遊べるマスコット」だ。
ちなみに、「セガサターン」や「ドリームキャスト」といった有名ゲームハードを手がけてきたセガだが、意外なことに携帯専用ゲーム機は「ゲームギア」だけ。
発売当時、幼少期だった記者は「ゲームギア」の存在を知ってはいたものの買う機会を逃してしまい現在に至る。『ゲームギアミクロ』で、その頃からの念願が叶い、実際に手にとってプレイができるように!
30年の時を経て現代に蘇った『ゲームギアミクロ』は、手のひらサイズどころか指でつまめるレベルで小型化。
「ゲームギア」は子ども心にずっしりとした印象だったが、随分とかわいくキュートな姿になった。
『ゲームギアミクロ ブラック』で遊んでみよう!
本体が小さいということは、ゲームをプレイする画面も小さいということ。
ゲームをしっかりとプレイできるのだろうかと思いつつ、収録されている名作アクションゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を起動する。
親の声よりも聞いた「セ〜ガ〜!」のロゴ画面からゲームをスタート。
方向ボタンと1・2ボタンを使ってソニックを操っていくが、絶妙なバランスで押しやすい。指が太い人だとちょっと難しいかもしれないが、違和感なく操作できる。
単4形アルカリ電池2本を使うほか、microUSBケーブルからの給電も可能。
システムメニューからゲーム内の状況を1ゲーム4つまで保存できるので、クリアできなかったゲームをクリアする手助けにもなってくれる。
『ゲームギアミクロ』のカラーバリエーションは、オリジナルカラーのブラックのほか、ブルー・イエロー・レッドの4種類。
カラバリごとに収録されるゲームタイトルが異なるので、セガファンなら全種コンプリートして遊びたいところ!
ちなみに、4色セットを購入すると特典で「ビッグウィンドーミクロ」がもらえる。
これは凸レンズによって、1.5倍相当に液晶を拡大してゲームがプレイできるようになる周辺機器「ビッグウィンドー」のミクロ版。
『ゲームギアミクロ』ではさすがに画面が小さすぎる……という方は、マストで装着したいアイテムだ。
『ゲームギアミクロ』は、Amazon・楽天ブックス・セガストアの3社でのみ発売中。
かつて「ゲームギア」をプレイしていたゲーマーはもちろんのこと、スマホ世代も携帯用ゲーム機の歴史に触れつつ楽しんで遊んでみてほしい!
©SEGA ©ATLUS
公式サイトはこちら
photo by 尹 哲郎