第6弾のテーマは海! アベニューマンダリンのカラーリングブック「Wild」に新作が登場! 幻想的な世界へ導かれて…
モヤモヤしたり落ち込んだり、新生活が始まる春は心が乱れやすい時。そんな揺らぎを整えるには、時間を忘れるほど何かに没頭するのが一番だ。そこで推したいのが、大人の塗り絵。知る人ぞ知る『アベニューマンダリン カラーリングブック「Wild」』なら、独特の世界観とアートな仕上がりの虜になること必至だ。今回は海をテーマにした新作の第6弾をおためししてみよう!
「Wild」シリーズの第6弾は海がテーマ
こちらが世界中でファンが続出しているという『アベニューマンダリン カラーリングブック「Wild」』(全6種・希望小売価格 税込3,300円・発売中)。フランス人デザイナーEmmanuelle Colin氏がデザインを手掛けており、日本ではクオバディス・ジャパン株式会社(東京世田谷区)が販売を担っている。
普通の塗り絵と一線を画すのは、その高いアート性と上質な仕様だ。愛らしくもありちょっぴり毒々しくもある女の子×花や動物モチーフでできた立体的なスケッチは、まさに唯一無二! 第6弾は、熱帯魚やクラゲなど海の生き物で爽やかに魅せる。
20㎝×20㎝のサイズ感もちょうど良く、自分で塗った絵がまるでSNSアートのように仕上がる快感も支持されている理由らしい。
クレールフォンテーヌ社製(250g/m²)の上質で厚手の紙を使用しているから、色鉛筆だけでなくインクでの着彩も可能。塗り絵をしたい人にはもちろん、水彩画を始めたいけれど下絵から描くのはハードルが高い…そんな人にも手に取りやすい1冊だ。
誰でも上手く塗れる秘密は、下画の影
ただ細かいだけの大人の塗り絵にはあまりときめかなかった記者だが、Wildシリーズには一瞬で心を撃ち抜かれてしまった。
花、小鳥、小動物など可愛らしい雰囲気だった前作までに比べ、海テーマの本作は大人っぽくて神秘的。熱帯魚だけでなくタコ、クラゲ、アンモナイト(!)までアートにまとめてしまうからさすがだ。
記者が直感で選んだのはこちらの画。色鉛筆をササ~ッと滑らせてみると、ほんのり凹凸のある紙に色が優しく乗っていく。下画に影がしっかり付いているから、意図して濃淡を調節しなくてもしっかりと立体感が出る。これが誰でも上手く塗れてしまう秘密か…!
インクとガラスペンでさらに濃淡を楽しんで
続いてはインク塗りにもチャレンジ! 使うのはグループブランドのエルバンから発売されている「トラディショナルインク」だ。
豊富なカラーバリエーションと鮮やかな発色で支持されている、ブランドを代表するインク。通常サイズの1/3であるミニサイズは初心者でも手に取りやすい。
水筆の先に色を乗せて、思いのまま画に差していこう。しっかり当てて塗っても表面が毛羽立ったりヨレたりしないから、満足いくまでじっくり色を調節できる。
色塗りは、実はアートセラピーと呼ばれるほどメンタルケアにも用いられているらしい。たしかに、塗っているあいだは自分の心と静かに向き合えているみたい。
ガラスペンを使えば濃淡はもっと繊細に、もっと奥深くなる。1点1点手作りのエルバンの「ガラスペン」なら、インク含みもよく柔らかなタッチが実現する。指先から伝わるみずみずしい透明感に、心まで澄み渡っていくよう…!
三つ編みの女の子×ウミガメなんて、もう反則。構図がオシャレすぎる。自分色に染めていくうち愛着を感じずにはいられない。
1時間かけて完成した画がこちら。時間を忘れるほどに熱中したのはいつぶりだろうか…。肩と眼の疲労感より、やり切った爽快感と晴れやかさが上回る。
数枚塗り終える頃にはすっかり目の前の少女のファンに。「次はもっと可愛く塗ってあげるからね」なんて思わず声に出してしまうほど、その眼差しの虜になってしまった。
ウォールアートとして壁に立て掛けても◎
完成した1枚は「#emmanuellecolin」のタグを付けてインスタグラムにさっそく投稿。壁に飾っておくことにした。紙がふにゃんとならないから立て掛けておけるし、オリジナルウォールアートとしても優秀…! 目に入るたび楽しくて涼やかで、夏が待ち遠しくなる。
1枚あたり1時間もあれば気軽に塗れるし、もっと時間をかけてこだわっても良し。色を塗るのは好きだけど下画を描けるセンスはない…でもアートは大好き! そんな記者のような人にはぴったりだ。
「Wild」シリーズは全6種類のラインナップ。ぜひ公式オンラインショップでお気に入りのブックを見つけてみて!
公式サイトはこちらphoto by 尹 哲郎/official images