7プレミアムゴールドについに参戦! 『飯田商店 しょうゆらぁ麺』が王道にふさわしいうまさだった【セブン限定】
5月下旬に1杯1,600円へと値上げして話題となった「らぁ麺飯田商店」の看板メニューが「セブンプレミアム ゴールド」ブランドとなって新登場! 『飯田商店 しょうゆらぁ麺』は、豚と鶏の旨みが特徴の「しょうゆらぁ麺」を再現したカップ麺だ。最高峰ブランドへと昇格した味わいを、開発秘話とともにたしかめてみよう。
「らぁ麺 飯田商店」店主自ら素材を厳選
神奈川県の人気店「らぁ麺 飯田商店」といえば、最近ラーメンの値上げをして話題となったラーメン店。このご時世、値上げ自体は珍しくないが、看板商品である「しょうゆらぁ麺」は1,300円から1,600円に、つけ麺は1,800円から2,000円と、大幅な値上げをおこなった。なお値上げの理由は原材料の高騰ではなく、ラーメン業界の未来を考えてとのこと。店主の並々ならぬ覚悟が込められているのだろう。
その決意の表れか、これまでわずか3商品しか存在していなかったセブン&アイ(東京都)の「セブンプレミアム ゴールド」のカップ麺に「らぁ麺 飯田商店」がついに参戦。『飯田商店 しょうゆらぁ麺』(129gうち麺75g・希望小売価格 税込300円・2022年5月23日リニューアル発売)を発売した。
同店をご存知の方ならピンときているかもしれないが、『飯田商店 しょうゆらぁ麺』は看板メニューである「しょうゆらぁ麺」の味を再現したカップ麺。豚と鶏をバランスよく使ったスープが特徴のしょうゆラーメンだ。
カップ麺でもこの味わいを再現するべく、店主監修のもと開発。生麺のような食感を再現した麺やチャーシュー、メンマなどの具材も入ったこだわりの一杯となっている。
『飯田商店 しょうゆらぁ麺』を食べてみた! 王道しょうゆ。追求された味のバランス感がすさまじい!
パッケージは「セブンプレミアム ゴールド」にふさわしい金色。フタには、店主の飯田氏の写真とともに、待機中に見られる「5分で名店訪問。飯田商店に行ってきました。店主に聞く開発秘話」のQRコードが掲載されている。お湯を入れて、待機中に内容を見てみよう。
QRコードを読み取ると、飯田氏のラーメンへのこだわりや、カップ麺に使うしょうゆ選び、麺の形状の工夫など、監修時の様子がドキュメンタリー動画として映されている。どのような工夫がされているのかなど、ポイントを細かく説明しているので、食べる前に見ればよりおいしく感じられること間違いなしだ。
動画を見終わるとちょうど5分。さぁ、いよいよ実食といこう!
見た目は王道のしょうゆラーメンそのもの。だが、立ち昇る香りは、しょうゆの深みがあり、一瞬で引きつけられるような力強さを感じる。
ズルズルっとひとすすり。専用に少し平らになった麺は、確かな弾力とつるつるとした歯ごたえがある。細麺なのにその存在感は強く、噛めば噛むほど小麦粉の風味が広がっていく。はじめは少しスープのりが悪いように感じるが、1~2分ほど馴染ませてみると麺が吸水してよりスープとの一体感が感じられた。店主の飯田氏にとっては邪道かもしれないが、記者はこちらの方が好み。
スープは店主自ら選び組み合わせた、少し濃いめしょうゆ味。まろやかでずっしりとした味わい深さを感じる。正直、なにか尖った特徴や風味があるわけではない。だが、そのバランス感が良く、しょうゆの旨みや香りを中心に、豚のコク(ラード)や塩加減が味に重みやキレの良さを引き出している。少し傾けば脂っこくて塩辛いジャンキーな味わいになりかねないだろう。これこそ、名店たる所以だと思わされた。
具材はチャーシュー、メンマ、ねぎ、焼のり。カップ麺クオリティではあるが、コリコリ食感のメンマや、豚の旨みを感じるチャーシューなど、十分おいしいクオリティ。麺と同様、スープをたっぷり浸み込ませてから食べるのがおすすめだ。
「セブンプレミアム ゴールド」にリニューアルした『飯田商店 しょうゆらぁ麺』。王道のしょうゆ味ながら、税込300円の高価格帯にふさわしいクオリティを感じられた一杯だった。全国のセブン&アイグループで発売中。
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photo by 尹 哲郎