インパクト大の初代から一転! 熱海温泉の新名物『毒饅頭』の二代目は、子どもも大好きななつかしい味わいだった!
数々のテレビでも紹介され入手困難なほど話題になっている、熱海温泉のご当地銘菓「毒饅頭」。初代誕生から半年、実はより親しみやすさを追求した『二代目 熱海温泉 毒饅頭』が登場しているのだ。気になるのはやはり、初代との味の違い。初代毒饅頭の味の虜になった記者がさっそくおためししてみよう!
ドクダミの量を1/4にしてより食べやすく
伊豆半島合同会社(静岡県熱海市)は熱海温泉の商店街に店舗を構え、観光土産品などをメインに販売する会社。店内には地元の陶芸品や希少な日本酒などがずらりと並ぶ。そこでひときわ目を引くのが、熱海温泉の新名物として名高い毒饅頭だ。
黒い見た目の初代が誕生したのは2018年のこと。発売後瞬く間に話題となり、1日あたり数百個が売り切れるほどの人気となった。そして誕生したのが『二代目 熱海温泉 毒饅頭』(4個入り・価格 税込1,500円・発売中)だ。
初代と同じくパウダー状の国産ドクダミが生地に練り込まれているのだが、変わったのはその量。およそ1/4に減らすことで独特の風味を控えめにし、より食べやすい味わいを追求した。
材料にはすべて、全国各地から採取して厳選した国産のものを使用。最高級桐の化粧箱、武田双雲氏の書の印字、縁起物としての気遣いにあふれた大吉のおみくじなど、手土産としての格も申し分なし。製造できる数が限られており不定期販売であることから、入手困難なレア饅頭としてもたびたび話題に上がっているんだとか!
二代目はドクダミが苦手な人にも食べやすい味
さっそく初代との違いをレポートしていこう。まずはその見た目から。ほぼ黒ともいえる初代に比べ、二代目は生地も中身のこし餡も色が薄め。一般的な温泉饅頭にかなり近いイメージだ。
こし餡の量はあいかわらずぎゅぎゅぅっと濃密。この密度のコントラストが「ふかっ、すーっ」という極上食感を生み出す秘密だ。
アイスコーヒーと一緒にいただいてみる。ドクダミの香ばしさと風味がしっかりある初代に比べ、二代目はほのかに、ふんわり、とっても優しく感じる程度。こし餡も甘すぎず口当たりがとってもマイルド。たしかにこれは食べやすい! 生地のふかふか感もより増しているような…。
「ドクダミと言われればそうなんだけど、なんだかすごくなつかしい味なんだよな…」きっと誰もがそう感じるだろう。アイスコーヒーとの相性が良いことからも、和に寄りすぎない洋の雰囲気さえ感じられるはず。我が家では家族全員で食べ比べてみたが、大人は初代派、子どもは二代目派と見事に別れた。より万人に食べやすく…そんな願いを見事形にしてしまう完成度にアッパレ!
迷ったら二代目からデビューしてみて
毒饅頭の初代と二代目、どちらを贈ろうか迷っている人へ。ずばり、年配の方や薬味好きな方には「初代」を、子どもや子ども舌の方(笑)には二代目を選ぶのがおすすめだ。
いやいや私は自分へのご褒美よ、そんな人はどちらもゲットして贅沢に食べ比べを楽しんでみて!
毒饅頭は通販でも販売予定だそうだが、今手に入るのはまだ現地だけ。次の連休は熱海温泉に銘菓巡りに出かけてみてはいかが?
公式サイトはこちらphoto by 尹哲郎