筋膜リリースの新定番! 力要らずの『パワートリマー』でお手軽筋肉ケア!
トレーニング前後の筋肉のケアや肩こり、腰痛などの解消に行う筋膜リリース。従来はマットやフォームローラーなどを準備する必要があったが、この常識を塗り替える新たな定番アイテムが新発売。TKクリエイト『パワートリマー』は強力な振動の力で、自力ではほぐしにくい筋膜もしっかりケアしてくれる。今回は、その使い心地をおためししてみた。
ほぐしたい場所に当てるだけ。強力振動でしっかりサポート
筋膜リリースという言葉をご存じだろうか。筋肉を包み込む膜(=筋膜)のよじれや癒着した状態を正常な状態に戻すことで、トレーニングの前後やこわばった身体に対して行われるストレッチのようなもの。疲労回復や筋膜の癒着による怪我の予防、身体パフォーマンスの向上のほか、肩こりや腰痛などの解消にも効果的と言われている。
この筋膜リリースをより手軽に、いつでもどこでも使えるように開発されたのが、TKクリエイト株式会社(東京都渋谷区)の『パワートリマー』(本体1kg・充電式・参考価格 税込19,580円・発売中)。
強力な振動を筋肉に与えることで筋膜に包まれた筋肉をほぐし、運動効果を高める筋膜リリースの新定番商品である。
従来は「マット」を敷くための広い場所を確保したうえで、「フォームローラー」などを使い力を入れてほぐしたりストレッチしたりする必要があった。
『パワートリマー』はほぐしたい箇所に当てるだけでいいので、場所を問わず女性でも簡単に使うことができる。もちろん立ったままでも座ったままでもOKだ。
コードがなくてスッキリ! 持ち運びに便利な充電式
『パワートリマー』は充電式なので邪魔なコードがないから、家のどこでも場所を問わず使用可能だ。専用の収納ケースが付属しているから、持ち運びも楽々。家の中はもちろん、外のジムなどでも使えるのですぐに筋膜リリースができる。
収納ケースにはアタッチメントや電源コードも収納可能。重さは付属品込みで2㎏程度なので女性でも問題なく持ち歩ける程度だ。
多彩なアタッチメントで、部位ごとに最適な効果
収納ケースの中には、全4種類のアタッチメントが付属。治療部位や痛み、目的に応じてカスタマイズ出来る。例えばボール形状のアタッチメントは、ウエストや腹部、臀部など面積の広い場所に、二股形状のアタッチメントは、背中などの骨を避けて使いたい場所にぴったり。
同封の取扱説明書に具体的な説明があるので、初めのうちはそちらを参考にすればOKだ。なお、着脱はすべて手動。アタッチメントを本体先端にグイッと差し込むだけなのでややこしい操作は要らない。
ただし、少々硬めなので着脱の際は怪我をしないよう注意してほしい。
初心者でも安心。調整可能なパワフル振動
振動強度は3段階(弱/中/強)で調整可能となっている。その日の疲労具合や痛みに合わせて使い分けるのがおすすめだ。強はかなり強いので、初めは弱から慣らしていくといいだろう。
本体下のメインスイッチを入れ、後ろの電源ボタンを押すと動作開始。ボタンを押すごとに、弱→中→強→オフの順に変化する。デスクに座りっぱなしで凝り固まった記者も実際に使ってみた。
アタッチメントはボール形状。肩に当ててみると、弱でもかなりの振動が伝わってきた。『パワートリマー』は前後の振動なので、出来るだけ垂直に当てるほど強い振動が感じられる。
肩はなかなか力が入れにくく調整が難しい箇所だが、取っ手とアタッチメントが90度になっているから無理な体勢を取らなくても当てられるのが嬉しい。
続いて腰。鉄板が入っているみたい、と言われた記者の腰だが、強にすることで筋肉を振動させることに成功。垂直に当てるのは難しいが、十分ほぐされている感覚が伝わってくる。
少々当てにくく本体が重たく感じるので、両手でしっかりと持つと長時間当てやすい。
デスクワークで知らずのうちに疲労困憊している足の付け根は、強で徹底的にほぐす。太い筋肉が入っているが、グッと押し当てることで手や「フォームローラー」ではカバーできない奥の方までほぐされていく。これは痛気持ちいい…。
最後はふくらはぎ。ランニングなど、足を使ったトレーニング後にはしっかりとほぐしたい箇所だ。こちらは中くらいがおすすめ。
力を入れずリラックス状態で当てれば痩せるんじゃないかと思うくらいブルブルと震えてくれる。
自力ではほぐせない箇所も徹底ケア! 長時間使っても疲れない!
『パワートリマー』を使ってみると、手や「フォームローラー」ではカバーしきれない箇所をほぐすことができた。振動が強力なので短時間でもしっかりとケアできるのが嬉しい。また、電動なので長時間使っても疲れないのもポイント。トレーニング後のケアは疲れるから、とあまり積極的になれない人にもおすすめだ。
気になったのは本体が約1kgなので女性は少し重いと感じてしまうかもしれないが、両手で持てばかなり楽になるので試行錯誤しながら使ってみて欲しい。
同社オンラインショップ、Amazon、楽天市場ほかで発売中。
公式サイトはこちら
photo by 尹 哲郎