液晶フィルム技術を応用! シャープの『フェイスシールド』がめちゃくちゃ快適
感染症拡大対策の1つとして取り入れられているフェイスシールド。しかし、光の映り込みや反射、呼気によるシールドの曇り、熱気など悩まされることばかり。シャープはこの問題を解決するべく特殊加工技術を応用した高性能『フェイスシールド』を開発した。フレームには鯖江産チタンフレームを採用し、長時間着用にもばっちり対応。その着け心地、確かめてみよう。
フレームは鯖江産チタンフレーム採用。抜群のかけ心地を追求した極上の『フェイスシールド』
感染拡大防止のための対策として、受付や接客業のような顔を見せたい業種ではフェイスシールドの需要が高まっている。しかし、従来のフェイスシールドは、日光や照明の反射で視界が遮られたり、呼気によってシールドが曇ったり、熱がこもって蒸し暑かったりと問題点が多い。
そんな折、シャープがこれらの問題をクリアした高性能『フェイスシールド』(S/M・実勢価格 税込5,980円・発売中)を開発した。なぜ電機メーカーのシャープが? と疑問に思うかもしれないが、シールドに液晶パネル開発で培った技術が使われているようだ。
フィルム表面に特殊加工技術(モスアイ構造)を応用したことで、光りの映り込みを低減。曇りにくいクリアな視界を実現しているとのこと。
さらに、装着感を高めるべく、国内産眼鏡フレームの9割以上を担う鯖江産のチタンフレームを採用し、長時間快適に装着できるというこだわりっぷり。一体その着け心地はどれほどだろうか。
圧倒的ハイクオリティ。クリアで視界良好すぎてつけているのを忘れがち
中身はシールド2枚、チタンフレーム1個、取扱説明書の計4点。サイズや重量は次の通り。
・チタンフレーム(S/M)…サイズ:幅138×奥行205×高さ18mm / 幅138×奥行186×高さ18mm、重量:31g / 30g
・フィルム…サイズ:幅205×高さ242×厚み0.18mm / 重量:10g
組み立て方はとてもシンプル。シールドを袋から取り出し、シールドの切れ込みをチタンフレームのこめかみ部分にはめ込む。反対側も同様。これで完成だ。力やコツも要らずとても組み立てやすい。
あとはメガネの要領で耳にかけるだけ。メガネの上からかけても全く問題なし。
写真を見ていただくと一目瞭然だが、とにかくクリア。存在感が全くなく、カメラマン泣かせの透明度だ。内側から見るとかけているのを忘れるほど視界良好。これはすごすぎる。
気になる曇りにくさだが、普通にしゃべるのはもちろん、はぁ~っとわざと呼気を吐いてもぐに元の透明度に戻る。これはモスアイ構造によりシールドについた水蒸気がすぐに蒸発するため。また、フェイスシールドの上部が空いているので、蒸発した水蒸気や熱気がこもらないから快適。よく考えられている。
鯖江産チタンフレームは、細く弾力があるため違和感なくかけられる。頭大きめの記者は、長時間かけていると少し締め付けを感じたが、クッションなどを挟んだり、少しクセをつけたりすれば解決できそうだ。
フレーム先端にはおもりがあり、シールドがズレにくくなっているのもポイント。多少動いても快適な装着感をキープできる。フェイスシールドなんて形が違うだけでどれも同じだと思っていたが、ここまでハイグレードのものは初めてだ。
シャープは『フェイスシールド』のほかにも、『マウスシールド』(サイズ:S/M・実勢価格 税込5,980円・発売中)と『アイシールド』(1サイズ・実勢価格 税込7,480円・発売中)も発売している。モスアイ構造のシールドやチタンフレームは同じ。
『マウスシールド』は、口元だけでなく、鼻からあご下まで覆う少し大きめタイプ。耳にかけて頬で支えるからとても喋りやすい。表情をより大事にしたいときに使いたい。
『アイシールド』は、フェイスシールドのシールドが小さくなったモノ(おもりなし)。『フェイスシールド』は声が相手に届きにくくなるので、こちらは声を出す接客業などで重宝しそう。マスク+目元で保護したいときにちょうど良さそうだ。
『フェイスシールド』やその他の商品は、シャープのECサイトやその他通販などで購入可能。なお、フレームは少しでも軽い方がいいという方は、ポリカーボネート製フレームも販売(『フェイスシールド』のみ)しているので、気になった方はこちらもチェックして見て欲しい。
公式サイトはこちら
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