コンセプトは「甲信モダナイズ」! クラフトビール『山の上ニューイ』を飲んでみた
個性が光るクラフトビールのメーカー・ヤッホーブルーイングより、地元長野県発祥のホップ「信州早生」と、山梨県発祥のホップ「かいこがね」を使った『山の上ニューイ』が新発売。レモングラスのようなハーブや森林を思わせる、爽やかな香りが特長のクラフトビールとは? その味をためしてみよう。
架空の存在「ニューイ」が目印! 個性的なクラフトビール
ヤッホーブルーイング(長野県)『山の上ニューイ』(350ml缶・希望小売価格 税込293円・2021年12月9日より長野県・山梨県のセブンイレブンで先行発売)は、まずそのネーミングからして個性が光る。
コンセプトは甲信らしい文化や工芸に、現代的なアレンジを加える「甲信モダナイズ」。
“長野県と山梨県でクラフトビールを県民が誇る文化のひとつに加えたい”という想いで開発。県民にとって心のシンボル「壮大な山々」と、新しい(New)からその名がついたのだとか。
パッケージには山の上から見守る架空の存在の「ニューイ」の姿が。缶そのままのシルバーに踊る、ポップでカラフルなニューイは、確かに現代的でもある。
ちなみに缶の反対にはウチダゴウ氏の詩が。飲む間も飽きさせない。
流通缶ビールで日本初の「エッセンシャルホッピング製法」
缶を開けると、若々しくみずみずしいホップの香り。森のような空気感だ。香りに透明感があるが、実は流通缶ビールとして日本で初めて(ヤッホーブルーイング調べ)「エッセンシャルホッピング(水蒸気蒸留)製法」を使って作られている。
エッセンシャルホッピング製法とは、ホップに水蒸気を送り込んで蒸留し、良質なホップアロマを抽出する製法のこと。良質なホップアロマを直接ビールに添加するので、ホップを取り出すロスがない。雑味のないホップ本来の香りが引き立つ、クリーンな味わいに仕上がるのだとか。
青々しい香りにも納得。
グラスに注いだビールは、薄い黄金色。やや緑がかったような若さのある色だ。
そしてこの泡のきめ細やかさ…! 程よく泡立ち、しゅわしゅわと消えていく儚さがまた良い。飲めば炭酸が弾けて酸味が広がる。口からホップの爽やかな香りが抜けた。若葉のような青さのある香りだ。
その後から舌全体を苦味が抜ける。覆うような苦味だが、軽くスッキリとしている。スイスイっと喉に落ちる飲みやすさだ。草原で風が抜けるような、そんな爽やかさがある飲み口だ。
重いラガービールとはまた違ったおいしさで、ペールエール好きにおすすめしたい。
「オリジナル経木」がもらえるキャンペーン
『山の上ニューイ』は長野県・山梨県のセブン-イレブンにて先行発売中。今ならセブン-イレブンで3缶買うと、各店舗先着30名に、環境にやさしい素材として近年注目の「経木(きょうぎ)」が当たるキャンペーン実施中!
経木とは、木を紙のように薄く削った日本伝統の包装材のこと。株式会社やまとわ(長野県伊那市)と共同製作した、今だけのオリジナル製品だ。
このほか、よなよなエール公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」では12月9日より全店、よなよなエール公式通販サイト「よなよなの里」では1月下旬から発売予定だ。
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photo by 尹 哲郎