【苦ウマ】強烈な苦みのハードパンチ! I.P.A.をイメージした新ジャンル『冬の鬼ビター』にノックアウトされてみる?【冬季限定】
大人になるとわかるニガいおいしさ。そんなニガ・ファンのための、しっかりとした苦味を楽しめる『冬の鬼ビター』が新登場! アルコール分6%のしっかりとした飲みごたえと、I.P.A.(インディアペールエール)の味わいをイメージした新ジャンルのお酒だ。税額が値上げされてもなお買う価値があるのか確かめてみよう。
後になるほどに広がる苦味の味わい。味の濃い食事とのマリアージュも最高な苦MAXの味わい
2020年10月1日にビール類の税額が改定され、コスパに優れていた新ジャンルは9.8円の値上げ、ビールは7円値下げとなった(350ml換算)。ビールと新ジャンルの税額の差は49円から32.2円にまで縮まり、新ジャンルはその優位性を弱めたことになる。そう、新ジャンルはさらにおいしくならなければ生き残れない時代に突入したのだ。
ビール系のおいしさにはコクやのどごしなど、さまざまな評価軸があるが、サントリービールが発売した『冬の鬼ビター』(アルコール分6%・350ml缶・希望小売価格 税抜145円・2020年12月15日発売※期間限定)が今回着目したのは、苦味。近年苦くておいしいとブームを呼んでいるビールの1ジャンル、I.P.A.(インディアペールエール)の味わいをイメージした新ジャンルなのだという。その苦さは、サントリー新ジャンル市場過去5年の中で最も苦いという。
「しっかりした苦味を!」とのユーザーの声に応えた製品とのことだが、おそらく税額の改定でビールに戻ろうとする層を逃さないという理由もあるだろう。税額の差が僅差になった状態でもうまければ移行しないのは当然だ。さてこの引き留め策はどの程度のものだろうか。
緑色のパッケージに迫力のある金色の筆文字で『冬の鬼ビター』。グラスに注ぐと、クリアな印象はあるが、色は褐色が強め。
ゴクッとひと口飲んでみると、旨味やのど越しとともにフルーティーさを感じる。なるほど、I.P.A.的なおいしさだ。初めの数秒はあまり苦くないので、なめてかかっていると、口の中で炭酸が抜けるほどに苦味がどんどん強くなっていく。飲み込んだ後も苦味の主張がノンストップ、そして苦味はついに鬼レベルへ…。
初めのうちは濃い味わいなのだが、後になるほどに苦味以外の味をほとんど感じなくなるほど苦い。普通のビールだと思って飲むと驚愕するレベル。激辛のように激苦と言っていい。これは苦味大好きビールファンには良いが、生半可な気持ちでは太刀打ちできないかも!
この苦味のおかげですぐに2口目を飲みたくなるし、味の濃い食事でも一口のめば舌がリセットされるのでおいしく味わえるだろう。アルコール6%で飲みごたえも文句なし。I.P.A.どうこうよりも「もっと苦みばしりたい!」という苦ファンに向けた、ハードパンチャーな一本だと思う。心して飲もう。
全国のスーパー、コンビニで発売中。
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