12年樽貯蔵の本格麦焼酎でリキュール!? 『SLEEPY OWL(スリーピーオウル)』を堪能した
フクロウすらも眠くなるほどのディープな癒しのお酒『SLEEPY OWL』が数量限定で発売中だ。 樽仕込みの美しい琥珀色と、香りを最大限に楽しめる、本格麦焼酎にしてリキュールという、卓越したこだわりのお酒を堪能してみたい。
こだわりの本格麦焼酎『SLEEPY OWL』がリキュールである理由とは?
発売する、薩摩酒造株式会社(鹿児島県枕崎市)は「さつま白波」などで知られる、本格焼酎を手がける酒造メーカー。長期貯蔵の本格麦焼酎「神の河(かんのこ)」を昭和63年に発売して以来、樽貯蔵の本格焼酎を造り続けている。
今回、樽貯蔵にこだわり抜いて完成したのが、数量限定の『SLEEPY OWL(スリーピーオウル)』(720ml瓶・希望小売価格 税込6,600円・2020年11月4日数量限定販売)。ホワイトオーク樽で12年という長時間貯蔵することで、本格麦焼酎でありながら、自然に着色した濃い琥珀色が特徴の”リキュール”だ。
本格麦焼酎なのにリキュール?と首をかしげるかもしれない。これには、唯一自社内に”樽”の職人・工房・貯蔵施設全てを持ち、樽仕込みの焼酎に力を入れる、焼酎蔵元としてのこだわりがある。
というのも”本格焼酎”には、一定の吸光度(光が液体に吸収される度合い)を超えてはならない決まりがある。しかし、それでは樽仕込みの魅力である、芳醇な樽の香りと琥珀色の味わいは届けられない。この味を保つには、風味に影響のない食物繊維を少量加え、リキュールのカテゴリーとして発売する必要があったのだ。
ホワイトオーク樽で12年! こだわりの樽で熟成される味と香り
そんな究極のこだわりは、樽とその琥珀色にあらわれている。
樽に使用する木材には、年輪の密度が高く、耐久性や耐水性に優れているアメリカのピッツバーグのホワイトオークを使用。樹齢100年以上のホワイトオーク樽は、長期熟成するとバニラのような甘い香りを引き出し、外気と適度に触れ合うことで、ゆっくりと熟成が進み、焼酎の味をやわらかくしている。
また『SLEEPY OWL』の特徴でもある、濃い琥珀色は、使用する樽の焼き加減で変化する。樽は、焼き付けることで木材に含まれる成分が原酒に溶け込み色を付けるそうだが、『SLEEPY OWL』は”ヘビー”という方法で最も激しく焼き、温かみのある琥珀色に仕上げている。
ちなみに、鹿児島には「だれやめ」という方言があるが、一日の終りに焼酎を飲むことで、”だれ(疲れ)”を”やめ(止める)”という意味だとか。『SLEEPY OWL』は、食後酒や一日の終わりに寄り添う”だれやめ”なお酒として最適だ。
それは、直訳すると”眠たいフクロウ”になる商品名からも伺える。夜行性のフクロウさえも眠たくなってしまうような、 心をほぐす癒しのお酒をイメージしている。
超芳潤! フクロウも眠くなる『SLEEPY OWL』の香りと口当たりに癒される!
それでは早速、オススメの飲み方の”ストレート”と”オン・ザ・ロック”で試してみたい。
まずはストレートから。栓を開けると、やや甘さのある香りがたつ。ミルクチョコレートのような、コクを感じるバニラの香りだ。
口に含むと風味が良く、口当たりが柔らかい。ウィスキーよりもエグさがなく、スッキリとはいってくる。
喉を通る際に、スモーキーな香りと麦の香ばしさが混ざったような風味が、鼻を抜ける。後には香ばしいような甘味がじんわりと残る。豊かで芳醇な香りと、後を引く余韻がたまらない。正に至高のひととき…これは美味しい! ウィスキーのエグみが苦手な人も、焼酎のクサみが苦手な人も、『SLEEPY OWL』なら飲めるのではないだろうか。
次は氷を入れて、オン・ザ・ロックで試してみたい。
口に含んだ時の香りは、スモーキーでやや甘めだが、香ばしい麦の風味が残る。焼酎とウィスキーの中間のような味わいだが、雑味もなくスッキリと喉を通った。口当たりも香りもスモーキーで香ばしいが、ストレートよりマイルドで、飲みやすくなる。
ウイスキーと同様に、チョコレートやナッツとの相性も良く、チョコレートはよりマイルドに、ナッツをよりクリーミーに引き立てる。
記者的には、香りが良く深い余韻が残るストレートが好み。食後酒として、オン・ザ・ロックで楽しんだ後、就寝前に好きな音楽や本を片手にゆっくりと楽しみたい。確かに一日の疲れを吹き飛ばしてくれる、癒しのお酒だった!
カテゴリーはリキュールといっても、本格麦焼酎。アルコール度数は40度と高いので、飲み過ぎには注意して欲しい。『SLEEPY OWL』の入手は、オンラインショップなどから。
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photo by 尹 哲郎/Official images