いちご味新商品セレクト3『ほろよい〈赤いサワー〉』『ルック(4つの苺食べくらべ)』『ミンティアテイスティ ベリー&ベリー』
いちごの季節がやってきた! コンビニやスーパーではいちごフレーバーの商品が続々と登場している。今回はそんな新商品の中から気になる3商品をピックアップした『いちご味の新商品セレクト3』をお届けする。記者イチオシのいちご味はこれだ!
みんな大好きいちご!季節限定で続々登場
いちごの旬は4月ごろだが、クリスマス需要と技術の発展により今では12月末には当たり前のように食べられるようになった。そのおかげですっかりいちごは冬の果物というイメージも根付き、この時期になるとお菓子や飲料のフレーバーとして次々と新商品が登場している。
今回レビューするのはそんないちご味の新商品たち。毎年多くのメディアで好きな果物ランキング1位の座を勝ち取るいちごの良さをどのように引き出しているのか確かめてみよう。紹介するのは次の3商品。
- サントリースピリッツ『ほろよい〈赤いサワー〉』
- 不二家『ルック(4つの苺食べくらべ)』
- アサヒグループ食品『ミンティアテイスティ ベリー&ベリー』
それではいってみよう!
『ほろよい〈赤いサワー〉』(お酒)
1つ目はサントリースピリッツ『ほろよい〈赤いサワー〉』(アルコール分3%・350ml缶・希望小売価格 税抜141円・2020年12月15日発売※期間限定)。過去に「ほろよい 甘熟いちご」として登場しており、この度リニューアルして発売された。
原材料や栄養成分など大きな変更は見られず、変わったのはおそらく名前だけ。果汁も0.1%のまま。実は本来なら2019年に発売予定だったのだが、消費税増税の影響で供給が追い付かず発売中止になった経歴を持っており、2020年にようやくお披露目。毎年いちごフレーバーを楽しみにしているファンにとっても待望の1本と言うわけだ。
開けると同時に甘い香り。いちごと言われると分かるが、酸味のないジャムのような印象なのでいちごらしさはあまり期待はしない方がいいだろう。
その印象は味の面でも同じで、ゴクゴクっと喉を鳴らすと微炭酸の刺激と同時に甘味が広がる。甘ったるさはなくキレは良いが、果物的な糖度はかなり低め。果汁0.1%のため主張が少ないのは分かるが、もう少し甘酸っぱさを際立てて欲しかった。
とはいえ、「ほろよい」らしいといえばその通り。飲み口が軽くゴクゴクと飲めて、色んな料理と合わせやすい(主張しすぎない)味わい。「ほろよい」ユーザーなら美味しく飲めるクオリティだと感じた。
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『ルック(4つの苺食べくらべ)』
続いては不二家『ルック(4つの苺食べくらべ)』(40g・希望小売価格 税抜120円・2020年11月10日発売)。2017年から続く4つのブランドいちごを使った食べ比べセットだ。(2015年、2016年は2種類の食べ比べ)
今回食べ比べできるのは「あまおう苺(51%)」、「いちごさん(19%)」、「スカイベリー(19%)」、「淡雪(11%)」の4種類。過去3年とは違うラインナップなので、すでに食べたことがある人もぜひ手にとって欲しい。特に今年初登場の「淡雪」は注目ブランドだ。※ブランド名の後ろの%は、製品中に使用されたいちごの割合
ちなみに、2017年は「あまおう苺」「とちおとめ」、「スカイベリー」、「さがほのか」、2018年は「あまおう苺」、「とちおとめ」、「紅ほっぺ」、「ゆうべに」、2019年は「あまおう苺」、「とちおとめ」、「紅ほっぺ」、「スカイベリー」だった。
福岡県産「あまおう苺」は、甘味と酸味のバランスの良さとコクが特徴。本商品でもそのバランスの良さが生かされており、違和感なく味わえた。ただ、一体感がありすぎて面白みには欠ける。
佐賀県産「いちごさん」は、華やかな甘味とみずみずしさが特徴。こちらは口に入れるとまろやかな甘味と風味が強く酸味のないジャムのような味わいで、まったりとしている。
栃木県産「スカイベリー」は、酸味の少ない上品な甘さが特徴だが、本商品ではスッキリとした甘味と酸味があり、後味にも残らないキレの良さが感じられた。
奈良県産「淡雪」は、まるで雪のような白い見た目とほどよい甘味・酸味が特徴。その見た目を表すように断面も真っ白だ。だがその見た目とは裏腹に香りと酸味が強く甘さは控えめ。存在感の強い味わいに仕上がっている。
記者のお気に入りは「淡雪」。酸味のあるいちごが好きという理由もあるが、季節商品で普段とは違う味わいを楽しみたいという気分に非常にマッチしてるから。とはいえ、4種類とも食べてこそ分かる美味しさなので、食べ比べしながら口にしてほしい商品だ。
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『ミンティアテイスティ ベリー&ベリー』
最後は、アサヒグループ食品『ミンティアテイスティ ベリー&ベリー』(15g・参考価格 税抜160円・2020年10月5日発売)。ストロベリータブレットにラズベリーフレーバーチップ18%をブレンドした濃厚な味わいが楽しめるシュガーレスミンティアだミンティアだ。
「ミンティアテイスティ」とは、従来の「ミンティア」のオンタイム・エチケットシーンでの使用に加え、味も楽しめるシリーズのこと。そのため、ラズベリーフレーバーチップは従来の約10倍使用されている。さらに、チップの大きさも約1.4倍と大きい。
袋を開けるとものすごいベリーの香りが広がる。甘酸っぱい心地いい香りだが、周りに人がいるとものすごく目立ちそうな強烈な香り。会社や電車の中では開けない方がいいかもしれない。
粒の大きさは約1cm。「ミンティアブリーズ」シリーズとほぼ同じだ。
口に入れた瞬間から、ストロベリーとラズベリーの甘酸っぱい味が広がり満足度は高め。濃厚の言葉に偽りなし。本物のいちごと比べると流石に味が違うが、フルーツ感やジューシーさもあり美味しく味わえた。シュガーレスだが甘味料が使われているので甘さも文句なしだ。
ご存知の方も多いと思うが、「ミンティア」はかなり硬いので飴のように舐めて味わう。3分ほどで口からなくなり、「ミンティア」らしいすっきりとした爽快感をもたらしてくれる。目が覚めるようなすっきり感はほぼないが、味の美味しさもあってこれはハマりそう。
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記者イチオシ商品は『ルック(4つの苺食べくらべ)』
いちごフレーバー3商品をお届けしたが、いずれもいちごと商品のバランスをうまく融合させた素晴らしい商品だった。甲乙つけがたいが、だからこそ1品で4種類のいちごを味わえる『ルック(4つの苺食べくらべ)』はぜひおすすめしたい。たった税抜120円で4ブランドの食べ比べられるからコスパも抜群。お得感もあってうれしい一品だ。
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photo by TAKE/清水葉子