「どん兵衛×二郎系」3年目のインパクト『日清のスタミナどん兵衛 豚ニンニク醤油うどん』がクサいけどウマかった
豚ニンニク好き必見の二郎風カップ麺『日清のスタミナどん兵衛 豚ニンニク醤油うどん』が新発売! 麺はワシワシ食感を大切にした太ウェーブうどん、エッジのきいた豚骨醤油スープにも負けない味わいが楽しめるという。歴代シリーズが大好評だっただけに期待が高まる。いざ実食!
中毒性のある「特製こってりオイル」がインパクトの秘訣!
「どん二郎」というB級料理をご存じだろうか。B級フード研究科の野島慎一郎氏らによって考案された「日清のどん兵衛」を二郎風にアレンジしたレシピのことだ。これをきっかけにしたかどうかは明言されていないが、日清食品は「日清のどん兵衛 マシマシ篇」という二郎インスパイアカップ麺を続々投入した。
2019年10月に「日清のどん兵衛 マシマシ篇 ガチ豚ニンニク」、同年12月に「日清のどん兵衛 マシマシ篇 ガチニンニクバター味噌」、2020年3月には「同 ガチニンニク背脂風豚骨」をセブン-イレブン限定で発売。
さらに、同年10月からは「マシマシ篇」から「濃厚太そば篇」にシリーズが変わり、「日清のどん兵衛 背脂風豚ニンニク濃厚ラー油太そば」、同年12月に「同 背脂風豚ニンニク濃厚カレー太そば」、2021年3月に「同 背脂風豚ニンニク濃厚担担太そば」を発売している。
そして3年目となる今年、新シリーズ「日清のスタミナどん兵衛篇」がスタート。販路もセブン-イレブン限定ではなく一般流通となった第1弾『日清のスタミナどん兵衛 豚ニンニク醤油うどん』(87gうち麺70g・希望小売価格 税込237円・2021年10月25日発売)が発売された。
「日清のどん兵衛 マシマシ篇 ガチ豚ニンニク」と似たカップ麺のように見えるが、いくつか改善されている。大きく変わったのは、前回は無かった小袋「特製こってりオイル」が付属していること。脂の甘みやニンニクの風味などをプラスできるようにしたようだ。
また、麺はワシワシ食感を再現した太ウェーブうどんとなっており、スープとの絡みが良くなるよう工夫されている。スープはだしをきかせた和風つゆをベースに、豚のコクやニンニクの風味を加えてエッジを効かせて「日清のどん兵衛」流にアレンジしているという。
すでに前例のある組み合わせだけに味の心配はしていないが、どれだけ二郎らしさが出ているかが気になる。それでは食べてみよう。
パッケージは二郎インスパイアらしい黄色ベース。もちろん「日清のどん兵衛」のロゴも大きくデザインされている。おなじみ(?)の豚さんもしっかりデザイン。
湯戻しは4分。うどん麺だから5分と間違えてはいけないので注意。
別添の「特製こってりオイル」を入れると、豚とニンニクの臭さがガツンと追加される。なるほど、確かにこれは間違い無く二郎インスパイアカップ麺だ。
麺は「日清のどん兵衛」と比べると確かに少し太め。縮れ麺のように波を打っている。本場のワシワシ感と比べると雲泥の差だが、うどんのようでうどんではない、豚ニンニクスープに合った食感に仕上がっている。
スープは匂いがダイレクトに伝わるインパクト重視の味。「特製こってりオイル」が加わったことで、二郎らしい豚とニンニクの臭さが前面に出た味わいとなっているようだ。その一方でこってり感は意外と少なく、比較的あっさりとした印象となっている。息はニンニク臭いのに変な気分だ。これこそ「日清のどん兵衛」アレンジのなせる業だろう。
具材はキャベツ、にんにく、味付豚肉。タテ型カップ麺としては量も多く満足度は高め。ニンニクもかなりの量が入っている。ただし、細かく刻まれているから底に溜まりやすいのが欠点。底から救い上げるように食べるのがおすすめだ。
二郎インスパイアとしてはかなり食べやすく、普段は食べない人にもおすすめしやすい一品。マシマシはお好みで。全国のスーパー、コンビニで発売中。
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photo by 尹 哲郎