【定番】知ってるようで知らない『ミレービスケット』。やなせたかし作のミレーちゃんがいるのは高知産「野村のミレー」だけ!
誰もが物心つく前から存在していた気がする、定番でレトロかわいいパッケージの『ミレービスケット』。コインサイズの揚げたビスケットで、ほんのりとした甘さの生地と素朴な味わいは、懐かしいだけでなくおいしさも天下一品。しかしその「ミレービスケット」が一種類だけでないことを知ってた?
もともとは高知みやげというわけではなかった懐かしおいしいフライビスケット『ミレービスケット』とは?
刺激的ではないけれど、おだやかな癒しのおいしさで幸せな気持ちにさせてくれるのが、揚げビスケットの『ミレービスケット』。素朴、懐かしいと言いながらも、今もきっちりおいしい幸せを与え続けてくれている定番中の定番ビスケットだ。
もともとは明治(製菓)が昭和の時代に開発したお菓子だったのだが、その後、愛知県にある三ツ矢製菓が製造を引き継ぎ、各地の販売会社へビスケット生地を届けてそれぞれ製造されるという進化を遂げたという。
今では東海地方や高知県などで製造されているが、中でも人気が高いのが高知産の『ミレービスケット』。特産品と思われるくらい、高知みやげの中核的存在となっている。
高知産の『ミレービスケット』を手がけるのは、有限会社野村煎豆加工店(高知県高知市)。もともと大正12年に豆類の加工販売会社として誕生した同社は、昭和30年頃から製造を始め、”高知のミレー”として長きにわたって人気を集めて、今に至っている。
高知のミレー、野村のミレーの象徴的存在が、パッケージに描かれた女の子「ミレーちゃん」。「アンパンマン」で知られる高知出身のやなせたかし作による作品で、このイメージが焼きついている人も多いのではないだろうか。
『ミレービスケット』『4連ミレービスケット(塩)』『4連ミレービスケット(コーヒー風味)』を次々と食べてみた!
まずは定番『ミレービスケット』がたっぷり食べられるチャック付き製品!
野村煎豆加工店が製造し、関西菓子卸業界トップの業績を誇る菓子食品総合商社・MDホールディングス(大阪府東大阪市)が販売する『ミレービスケット』(145g・実勢価格 税抜208円・発売中)。
大袋にぎっしり詰まったコインサイズのミレーが、とても贅沢。食べると小麦粉のおいしさを改めて感じるほんのりとした甘さと、程よいフライ感に魅了される素朴を極めた味わい。とがった味も良いけれど、幸せ感をじんわり感じたいなら、この『ミレービスケット』。
いろいろ大変な日々を過ごしているときには、紅茶などと合わせて、癒しの時間を過ごして、穏やかな心が取り戻せると思う。
ちなみにMDホールディングスには、オリジナルフレーバー『ミレービスケット はちみつバター風味』も存在する。
ギルティフリーに進化した
『4連ミレービスケット(塩)』と『4連ミレービスケット(コーヒー風味)』
野村煎豆加工店(高知県高知市)の『4連ミレービスケット(塩)』(30g・実勢価格 税抜218円・発売中)は、基本の味を、食べすぎることのない小袋に詰め込んだ、現代人の欲求に寄り添った製品だ。
まわりは塩味で、甘過ぎないビスケット。固めなのに、中は層になっていてサクサク食感。旨みが口いっぱいに広がる後味がたまらない。このバランス、絶妙!
『4連ミレービスケット(コーヒー風味)』(30g・希望小売価格 税抜228円・発売中)は、少しだけコーヒーの香りを追加したコーヒー&ティータイムに最適化された小袋商品。
塩味は弱めだが、軽やかなコーヒーフレーバーが、気持ちを上げてくれる。
入手はスーパーなどで可能だ。
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photo by 尹 哲郎/Official images