仙台味噌が絶妙にウマい! 戦国武将をイメージしたパッケージがオシャレな『伊達なたこせんべい』の魅力に迫る!
東北・宮城といえば海の幸の宝庫! 身がキュッとしまった海鮮類を生かしたお菓子は、自然の恵みがいっぱいだ。海鮮せんべい塩竈の『伊達なたこせんべい』は、「三陸たこせんべい」に仙台味噌などを練りこんだ辛みそ風味のおせんべい。新潟の発酵調味料のかんずりなどを配合し、じんわりとした辛味がくせになるのだとか。さらに、仙台の英雄「伊達政宗」をイメージしたパッケージも見逃せない。今回はおいしさの秘密も探りながら、レビューも含めて紹介しよう!
東北初!? 食のテーマパークの「海鮮せんべい塩竈」
海鮮せんべい塩竈株式会社(宮城県塩竈市)は、海鮮せんべい工場直売店にもなっており、工場見学や体験コーナーなどが楽しめる。
看板商品でもある「三陸たこせんべい」は、地元で獲れた新鮮なタコを使用。そして、素材のうま味を引き出すのは、塩竈の藻塩。時間をかけて丁寧に作られる商品は、今や仙台名物となっている。
そんな人気商品が、さらにバージョンアップ! しかも、東北地方の銘産とコラボしたのが今回ご紹介する『伊達なたこせんべい』だ。
贈り物にも最適な箱タイプ(内容量 2枚×12袋入り・希望小売価格 税込1,200円・発売中)は、伊達家家紋をあしらい派手な色合いで伊達男を表現。
一方、食べ切りサイズの袋タイプ(内容量 2枚×5袋入り・希望小売価格 税込432円・発売中)は、政宗の正室の愛姫(めごひめ)をイメージ。温かみのある優しい雰囲気が印象的だ。
注目したいのはやはり原材料! 三陸のたこ、塩竈の藻塩はもちろん、ジョウセンの熟成仙台味噌、新潟産の唐辛子・糀・柚子・食塩で作られた発酵調味料のかんずり、風味豊かなネギが1枚のせんべいにギュッと凝縮されている。
パッケージは戦国武将の「伊達政宗」をイメージしているだけでなく、ゆかりのある味噌を使っているのだとか…!
記者調べによると、仙台味噌の製法は政宗公が守り受け継がれた伝統の技なのだそう。寛永3年、現在の仙台市内に「御塩噌蔵(おえんそぐら)」の味噌製造工場を建造。しかも、この味噌工場は日本初という先読みの鋭さ… 。武家から庶民へ、そして全国へと広まっていったようだ。
政宗といえば、当時愛用していたファッションが派手だったとの逸話が有名だ。例えば、大将や侍頭のトレードマークである「陣羽織」には、紫羅背板地五色 水玉模様(むらさきらせいたじごしき みずたまもよう)を着ていたとか。現代は水玉模様と知られているが、明治時代の伊達家の宝物目録には、水玉ではなく星とされている。
この商品にも現代風にアレンジされている水玉模様、色鮮やかなデザインは見ているだけで、凛々しい気分になりそうだ…!
『伊達なたこせんべい』をためしてみよう!
東北地方の名物はあまり口にする機会がない記者。仙台味噌の味わいも気になるところ。
まずは開封だ! 袋を開けると、濃厚なたこせんべいの香りがパッと広がってくる。1袋にせんべいが2枚入っており、1枚のサイズは直径約7.5㎝、重さは約8gとせんべいにしては結構大きいかも。
生地をよく見てみると、薄いオレンジ色の部分はかんずりだろうか。ところどころには、大きめにカットされたネギやタコも見える!
香ばしい香りに包まれながらひと口食べてみると、あれ? 想像以上に生地が分厚い。「カリッ! ポリッ! 」と勢いよく弾ける食感がたまらない…!
みりんのような甘みの後に続く海鮮の風味、味噌のうま味が口の中にあふれる。それにしても醤油ダレと味噌の塩分バランスがいい、これは次々袋を開けてしまうパターンじゃないか。
東北のおいしいが詰まった1枚
昔から海鮮好きなこともあり、せんべい類は好んで食べるタイプの記者。同社の商品は初めてだったが、今まで経験したことがない厚みにハマってしまった。
価格も手頃でおいしさは抜群、おうちで東北地方の味めぐりもしてみたいものだ。
商品は宮城県内の実店舗のほかにも、公式オンラインショップでも購入可能だ。
海鮮好きな人やお取り寄せ品を楽しみたい人、歴史好きな人へのギフトにもぴったり! 『伊達なたこせんべい』で、東北地方のおいしさを味わってみて。
公式サイトはこちら
photo by 尹 哲郎