【本麒麟2022】 今年も味覚と装いをリニューアルした新ジャンルの定番『本麒麟』を飲んでみた

左が表面で、右が裏面

 

発売年度の2018年から、2021年の販売数量約120%と右肩上がりの『本麒麟』が、今年も華麗にリニューアル。ドイツ産ヘルスブルッカーホップをさらに増量し、同商品初となるデコクション製法を採用。完成度の高いおいしさを実現したのだとか。さらに飲みやすく飲み飽きない味わいを両立したという、そのおいしさを確かめてみた。

 

もう定番中の定番、昇り続ける新ジャンル

キリンビール(東京都)『本麒麟(ほんきりん)』(350ml缶・参考小売価格 税込160円・2022年1月製造品より順次切り替え)は、力強いコクと飲みごたえが特徴の新ジャンル。もう新ジャンルの定番ともいえる安定の人気っぷりなのは言うまでもない。

しかし2021年のリニューアルで、大麦とキリンビール伝統のドイツ産ヘルスブルッカーホップを増量。”飲み飽きない味わい”と、よりコクのある飲みごたえを向上させたばかり。発売から毎年のリニューアルは、定番になりつつあり、今年はどう? と、どこか期待してしまう記者がいる。

今回のホップのさらなる増量に加え、『本麒麟』初となるデコクション製法を採用。マイルドなコクと、ふくよかな飲み心地をプラスしたのだとか。

 

パッケージも新たにでーんと「新」の文字。赤に余白があり、帯は腰高に。直感的な品質の良さをイメージさせている。2021年の装いよりインパクトがあるこの装いは、シンプルに「おっ」と目をひく。

 

おうち飲みでほろ酔いになるのにちょうど良い、やや高めのアルコール6%も健在だ。

 

甘みにも似たコクと酸味が調和する、飲みやすい味わい

香りはもともと強いイメージはなく、ほんのりホップが香る。やや香ばしさがある。

 

キメの細かいもこもこした泡立ちは黄金色に生える。気泡は細かく、舌に乗るとしっかりと弾ける。

 

酸味のあるフルーティーな味に加え、飲み進めるたび、ひと口ひと口に苦味を感じる。ややアルコールを感じるが、コクがあるので飲んでいるうちに、むしろキレのように感じられる。この苦味とコクがビールと遜色ない味わいだ。

 

水に溶かした麦芽を、何度も煮沸させ徐々に麦芽糖をつくる方法のことをデコクションというが、味の深みやコク、まろやかさを生み出す。苦みやコクがあるのに、それでいて酸味ともバランスが良いのは、この糖化方法によるものだろうか。

 

もともとビールに近い味わいの『本麒麟』、今年のリニューアルでは苦味と酸味が調和することでさらにおいしくなった。毎年変わるバースデイリニューアルを楽しみに、今年の『本麒麟』を思う存分堪能してみては。

 

全国の酒類取扱店、スーパー、コンビニで販売中。

 

あわせて読みたい:ビール系新ジャンル『本麒麟』はひたすら味にこだわった従来とは角度の違う再現力!

あわせて読みたい:2018年を代表する大ヒットビール系新ジャンル『本麒麟』がリニューアル、何が変わった、どう変わった!?

あわせて読みたい:どう変わった!? リニューアルした右肩上がりのビール系『本麒麟』を新・旧飲み比べ!

あわせて読みたい:大人気定番『本麒麟』。2021年版は大麦・ホップ増量でさらに飲みごたえのテッペンへ! 【新旧飲み比べ】

公式サイトはこちら

記者

アバター画像

玉恵

造形デザイン・カメラマンを経てライターに転身。ライター歴7年。好奇心旺盛でとにかく食いしん坊。北海道のド田舎出身。

この記者の記事一覧

photo by 尹 哲郎

トラックバック