【電動ファンマスク】強制換気で息苦しさ・蒸れを軽減する『フィリップス ブリーズマスク サクラピンク』をおためし!【使用レポート】

電動ファン付き血色マスク

 

マスク時間の増大がますます加速、長時間マスク状態が当たり前になった。ところがやはりマスクをすれば息苦しい。防御力を強化しようとすればなおさら苦しくなる。そんな悩みには電動ファンによる換気が可能でN95という『フィリップス ブリーズマスク サクラピンク』だ。

 

N95規格の高性能、しかし電動ファンの力で快適に呼吸が可能な次世代高級マスクの決定版!

昨年11月に登場して大きな話題を呼んだ、高性能に定評のあるN95規格フィルターを使用しながらも電動ファン内蔵で息苦しさ・蒸れをラクにするフィリップス・ジャパン『フィリップス ブリーズマスク』(約60g・希望小売価格 税込10,780円・発売中)。発売当初は交換フィルターが入手困難になるなど、大好評となった。


今回はそのフェミニンなカラバリ・サクラピンクを入手できたので、使用感をレポートしたい。

『フィリップス ブリーズマスク』の最大の特徴は、SARS/MERS流行時から性能を認められていたN95(米国労働安全衛生研究所による規格)レベルで飛沫、PM2.5、細菌、ウィルス、花粉から保護する高性能フィルターを採用しつつ、ファンをつけることで息苦しさを解消しているところだ。

充電ケーブル付き

洗浄・再使用可能なマスクカバーは3Dデザインになっており、サイズが合えば非常にフィット感が良い。妻はジャストフィットしていた。基本的には鼻の付け根からあごまでが12㎝以下の長さなら使用可能だが、顔形によっては合わない場合があるので、注意が必要だ。

ファンモジュールを装着したマスクカバー内側


カバーの内側に洗濯不可の専用マスクフィルターを装着して使うが、これは再利用不可なので、使い続けるなら定期的に「交換用マスクフィルター」(5枚入り・実勢価格税込1,445円)を購入する必要がある。

マスクフィルターをセット

使用しているのは日本電産製のファンで、スイッチを入れると強力にマスク内の空気を排気、呼吸時の抵抗を減少させてくれるという仕組みだ。パワーは3段階に切り替え可能なので、TPOに合わせて変更することができる。


ファンはMicro USB経由の充電式。フル充電(約3時間)で、風量にもよるが約2~3.5時間の使用が可能となる。

『フィリップス ブリーズマスク サクラピンク』を使ってみた

従来のグレーとブラックは、ガジェット感が強かったが、このサクラピンクはその辺がやわらいでおり、美容家電のようなたたずまい。作りはしっかりしているが、重さは60gなので不織布マスクよりは当然重いが、気になるほどではない。

耳ひもの長さは調整可能

装着して何もしないと、大いに息苦しい。さすがN95。ウィルスの98.87%をカットしたという実験結果もあるほど性能が良いのはいいが、これで長時間自力で息をするのは、苦しくなるはずだ。

 

ノーズフィッター付きで、フィルターの肌触りもいい。

そこでマスクに装着されたファンモジュールの右上にあるスイッチを押してファンを起動する。

 

  • 1回押し……低速。じわっと呼吸がしやすくなる。この段階でも蒸れは明らかに減る。この状態でもそれなりの音がするので、静かな場所では目立つかも。
  • 2回押し……中速。呼吸が明らかにしやすい。音が大きくなってきた。
  • 3回押し……高速。呼吸が抜群にラクになった。軽いスポーツもいけるレベル。ただ音はかなり目立つ。

 

実際に使ってみると、音の問題で周囲に人がいる公共交通機関や店内では低速運転が現実的だと思った。ただ周囲に人がいなくなったときに高速運転するなど、スキルを高めるとかなり快適に過ごせることがわかった。

 

またマスク内の空気を強制排気するという機構は、布マスク程度の飛沫放出を行ってしまう可能性もあるというので、電車内や人混みなどでの使用は推奨されないようだ。

 

3Dマスクなので、口紅もほとんど付かなかった

いざというときのための最強化アイテムとして、高級感あふれるマスクスタイルを楽しみたい人にも!

フィリップスはシェーバーや電動歯ブラシなど、高機能で高級感あふれるスタイリングの電気製品を世に数多く送り出している。所有欲を満たすガジェット感にあふれているところから、ファンも多い。


実際に使ってみて、この『フィリップス ブリーズマスク』は、やはりエグゼクティブ感あふれるアイテムだと感じた。マスクカバーとして1万円超えは破格に思えるかもしれないが、日々身につけるものとして品質にこだわるのなら、じゅうぶんアリな選択肢だと思う。

 

ランニングコストは、初期費用は高いが、一度導入してしまえば、フィルター代は1枚290円弱。ひと月で約8,700円となる。健康コストとして考え、それが高いかどうかを慎重に判断したい。


入手は全国の家電量販店、Amazonなどのオンラインストアなどで可能だ。

 

 

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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