青、緑…!? 網走ビールの『 流氷ドラフト/知床ドラフト』の度肝を抜くカラフルな衝撃【飲んでみた】
各地で北海道フェアが開催されるなか、カラフルな色で大きな話題になっているのが「網走ビール」。道東の大自然を思わせる、ブルーやグリーンの美しい発泡酒だ。生粋の道産子の記者が『網走ビール 流氷ドラフト/知床ドラフト』2種を飲んでみた!
色はびっくりだが、網走の流氷を仕込み水に使ったおいしさが特徴のビール系
「網走ビール」は、地ビール開発やレストランの経営などを行う網走ビール株式会社(北海道)こだわりのブランド。大学と地域がタッグを組んで開発に乗り出したことが、この商品の始まりだ。
帆立・牛乳など様々な副原料を用いた発泡酒を作ってきた製品の数々は、冬の網走を代表する流氷を仕込み水に使っている。地域の特色を「オホーツクブルー」の水色に託し、平成20年2月に発売以来注目を集めるヒット商品だ。
生まれも育ちも北海道の記者も、このご当地酒にはテンションが上がる。以前は流通がわずかで、記者もこの商品はなかなか入手しにくかった。現在海道ではスーパーなどでも見かける。こうして様々な場所で、入手できるようになったのはうれしい限りだ。
網走ビール 『流氷ドラフト』
『流氷ドラフト』(350ml缶・実勢価格 税込328円/都内ナチュラルローソンにて購入・発売中)は、網走の冬の風物詩「流氷」を仕込水に使い、すっきりと爽やかな飲み口が特徴の発泡酒。特筆したいのはその特徴的な水色だ!天然色素クチナシで色付けられた、オホーツク海をイメージさせる鮮やかなブルーはインパクトも大。
缶のデザインも、海のようなブルー。缶の下は結晶が描かれ、オホーツクの冷たい海を想像させる。鯨が何とも壮大だ。
グラスに注ぐと、衝撃の青! 発泡で白濁する泡が波のようだ。
ブルーに白い泡、まるで本当に海に浮かんだ流氷みたい! 柑橘のような、フルーティーな香りが漂う。
一口飲めば果実のような風味が鼻を抜け、軽やかな苦味。口当たりが軽く、酸味にも似たフルーティーな味わいが抜けていく。爽やかでスッキリとした、クリアな味だ。
仕込み水が流氷だからか、雑味やえぐみが少なく、ホップのフレッシュな風味も感じる。クセも少ないので万人受けする飲み口だ。
これは記者のおすすめだが、泡が落ち着いてきたらグラスの底から見上げてみて欲しい。ライトに当たり、海中から海面を見上げているように気泡がゆれる。まるでダイビングをしているみたいに見えるのだ!
こっちは緑! 網走ビール『知床ドラフト』
『網走ビール 知床ドラフト』(350ml缶・実勢価格 税込328円・発売中)は、爽やかな柑橘系の果皮のような苦みと香りの発泡酒。知床の大自然をイメージさせる淡いグリーンの水色が特徴だ。
缶は、ゆったりとした自然を想像させるデザイン。すっきりとした色で、発泡酒に見えない軽やかさ。
グラスに注ぐと、なんとも不思議なグリーンカラー。
そして気泡が混ざり白濁する様が、まるで滝壺みたいに見えなくもない。例えば、知床の世界遺産のひとつ、カムイワッカの湯の滝のようだ。
穏やかに、渋みにも似た苦味が余韻で残る。その後に香る、華やかな柑橘のような風味。炭酸の口当たりも細やかで、まるでライムのピールのよう。
決して軽やかなだけではなく、しっかりと残る苦味と香りに癒される。ホッと一息ついたような、落ち着いた味わいだ。
ホップの香りが少し後に残るので、余韻もちょっぴり楽しめる発泡酒だった!
どちらもアルコールは5%。しかし、流氷ドラフトの方が軽く感じる。軽さと酸味が好きならブルーを、苦味と渋みが好きならグリーンを。ビール好きなら飲み比べをおすすめしたい!
網走ビールは、オンラインショップ他、ファミリーマート、都内ナチュラルローソン、一部の地域のスーパーなどで販売中。入手しにくい場合「北海道フェア」などを覗いてみて欲しい!
公式サイトはこちら
photo by 尹 哲郎