【食べ比べ】『カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ』は「カップヌードル 旨辛豚骨」と何が違う?
日清食品「カップヌードル ビッグ」シリーズに『カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ』が新登場! 豚骨を長時間に詰めたような濃厚な味わいととろみ、そしてこってり感が楽しめる一杯だ。8月に発売された「カップヌードル 旨辛豚骨」とどのように違うのか食べ比べをして確かめてみよう。
豚の旨味をしっかり感じられるこだわりがポイント
日清食品の『カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ』(107gうち麺80g・希望小売価格 税抜220円・2020年11月23日発売)は、今年8月31日に発売された「カップヌードル 旨辛豚骨」に続く豚骨味のカップヌードル。豚骨ラーメンとひと口にいってもあっさり系から濃厚系まで様々あり、豚骨の部位や煮込み時間によってもとろみや白濁具合が大きく変わる。
『カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ』は豚骨を長時間煮詰めたような濃厚な味わいが特徴の一杯。単にビッグサイズになったわけではなく、豚骨の旨味をしっかりと感じられるようにこだわられた新商品だ。
そこで今回は、新商品『カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ』と8月発売の「カップヌードル 旨辛豚骨」を食べ比べして、その違いについてレビューしていく。
辛味のない『カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ』。とろとろ豚旨スープで胃袋を掴む!
まずはパッケージを見ながらそれぞれの特徴を確認しておこう。「カップヌードル 旨辛豚骨」は添付の特製旨辛ラー油によってピリッとした辛さが特徴。最後の1滴まで飲みたくなる豚骨と辛味を掛け合わせたやみつきスープだ。
対して『カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ』は「1口目から満たされる!とろとろ豚旨スープ」とあるように、豚骨の美味しさと濃厚さを追求したスープにこだわり持つ商品。唐辛子などは入っておらず深みとコクが楽しめるカップヌードルだ。
ふたを開けてかやくを確認。分量こそ違うが入っているかやくはほぼ同じ。「カップヌードル 旨辛豚骨」にのみ赤唐辛子が入っている。
麺はどちらも同じお馴染みの油揚げ細麺。『カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ』は20g多い麺80gとなっているが大きな違いはない。つまり2つの違いはスープだけということになる。
【実食】濃厚さ申し分なし!ガッツリと食べられる1杯
いずれもお湯入れ3分後、添付の調味料を加えれば完成。『カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ』の「特製豚旨油」は、深みとコクをプラスするもので、これを加えることでとろとろ豚骨スープができあがるのだ。
「カップヌードル 旨辛豚骨」
まずは「カップヌードル 旨辛豚骨」をじっくり堪能。豚骨臭さはほとんどないあっさりスープとなっており、その中に豚の旨味を感じられる味わいだ。特製旨辛ラー油を加えたことでピリッと辛いのも美味しさポイント。この点については賛否あるだろうが、記者としては少々辛味が強く豚骨らしさを上書きしているように感じた。
豚骨の旨味をベースに辛い、ではなく辛さを主体に豚骨の風味や旨味を感じる味わいと言った方が近いだろう。紅しょうがの爽やかな風味や隠し味の花椒もこだわりポイントで、麺をすすったときにほんのりと感じるのだが、こちらも辛さのせいで感じにくいのがもったいない。豚骨ラーメン、というより豚骨ラーメン”風”と言われると非常にしっくりとくる味わいだ。
『カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ』
続いては今回の主役『カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ』。香りやスープの色ですぐにわかるその濃厚さ。豚骨臭さのある白濁スープが食欲を刺激してくる。おしゃれとは真逆のような一杯だ。
そのこだわりのスープをまずはひと口。とろとろ豚旨スープの名の通り、舌の上にとろっと広がり豚の旨味をこれでもかと味わせてくる。これは確かに1口目から満たされる味わいだ。ほんのりと利かせたガーリックの風味は残念ながら感じにくいが、記者としては豚骨の臭いがあれば満足。
麺とスープの絡まり具合もばっちり。少量の麺でもしっかりとスープをまとってくれるから、口に入れるたびに旨味をギュッと感じられる。「カップヌードル 旨辛豚骨」はスープが絡まりにくく麺の味が勝っていたのだが、こちらはスープをメインに麺の食感を楽しめる食べ応えのある仕上がりだ。
添付の「特製豚旨油」のおかげでこってり感も申し分なし。最初から最後まで変わらない濃厚さで食べることが出来た。テカテカと光る唇を拭いてごちそうさま。
正反対の豚骨スープ。こってり好きは『カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ』がおすすめ
『カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ』は「カップヌードル 旨辛豚骨」とは正反対の豚骨スープが楽しめるカップヌードル。豚の旨味をしっかりと感じたい人におすすめの一杯だ。ガッツリとした味わいなのでしっかりお腹を空かせて挑んでほしい。
全国のスーパー、コンビニで発売中。
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photo by 尹 哲郎