味わいそのまま栄養素プラス! 『完全メシ カレーメシ 欧風カレー/豚辛ラ王 油そば/グリーンスムージー/バナナスムージー/大豆グラノーラ』シリーズ5種を全部食べた!

日頃のジャンクフーズを完全食に!

 

栄養バランスがきちんとしており、これさえ食べれば大丈夫という完全食が注目を集めているが、記者は存在は知っていても、少し意識高めの印象で敬遠しがちだった。そんななか、日清食品が『完全メシ』という新ブランドを立ち上げたという。おなじみのカップ麺やカップライスで栄養素をバランス良く摂取できるのは革命的。シリーズ全5種類を食べてみることにした!

 

健康意識はしているし毎日続けたいけれど、意識の高さに疲れがち……。そんな人にぴったりのコンセプト?!

「栄養バランスを考えるのがめんどくせぇヤツらに!」というどストレートな文言がカップに記載されている『完全メシ カレーメシ 欧風カレー』(119g・希望小売価格 税別398円・2022年5月30日発売)。完全に記者のことである。

 

さて、日清食品が新たに立ち上げた『完全メシ』シリーズでは、見た目やおいしさをそのままに、日本人が摂取すべき33種類の栄養素がバランス良く摂れるようになっている。

 

最近では人気VTuberやアニメ作品とのコラボで若者にもお馴染みの「日清カレーメシ」も、管理栄養士の9割が推奨するという『完全メシ』シリーズの一角となって登場した。「日清カレーメシ」ではカップライスとは思えない本格的なカレーの風味が味わえたが、その味わいは楽しめるのだろうか?

ぱっと見はジャンキー感のあるカップ油そばという趣きだが、これも栄養素のバランスがとれた『完全メシ 豚辛ラ王 油そば』(121g・希望小売価格 税別398円・2022年5月30日発売)。栄養バランスがとれた商品は、いかにも健康そうなイメージのパッケージになることが常で、記者のようなずぼらな人間にはどうしても敷居が高くなりがちだった。

 

普段から食べているインスタント食品そのままのデザインと美味しさで、必要な栄養素をしっかりと摂ることができるのなら、こんなに嬉しいことはない。食事の時間を満足に取れない忙しい社会人からダイエットをしたい人や体を鍛えたい人まで、幅広くリーチする商品なのだ。

『完全メシ グリーンスムージー』(235ml・希望小売価格 税別348円・2022年5月30日発売)『完全メシ バナナスムージー』(235ml・希望小売価格 税別348円・2022年5月30日発売)は、その名の通りスムージー。最近ではスムージーもコンビニで当たり前に並んでおり、記者も飲めば健康的なのでは? という思いからちょくちょく飲んでいる。

 

栄養バランスを考えられない面倒臭がりなのに、「完全メシ」といいつつスムージーは飲み物なのでは? というところは気になってしまうが、シンプルに飲めばいいので一番手っ取り早そう。

『完全メシ 大豆グラノーラ』(60g・希望小売価格 税別198円・2022年5月30日発売)は、大豆とグラノーラの描かれたパッケージで見た目にも健康的そうだ。インスタント食品のジャンクフードのイメージとは違い、もともと『完全メシ』だと思えるのでインパクト的には普通。

 

【実食】おいしいが好みが分かれる味わい『完全メシ カレーメシ 欧風カレー』

それでは実際に『完全メシ』シリーズをいただいていこう。『完全メシ カレーメシ 欧風カレー』は、お湯を注いで5分待ったのち、フタの上に入っている完全謎パウダーと仕上げオイルを入れて混ぜて仕上げる。ここまではアラサーになっても心惹かれるジャンキー感のあるインスタント食品だが、気になるのはやはりその味わいだろう。

ひと口食べてみると、辛さというよりも酸味が効いている。これが33種類の栄養素の味わいなのか……? と思いつつ何口か食べ進めていくと、次第に口内にはカレーらしい辛味が広がって「日清カレーメシ」を食べている感覚に。どんなものかと気になって食べたひと口目の酸味で、はっきりと好みが分かれそうな味わいだ。

 

【実食】ジャンキー感が見事にそのまま味わえる『完全メシ 豚辛ラ王 油そば』

ノンフライ太麺に、ガーリックと黒胡椒でエッジが効いた濃厚なタレとキャベツが絡む『完全メシ 豚辛ラ王 油そば』。見た目的にはジャンキー感MAXだ。通常であれば背徳感とともに胃にぶち込むのだが、33種類の栄養素も一緒にぶち込めるとあってなんとも不思議な気持ち。

 

唐辛子の辛味がしっかりと効いており、辛いものが苦手な人はそもそもNGなのだが、健康の代償でいつも食べているようなカップ麺と違う味わいになっているとは感じなかった。

 

【実食】フルーティーで飲みやすい『完全メシ グリーンスムージー/バナナスムージー』

忙しい朝などにゴクっといきたい『完全メシ グリーンスムージー』だが、香りは非常にフルーティー。見た目は青汁っぽいが、飲み口は少しドロっとしつつもアップルやキウイのフルーティーさが強く、原材料となっている豆乳やケールの感じはほとんどしない。これは飲みやすく美味しい! 

続いて『完全メシ バナナスムージー』も飲んでみる。マンゴーも入っているので見た目も香りも非常にトロピカル。こちらは飲み口の印象としてはどろっとしたバナナジュースなのだが、後味としてマンゴーとアップルの爽やかな酸味が残る。これも美味しい! 

 

【実食】大豆の旨みが噛むほど広がる『完全メシ 大豆グラノーラ』

ラストは『完全メシ 大豆グラノーラ 60g』をボウルに入れていただく。ザクザク食感でほんのりと甘みもあり、噛むほど大豆の旨味が広がる。節分の日を思い出す味わいだ。そのまま食べてもいいが、記者的には牛乳を入れて少しふんわりさせていただくのが好み。

 

パッケージにはチャックが付いていないので、1食分で60gはいらない……という場合、中途半端な量が残ってしまうのがちょっと気になるところ。

普段のインスタント食品をそのまま『完全メシ』シリーズに置き換えれば、健康的な生活が手に入る! とは思うのだが、一般的なインスタント食品よりもちょっとお高い値段設定なのが悩ましい。

 

とはいえ、健康=意識高いというイメージではなく、いつものお手軽なインスタント食品でしっかり栄養を摂れるようにという視点は革命的だ。健康を意識した選択肢を選べることに喜びを感じよう。

 

『完全メシ』シリーズは、日清食品グループオンラインストアや、スーパー・コンビニで購入可能だ。

 

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加藤 真大

神奈川県在住。“何でもためしてみる”が信条。出版社勤務時代から仕事のお供はカップラーメン&コーヒー。ゲーム&アニメにも造詣が深い。

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photo by 尹 哲郎

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