【缶詰】美味しいの? 『吉野家 缶飯 非常用保存食』牛丼と牛焼肉丼を食べてみた!【非常食】
大手外食チェーンの吉野家から発売されている『吉野家 缶飯 非常用保存食』。なんとこちら、非常食として常温で長期保存でき、温め不要、食べたい時には缶を開ければすぐに食べることができる「丼物」の缶詰だという。なんだこれ! 一体どうなっているの!? そこで今回は6種類ある中から、「牛丼」と「牛焼肉丼」の2つを選んでおためししてみる!
現在の非常用保存食は多種多様
万が一の時の為に備えている人も多いだろう、非常用保存食。現在は沢山の保存食があるようで、調べてみると、炊き込みご飯やパン、おかず系など様々だ。ひときわ記者の興味を引いたのが、2019年5月より販売が開始された、吉野家(東京都)『吉野家 缶飯 非常用保存食』。
非常時はできるだけ荷物を減らしたいが、缶飯(かんめし)シリーズは、一缶の中にごはんとおかずが一緒に入っているので、持ち運ぶ際にも便利。
ご飯には、高機能玄米協会認定の金のいぶきが使用されている。金のいぶきは栄養価が高く、玄米でありながら、白米のようにもちっと、ふっくら炊き上がるのが特徴だという。
美味しいの…? 牛丼缶詰
『吉野家 缶飯牛丼【非常用保存食】』(160g・希望小売価格 810円(税込)・発売中)は、店で購入する通常の吉野家牛丼 並盛426円(税込)と比較すると、ほぼ2倍の価格だ。こちら、缶詰食品市場のなかで考えても「高級缶詰」の部類に入る価格だろう。
それでは、中身の想像があまりつかないまま、ドキドキしながら、いざ開封!
蓋を途中まで開けると、食欲をそそる香りが周りに漂ってきて驚いた。ちゃんと牛丼の香りがする!
気になる中身は、下にあるご飯が見えないほど、肉が沢山入っている。ギュっと詰まっているようで、肉とご飯部分が一塊になっているような印象。試しに蓋を開けてさかさまにして、さらには上下左右に振ってみた(笑)が、全く落ちてこなかった…!
肉はプレスされてペッタンコということはなく、置いたままの形状を保っているようで、一体どういう加工をしているのか気になった。肉にはところどころ、白い脂肪のようなものが確認できるが、「原材料由来の成分の為問題ありません」という説明書きが書かれている。
一口分を箸でつかむと、肉は細かく崩れてしまった。 率直な感想は、店で食べる牛丼とは別物だが、これはこれで美味しい。肉の感じがこれまで食べた何かに似ている気がして考えた結果、コンビーフを思い出した。肉の形状は細かいが、肉の旨みをしっかり味わうことができるのだ。
意外だったのは、肉の臭みは全然ない。温めずに食べられる肉にも驚いたが、特に注目したのはご飯部分の玄米。一粒一粒がしっかりしていて、心地よい噛み応えがあり美味しい。玄米特有のバサバサした感じは全く無い。
肉とご飯全体に味付けがされていて、どこを食べてもしっかりと味がある。牛丼特有の甘い醤油味だ。
「缶ごと約10分湯煎すると更に美味しく召し上がれます」ということなので、今回はお皿に入れてレンジで温めてみた。
温めたほうが、店で食べる牛丼に近くなった。固まっていた脂肪分が溶けるのか、全体的にリゾットのような形状になり、玄米はより食べやすくなった。つゆだくの牛丼を食べているような感じだ。肉の脂肪分が多そうな印象を受けたが、胸やけもなく完食できた。160gの量もちょうどよかった。
牛焼肉丼は甘めのタレの味が特徴的
さらにもう一つ、『吉野家 缶飯牛焼肉丼【非常用保存食】』(160g・参考価格 810円(税込)・発売中)を食べてみる。焼肉のタレで、肉とご飯のどちらも味付けされているようだ。こちらも牛丼同様、どこを食べても味がついている。
牛丼に比べると味はやや濃いように感じる。味付けは焼肉のタレ特有のフルーティーな味わいと、香辛料のスパイシーな味わいを楽しめる。温めると、これらの風味をよりしっかり感じることができた。これは記者の好みだが、牛焼肉丼に関しては温めた方が美味しいと思った。
美味しいから普段の時にもついつい食べてしまうかも(笑)
避難所で不安な時間を過ごす時、美味しい物を食べてホッとする時間を持てるのは嬉しいと思う。吉野家の缶飯シリーズは非常用保存食としては勿論だが、山登りなど、荷物はなるべく減らしたいが栄養のあるものを食べたい時にもオススメ。
防災バッグに入れる備蓄食材について検討している方、吉野家の缶飯シリーズに興味を持った方は一度、公式ホームページから確認してみて!
公式サイトはこちらphoto by おためし新商品ナビ編集スタッフ