生チョコ160%にデザート新提案!『パピコ<チョココーヒー>/<ホワイトサワー>』『パピコ デザートベジ<紫いも>/<かぼちゃ>』を食べ比べ

生チョコレート160%、発酵乳110%に増量!さらに、新シリーズも登場!

 

みんなで分け合える2本入りアイスの定番「パピコ」が、パワーアップしてリニューアル。パピコ<チョココーヒー>/<ホワイトサワー>』は、それぞれ生チョコレート160%、発酵乳110%に増量してより濃厚な味わいに。さらに、食物繊維たっぷりの新シリーズ『パピコ デザートベジ<紫いも>/<かぼちゃ>』も新登場。ロングセラーアイスの進化を味わってみよう。

 

気分リフレッシュにぴったりなスムージーアイス「パピコ」。大人になった今でも食べる定番おやつ

少し前はガリガリ食感だったが、2015年ごろからなめらか食感に移行

パキッと2つに割ってシェアできるロングセラーアイス江崎グリコ(大阪府)の「パピコ」。記者も今なお食べ続けているフローズンスムージーアイスだ(なお、シェアせずにひとり占めしている)。チューブに入った独特のスタイルは、片手で食べられる手軽さやながら食べにもぴったり。

そんな「パピコ」が、この度パワーアップしてリニューアル。なめらか食感はそのままに、それぞれの成分が増量された『パピコ<チョココーヒー>/ <ホワイトサワー>』が発売された。

さらに、野菜の濃厚な甘みを引き出した新シリーズ『パピコ デザートベジ<紫いも>/<かぼちゃ>も登場。スイーツと野菜を組み合わせたことで、おいしく栄養補給をサポートできる「自分労りアイス」だ。これまでのなめらか食感とは違うねっとり食感を楽しめるという。

今回はリニューアルした2種類と新シリーズの2種類、計4フレーバーの味わいをたしかめてみよう。

 

新『パピコ<チョココーヒー>』を食べてみた

チョコレートは自社製造品。色が少し濃くなった気がする

1本あたりのエネルギーは89kcal、糖質は約12.1g

 

1つ目は「パピコ」の定番フレーバー『パピコ<チョココーヒー>』(160ml・希望小売価格 税込152円・2022年3月28日発売)。生チョコレートとミルクコーヒーをブレンドした甘さとスッキリな味わいを楽しめるフレーバーだ。リニューアルで増量されたのは生チョコレート。なんと従来の1.6倍になり、とろけるようななめらかな食感が強化されている。コーヒー豆は従来同様、華やかな香りが特徴のグアテマラ産。

 

食べてみると、明らかに存在感を増したチョコレートの味。従来の『パピコ<チョココーヒー>』は、どちらかというとコーヒーらしさをはじめから感じていたが、チョコレートが160%に増えたことで、前半はカカオの風味と甘味がメイン、後半からコーヒーの香りのように分かりやすくなった。とはいえ、甘すぎず後味スッキリな味わいはそのまま。思わず吸いつくしたくなるなめらかな食感もばっちりだ。

 

新『パピコ<ホワイトサワー>』を食べてみた

夏仕様の<ホワイトサワー>が、発酵乳110%に増量

1本あたりのエネルギーは86kcal、糖質は約13.1g

 

続いては『パピコ<ホワイトサワー>』(160ml・希望小売価格 税込152円・2022年4月18日発売)。乳酸菌から作られた発酵乳との甘酸っぱさが特徴のフレーバーだ。リニューアルでは発酵乳を110%に増量。酸味と乳のコクがアップした。ただし、乳酸菌の量は従来同様、3種類100億個配合(2本あたり)。なお、『パピコ<ホワイトサワー>』は夏と冬で味が変わるが、今回はあっさりの夏仕様。

 

夏にぴったりの微細な氷の粒が入ったガリガリ食感。乳酸菌らしい甘酸っぱさと爽やかさは相変わらずだ。味が濃くなったかと言われると、そんな気がする、くらいで明確に変わったようには感じない。おそらくあっさり爽やかな味とコクのギリギリを攻めた結果、110%に落ち着いたのではないだろうか。どちらを重視するかで意見が分かれそうだ(なお、冬仕様の濃い味と比べるとみずみずしい味)。

 

『パピコ デザートベジ<かぼちゃ>』を食べてみた

北海道産かぼちゃ5.6%使用。こまつな、かぼちゃ、イエローキャロットなど20種類の野菜汁を使用

1本あたりのエネルギーは97kcal、糖質は約13.1g

 

3本目は『パピコ デザートベジ<かぼちゃ>』(160ml・店頭予想価格 税込238円前後・2022年4月4日発売)。北海道産かぼちゃを使用したコク深さと甘味が楽しめる味わいで、1本あたりビタミンA 291μg、ビタミンC 44mg、ビタミンE 2.9mg、食物繊維 4.4gを摂取できる。1日の摂取目安(日本人の食事摂取基準(2020年版))のおよそ1/5~1/2に相当するので、栄養価はかなり高い。

 

ねっとり食感が特徴の「パピコ デザートべジ」だが、トルコアイスのように粘度が高いわけではない。密度が高く、まるでプレミアムアイスのような舌触りに近い。かぼちゃの味や香りが濃厚に出ており、砂糖の甘みとは違うかぼちゃらしい甘みが楽しめる。青臭さはほとんどないが、良くも悪くもリアルな味わいなので、野菜嫌いの人にはちょっと合わないかもしれない。かぼちゃ好きには自信をもっておすすめできそうだ。

 

『パピコ デザートベジ<紫いも>』を食べてみた

紫芋、こまつな、かぼちゃなど、21修理の野菜汁を使用

1本あたりのエネルギーは109kcal、糖質は約15g

 

最後は国産のアヤムラサキを使った『パピコ デザートベジ<紫いも>』(160ml・オープン価格・2022年4月4日発売)。ビタミンA 299μg、ビタミンC 45mg、ビタミンE 3.0mg、食物繊維4.5gを摂取できる。こちらも1日の摂取目安(日本人の食事摂取基準(2020年版))のおよそ1/5~1/3に相当。

 

先ほどの<かぼちゃ>と方向性は似ているのだが、あっさりとした甘みで繊維質、それでいて華やかな風味が印象的だ。濃厚で繊維が少し口に残るところも紫いもらしい。そのおかげか少しねっとりとしており、これまでの「パピコ」にはない食感が楽しめると思う(<かぼちゃ>よりもねっとりしている)。芋アイスとして高いクオリティなので、いも好きはぜひたしかめて欲しい。

 

確実にパワーアップした「パピコ」たち。今後の新フレーバーにも期待!

「パピコ」の定番フレーバーである『パピコ<チョココーヒー>』は、生チョコレートを160%に増量したことで、これまでとは違う味わいに変化を遂げた。コーヒーの味が少し隠れてしまい賛否両論あるだろうが、子どもから大人まで楽しめるアイスとしては素晴らしいリニューアルだ。また新シリーズ「パピコ デザートべジ」は素材の味をしっかりと味わえる本格派。これから先発売されるであろう新フレーバーにも期待したい。

 

全国のスーパー、コンビニで発売。

 

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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