だしの美味しさ、本当に知ってる? 家庭の味はヤマキの『新にほんの食卓』シリーズでまだまだ美味しくなる!
先日義母から「あのだし、本当に美味しかったわ。どこで買えるのかしら?」と電話が。寒中見舞いとして贈ったヤマキ新にほんの食卓『基本のだし だしパック』と『吟だし』が、和食通の舌をうならせたようだ。そんなに美味しいのなら自分でも味わってみたくなるのは当然! 贈っただしシリーズには3種類あり、それぞれの味の違いも気になるところだ。今回はおすすめのレシピもご紹介しながら、その魅力に迫ってみよう。
日本の食卓を支えるヤマキの「だし」
減塩しながら食材の美味しさを引き立てる賢さに加え、口にするだけでホッとするような心の拠り所でもあるだし。普段何気なく口にしているが、気が付けば良いところがいっぱいだ。「あ、この味深い…」そう感じる料理には、だしという立役者がいることが多い。
数あるメーカーがだしを販売しているが、なかでもヤマキ株式会社(愛媛県伊予市)は1917年の創業以来、100年にもわたり日本の食卓を支えてきた老舗メーカーだ。スーパーにも製品が並んでいるため、一度は使ったことがある方もいるのでは? 和食の基本であるだしの魅力を次世代へ、そして世界中へと伝えるべく、時代のニーズに合わせた製品を生み出し続けている。
美味しさの原点に立ち戻る「新にほんの食卓」
料理が趣味で、特に和食作りにはこだわりのある義母。かつおぶしからだしを取る姿に圧倒される記者に「もうそろそろ面倒になってきたのよ…」と意外な本音を漏らしてくれたことがある。
そんな義母への贈り物を探していたとき偶然見つけたのが、ヤマキが新しく立ち上げた「新にほんの食卓」(通販限定)だった。専業メーカーの技術と経験を惜しみなく注いで作り上げた、手軽かつ上質なワンランク上のだしシリーズだ。
だしの美味しさに「妥協したくない、でも手間や時間がかかるのはイヤ…」そんな人の願いを叶えながら、だしの魅力を知らない世代にも本当の美味しさを教えてくれる商品となっている。
ヤマキ『基本のだし だしパック』シリーズ(2種類・各8g×30袋入り・価格 税込2,592円・発売中)は、3分間煮出すだけで本格的なだしが取れるだしパックタイプ。良質な素材を見極め、ばらつきを抑え、優れた製法で仕立て上げた2種類のだしだ。
『かつおと昆布の合わせだし』は、静岡県焼津製造のかつお節と国内産の昆布を使用した合わせだし。お味噌汁やお吸い物にはもちろん、食材本来の持ち味や色味を生かしたい煮物料理にもよく合う。
『焼きあごと焼き煮干しの合わせだし』には、長崎県製造の焼きあごと国内製造の焼き煮干しを使用。しっかりとした味わいの中に優しい甘みがあるから、そばやうどんなど濃い味の麺類とも相性が良い。
さらに、便利な使い切りタイプの『吟だし』(200ml×15袋・税込2,754円・発売中)も登場。かつお節と昆布の旨味を二段階抽出で引き出し、無菌充填製法によりパッキングしたこだわりのストレートだしだ。お醤油やお塩などで自分好みの味に仕立ててもいい。原料はかつお節と昆布のみで、保存料や食塩は不使用だから、減塩中の方やお子さまへの気遣いギフトにも◎
同じ「だし」でも全然違う。こんなに奥が深いなんて…!
多忙のあまりだし入り調味料に頼りがちな記者。家族からは「普通に美味しい」というなんとも微妙な感想が聞かれるが、これらのだしを使えば、「料理の腕上がった?」なんて褒めてくれるかもしれない…! いつもの家庭料理をちょっぴり贅沢するべく、今回はヤマキのホームページで見つけた3つのレシピで楽しんでみよう。
お肉が美味しくなる! 『吟だし』のしゃぶしゃぶ
まずは『吟だし』から。パウチの封を開けて注ぐと、新鮮なかつお節の香りがほどけるようにふわり。“香る” というより “香り立つ” と言うほうがしっくりくるほど豊かだ。澄んだ黄金色も美しい。
一度そのまま飲んでみると、ん、味がない? なんて思った次の瞬間、ものすごい旨味が追いかけてきた…! 塩や砂糖が一切入っていないからこそ、原料の昆布とかつお節の風味がストレートに感じ取れる。
『吟だし』を使ったおすすめレシピはしゃぶしゃぶ。豚肉、白菜、エノキ…なんていつもの具材も、ワンランク上の「吟だしの贅沢豚しゃぶ」に変身させてしまおう。
鍋に『吟だし』を注いだら、酒、薄口しょうゆ、塩でほんのり味付け。沸騰直前に弱火にしたら、豚肉と野菜をしゃぶしゃぶしていただこう。『吟だし』の風味を損なわぬよう、80℃くらいをキープするのがコツだ。
『吟だし』にさっとくぐらせ、豊かな香りをまとった豚肉。一口食べると、お肉本来の甘みに旨味が加わりなんとも奥深い味わいだ。決して濃くはないが、素材の味を十分に引き立ててくれる。
いつもは味噌だし、豆乳だしなどしっかり味のだしに頼りがちな記者。夫からの「これ、いつもよりいいお肉?」という言葉に「だしを変えただけだけど」としたり顔。お肉がいつもより美味しく感じると、全員一致で大満足だ。
お好みでポン酢につけても良いが、記者はこのままいただく派! 1袋200mlと分量もちょうど良いし、そのままでおひたしや冷やし茶漬けにも大活躍してくれそう!
『かつおと昆布の合わせだし』で作る、料亭風茶わん蒸し
続いては『かつおと昆布の合わせだし』。だしの取り方は、鍋に水400mlとだしパック1袋を入れ沸騰後3分間煮出すだけだ。こんな手軽に本格的なだしが取れるなんて、ありがたい。
ほんのり色付いただしは、まろやかな味わい。かつお節の芳醇な香りがふわりと広がり、角のない柔らかなコクが後を引く。食塩、醤油で優しく味が整えられているから、そのままでも十分な美味しさだ。
この上品な味わいを存分に楽しめる料理って何だろう…そう思いながらヤマキのホームページで見つけたのが、茶碗蒸し! 難しいイメージがあるが、実は家庭でも簡単に作れる料理のひとつだ。
あの料亭の味が再現できたらいいな…そんな期待をしながらさっそく作ってみよう。
割りほぐした卵に醤油と塩で軽く味付けしただしを混ぜ合わせ、ザルでこす。
あとは器に入れて蒸し器で蒸すだけだ。蒸し器がなければ鍋や電子レンジでもOK! お好みでエビや椎茸などの具材も加えよう。
市販の調味だしを使って作るときより薄味だが、その風味は段違いに豊かでマイルド。ぷるんとした食感がほどけるたびだしの旨味が口いっぱいに広がる。「箸休めにでも食べてね」そんな奥ゆかしい気遣いさえ感じられるほど、なんだかホッとする味わいだ。
茶碗蒸しはよく作るが「今日のはいつものより美味しいな」と夫の口から嬉しい感想まで。だしだけでこんなに変わるなんて…なんだかいつもの料理も楽しくなってきた!
因みに、作った後で気付いたのだが、『吟だし』を使えば煮出す手間もだしを冷ます手間もいらないので、もっと手軽に茶碗蒸しができる。今度はそちらでも試してみようと思う!
焼きあごと焼き煮干香る、コク旨だしポトフ
最後は『焼きあごと焼き煮干の合わせだし』。同じ基本のだしシリーズでも『かつおと昆布の合わせだし』に比べてより香ばしさ、コク深さなどがしっかりと感じられる味わい。それでいてイヤな渋みや雑味はなく、口当たりはあくまですっきりと上品だ。
目に付いたレシピはポトフ!和風のだしと洋風料理って合うのかな…どんな味になるんだろう? ワクワクしながらさっそく作ってみることにした。
コンソメやブイヨンの替わりにだしを入れるだけ。にんにく、ローリエ、パセリといった食材と和風だしとの相性が気になっていたが、煮込んでいるうちにその心配は消えた。あごだしの香りは柔らかく溶け込み違和感なしだ。
コンソメよりさっぱり。でも、味わうほどに奥深い。素材本来の旨味を優しく引き出すその控えめなサポート力に感動!
洋食なのにどこか懐かしい気持ちになるのは、ほのかに感じる煮干の風味のせいだろう。付け合わせはパンでもいいし、ごはんでもよく合う。これなら洋食が苦手な義母にも振舞えそうだ。
なお、基本のだしシリーズはだしパック2袋と水500mlの分量にすれば「濃いだし」としてまたひと味違った楽しみ方ができる。こちらは煮物やおでんにおすすめだ。
「美味しい」が聞きたいから、もっと笑顔が見たいから
たかがだし、されどだし。だしの違いでいつもの料理がこんなに変わるなんて。家族の感想も「普通に美味しい」から「めちゃくちゃ美味しい」に変わり、我が家の食卓には笑顔も増えた。「新にほんの食卓」には、ヤマキのだしメーカーとしての本気を見せつけられた気分だ。
おもてなし料理に、お祝いの日のメニューに、子どもの食育に。「あなどるなかれ、我が家の食卓はまだまだ美味しくなるよ! 」そんな気持ちでこれからも使い続けていこうと思う。
今回ご紹介した『基本のだしシリーズ』(2種類・各8g×30袋入り・価格 税込2,592円)、『吟だし』(200ml×15袋・税込2,754円)はそれぞれ公式サイトにて販売中。どのだしを使っても家庭の料理がパワーアップすること間違いなしだ。贈り物にぴったりなギフトセットもあるので、ぜひのぞいてみて!
photo by 尹哲郎