見渡す限り一面ゴマ! 『MEGA ゴマ 黒胡麻担担麺』を食べてみた
好評「MEGA」シリーズから『MEGA ゴマ 黒胡麻担担麺』が登場。スープや具材、仕上げの小袋など、大量の黒ゴマを使用したゴマを愛する人のためのカップ麺だ。担々麺には表面を覆うほどゴマをふりかける記者がその味を確かめてみた。
もはや担々麺を超えて、ゴマ麺の領域に! ゴマ好きに刺さること間違いなし
エースコックの「MEGA」は、美味しさを追求したカップ麺シリーズ。過去には液体味噌スープを2倍にした「MEGA味噌 超濃厚味噌ラーメン」(2020年10月26日発売)や、キムチ風味の調味油とスパイスをきかせた「MEGA辛 濃厚鬼辛キムチラーメン」(2021年6月7日発売)など、通の舌を唸らせることを目指したフレーバーが発売されている。
今回発売されるのはゴマに注目した『MEGA ゴマ 黒胡麻担担麺』(95gうち麺70g・希望小売価格 税込237円・2021年9月6日発売)。スープ用のゴマや仕上げの追いゴマ、かやくなどに大量の黒ゴマ使用することで、香ばしさを高め、麺にたっぷりと絡みつくMEGA仕立てとなっている。
「MEGA」シリーズでは過去にも2度「MEGA ゴマ」を発売しているが(2016年、2019年)、黒ゴマ推しは初めて。黒ゴマは白ゴマに比べて香りやコクが強く皮が厚いため、存在感をしっかりと出すために今回初採用されたのだろう。
ちなみに、同社では大量のワカメやゴマを使用した「EDGE」シリーズも展開しているが、これとはコンセプトが異なる。「EDGE」シリーズはあくまで、普通のカップ麺に驚くほどやりすぎな量の具材や調味料を使用したネタシリーズ。「MEGA」は美味しさを追求するために大量の食材を使用しているだけ。全く別物。
パッケージはもちろん黒色。坦々麺らしさを一切感じない突き抜けたデザインだ。
中には小袋が入っているので取り出すのを忘れないようにご注意。これが「追い黒ゴマふりかけ」。
湯戻し3分。
調味油を入れてよくほぐし、最後に「追い黒ゴマふりかけ」をかければ完成。
表面を覆い尽くすほどの黒。無駄に多いわけではないところが「EDGE」シリーズとは違う。この段階での香りは花椒の香りがきいた担々麺。
ゴマをたっぷりと絡まった麺をいただきます。
口に入れるとゴマの香ばしさが炸裂。坦々麺の味を出しつつも大量のゴマがコクと風味をプラスした香ばしい味わいを表現している。スープ自体はかなりサラサラとしてゴマっぽさはなく、味の主役はほぼ仕上げのゴマといってもいい。
麺はおそらく同社定番の油揚げ丸麺なのだが、ゴマが加わったことで印象がガラリと変化。つるつるとした舌触りとゴマのつぶつぶ感が対比となってよりゴマの存在感が引き立っている。辛さはよくある担々麺程度。激辛ではないが花椒のビリビリとした感じはきちんとあるので、辛い物が一切苦手な人は止めた方が良いだろう。
記者も坦々麺や豚骨ラーメンには一面にゴマをふりかけるタイプなのだが、この大量のゴマには満足。強いていうなら、ゴマをリスペクトしすぎて担々麺らしいスープのコクや旨味、唐辛子や花椒の辛味が負けていることが気になった。あくまでゴマが主役、これを理解して食べれば刺さること間違いなしだろう。
なお、底に大量のゴマが沈殿しているので、頑張って食べて欲しい。全国のスーパー、コンビニで発売中。
公式サイトはこちら
photo by 尹 哲郎