『テンペ』って何!? 今じわじわと話題になっているインドネシア発祥のスーパーフードをためしてみた!

実はとっても使いやすい食材!

 

大豆発酵食品である『テンペ』。ヘルシーに大豆のおいしさを味わえるだけでなく、最近ではお肉の代わりとして用いられることも多い。そんなテンペを使って、照り焼きバーガーを作ってみよう!

 

別名インドネシアの納豆!? テンペってどんな食べ物?

ヤマク食品株式会社(徳島県板野郡)は、主に味噌を中心とした様々な発酵食品を手掛けている老舗の食品メーカー。テンペとはインドネシアで昔から親しまれてきた大豆発酵食品だ。納豆と製法が似ているので、インドネシアの納豆とも呼ばれたりしている。

茹でた大豆を発酵させて作る工程までは一緒だが、納豆には納豆菌、テンペにはテンペ菌が使われているのが大きな違いだ。

最近大豆食品に興味がある記者…。ヤマク食品の『テンペ』(100g・希望小売価格 税込216円)でさらにその魅力に迫ってみよう!

テンペ菌はカマンベールチーズや麹に使われている白カビの一種。発酵した大豆がギュッとケーキ状に固まっているのは、テンペ菌が大豆一粒一粒の隙間に入り込んでいるからだ。「大豆のカマンベールチーズ」とも呼ばれているのだとか…。

大豆発酵食品なので、大豆の味わいが強い。そのままで食べてみると、茹でた豆のシンプルなおいしさをダイレクトに感じる。確かにどこか納豆のような感じもするのだが、粘りやニオイがほとんどなく、クセがないから食べやすいのも特徴だ。特に同社のテンペは「大豆の水煮」で使われるような大粒の大豆を使用しており、食べやすいように作られている。

栄養価が高く豊かな風味なテンペ。和食や洋食、中華などアレンジも自在だ! また、調理方法も様々で「焼く・揚げる・煮る」など、まずはお肉を使うシーンにテンペを取り入れてみるといいかもしれない…。5mm程度にスライスしたテンペを表面がカリカリになるように焼き、塩コショウをふるだけでもおいしく味わえるのはもちろん、ステーキソースなどで味付けをしたり、油で揚げて唐揚げ風にしたり…考えただけでも調理の幅が広がる!

 

ヘルシーでおいしい「テンペの照り焼きバーガー」を作ってみた!

今回は肉厚なテンペをパテ代わりにして、照り焼きバーガーを作ってみよう!

まずはフライパンに油をひき、中火でテンペを焼いていく…。両面にこんがりと焼き色をつけよう。

次にしょうゆ、みりん、酒、砂糖をベースに、すりおろし生姜とにんにくをお好みの量で合わせ、フライパンに混ぜ入れる。煮詰めていくととろみが出てくるので、焦がさない様に要注意だ!

あとは、テンペをバンズに挟むだけ! 

バーガーの具材はお好みの野菜を入れよう。今回記者はレタス、トマト、紫たまねぎと一緒にはさんでみた。

 

スライスチーズをプラスしたり、マヨネーズやマスタードを塗ってもおいしそう!

テンペの照り焼きバーガーの出来上がり! 見た目は、お肉のパテみたい!?  醤油とみりんの甘めで香ばしい香りが食欲をそそる…。

せっかくなのでテンペのサラダと一緒に盛り付けて簡単ランチプレートを作ってみた。まずは照り焼きバーガーを一口…これはおいしい! 甘じょっぱいタレとテンペの組み合わせがクセになる。また、お肉の味がするわけではないが、大豆独特の臭みがないからシンプルなサラダとも相性が抜群だ。

 

ボリュームもあるから食べ応え抜群! お肉よりもカロリーが低いのでカロリーコントロールをしたい人にもおすすめだ。

 

お弁当の一品、ストック食材としても!

様々な料理に活用できるので、思っている以上に使いやすい食材だ。1パック100gと使い切りやすい分量だからお弁当の一品としてパパっと作りたい時にも良いだろう!

開封後は冷蔵庫に保管しお早めに。

未開封の場合、常温保存が可能で日持ちがするからストック食材としても役に立つ。「お肉がない」「かさ増ししたい」時にも活用してみてはいかが?

今回ご紹介したテンペは各エリアのスーパーなど(一部地域を除く)、味噌通販のヤマク.netなどで発売中!

公式サイトはこちら

記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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