【ランチ味って何?】アメリカンなおいしさのスナック プリングルズ ランチ/ドリトス クールランチ味【食べ比べ】
アメリカでは大人気定番のランチ・ドレッシング。でも国内ではほとんど見かけない。そんな米国定番の「ランチ味(RANCH)」の秘密に迫るべく、『プリングルズ ランチ』『ドリトス クールランチ味』を食べ比べてみた。
バターミルクのマイルドさにサワークリームの爽やかな酸味、ニンニクとハーブで仕上げた「ランチ・ドレッシング」とは?
今回取り上げているイノベンション(神奈川県※輸入元)『プリングルズ ランチ』(55g・実勢価格 税込415円・発売中※都内成城石井にて2月購入)も、ジャパン フリトレー(茨城県)『ドリトス クールランチ味』(55g実勢価格 税込388円 ・発売中※都内成城石井にて2月購入)も、どちらもランチ・ドレッシング味のスナックだ。
とはいえランチと言っても昼食(LUNCH)ではなく、ランチ(RANCH)は牧場を意味する言葉。つまり牧場ドレッシングということになる。米国ではサラダのドレッシングを選ぶとき、第一選択肢になる定番中の定番味である。
だと言うのに、グローバル社会だというのに、日本のスーパーのドレッシング売場で出会うことはまずないのがランチ・ドレッシングである。
そのランチ味とはどういうものか。見た目はタルタルソースに似ているが、中身は違う。バターミルクでマイルドなコクがあると同時に、サワークリームの爽快マイルドな酸味が合わさり、ディル、ニンニク、タマネギでハーブ感とスパイシーさを加えて仕上げる、酸味が特徴のドレッシングである。
あえて言うならポテトチップスなどで人気のサワークリーム&オニオンに近いのだが、もう少し酸味が主体で、バター感が加わった味わい。サラダ・ドレッシングとして使うのもいいが、フライドチキン、スペアリブにつけてもおいしく食べられる。
そんな記者の大好きなランチ・ドレッシングを題材にした2種のスナックを食べ比べする。
『プリングルズ ランチ』
日本でもおなじみの成型ポテトチップス(マッシュして均等な大きさと厚さにするタイプ)の人気ブランド「プリングルズ」による『プリングルズ ランチ』。パッケージは青緑を採用。以前は国内製品として流通したこともあったようだが、今はラインナップに無し。成城石井で輸入品として手に入れた。
中身はいつもと同じ、ジャガイモイエローのきれいなルックス。ふんわりとした酸味がポテトと合わさって、とても良い香り。実際に食べてみるとカリカリッとした食感でポテトの風味が広がりつつ、しっかり利いた塩味とともにバターテイストのまろみがやってくる。
そして駆け抜けるさわやかな酸味がほどよく、ちょうど後を引く絶妙なスパイシー感がたまらない。これはおいしい。
『ドリトス クールランチ味』
とうもろこしが原料でメキシコ料理でもおなじみの三角形のトルティーヤチップスで人気の「ドリトス」から限定発売されたのが『ドリトス クールランチ味』。どうやら公式サイトを見るとラインナップから外れているので終売間近の製品のようだ。
袋を開けると沸き立つ焼いたとうもろこしの香ばしさ。そこにスパイシー感を強調した酸味が加わり、何ともおいしそうな香りに。食べると本当においしい。クールと名前についているが、スースーするわけではない、念のため。
ドリトス特有のガリガリ生地が、ランチなコクと酸味、ガーリック感にベストマッチ。これが無くなると、記者はとても困るのだが…。
入手は成城石井にて可能だが、終売している場合もあると思う。
公式サイトはこちら
photo by 尹 哲郎/清水葉子