【人気無糖炭酸水6種】コンビニで買える炭酸水比較! 大人気の強炭酸水のおすすめはこれ!
コンビニで購入できる無糖炭酸水6種類を徹底比較! 痺れるような刺激、爽快感、カロリーゼロが魅力の無糖炭酸水。今回は、ノーマルタイプ、レモンフレーバーを各3種類ずつ、計6商品選んで比較する。炭酸の強さや、味、レモンの風味などを確認し、気になるコスパもチェック。さらに、記者がおすすめする、この夏を一緒に過ごしたい炭酸水も発表。また、番外編として、重曹とクエン酸を使用した簡単手作り炭酸水の作り方もご紹介する。自分で作った、手作り炭酸水の味はいかに!?
大人気「無糖炭酸水」の市場拡大の勢いが止まらない!
無糖炭酸水人気の勢いが止まらない! 2011年にアサヒ飲料のウィルキンソンが飲料用のペットボトル入りの炭酸水を発売したことにより、一気に市場が拡大したといわれる「無糖炭酸水」。それまでは、瓶入りのものが、バーなどでお酒の割り剤として使われることが多かったが、このペットボトルの登場により、個人での消費が多くなり、2021年までの10年間で、市場規模は約10倍の成長だという。
こんなにも人気になった背景には、健康を意識する層や、炭酸水の刺激でリフレッシュを求める方が多いとか。求められる刺激の強さはみるみる上がり、最近はもっぱら「強炭酸」の商品がよく目につくようになった。そのまま飲んでも良し、家飲みの際の割り剤としても良し、の無糖炭酸水は、朝から夜まで飲む機会があり、実は色々な場面で活躍するマルチプレーヤーなのだ。
大人気の無糖炭酸水市場に各飲料メーカーも商品を次々発表! さらにはコンビニのPB商品まで!?
無糖炭酸水の市場シェアは、2020年の段階では『ウィルキンソン』が48%を占め、絶対王者として君臨。100年以上続く長い歴史の中で、「炭酸水といえばウィルキンソンだよね」というイメージを着実に築き上げてきたといえる。その躍進は未だ止まらず、最近でも、2021年までの14年連続で、年間販売数量の過去最高を更新という記録をだしている。
そして勿論、この成長市場でのウィルキンソンの独走状態を他の飲料メーカーが黙って見ているわけではない。他のメーカーも、数々の無糖炭酸水の新商品を打ち出している。
例えば、清涼飲料水部門で売上1位を2018年から4年連続で保持している「サントリー天然水」を発売中のサントリー食品インターナショナルは、天然水のイメージを全面に出した『THE STRONG 天然水スパークリング』を販売中。また、炭酸飲料が人気のコカ・コーラシステムは、強炭酸を強調した『アイシー・スパーク』を販売中だ。
さらに特筆すべきは、これらの飲料メーカーのみならず、こちらも現在注目が高いコンビニのプライベートブランドまで、独自の無糖炭酸水を出してきたというから、これは見過ごせない。
そんな、今後の動きから目が離せない無糖炭酸水。今回はコンビニで購入できる、ノーマルタイプとレモンフレーバーの2種類から計3本ずつ選出し、徹底比較する!
今回比較するのはこちらの6種類
- 『7プレミアム 強炭酸水 500ml』
- 『ファミマル 強炭酸水 600ml』
- 『ウィルキンソン タンサン』
- 『ウィルキンソン タンサン レモン』
- 『サントリー 天然水スパークリング レモン』
- 『7プレミアム 強炭酸水レモン 500ml』
商品は、会社の近くのコンビニをまわり、購入した。偶然かもしれないが、意外だったのは、セブン-イレブンにはウィルキンソンの商品が置いていなかった。直接関係あるかは分からないが、セブン-イレブンで発売していた無糖炭酸水の1番『7プレミアム 強炭酸水』のメーカーは、ウィルキンソンと同じく「アサヒ飲料」の商品だった。
金額が一番安いのは、1番と6番の商品で91円。どちらも『7プレミアム』の商品だ。だが、コスパで考えると、2番の『ファミマル』の商品は、唯一600ml入りで98円となり、100mlあたり16円となるので、一番コスパの良い商品ということになる。
気になる炭酸の強さは、ノーマルタイプでは3番『ウィルキンソン タンサン』、レモンフレーバーでは6番『7プレミアム 強炭酸水レモン 500ml』が、それぞれ一番強いと感じた。
各商品を詳しくチェック! あなたはどれにする?
無糖炭酸水
基本的にはどれも炭酸が強い「強炭酸」の商品で、弾ける刺激がたまらない! 今回比較して思ったのは、刺激の違いの特徴となる一つに、泡の大きさもあるようだ。比較した3商品では、ウィルキンソンのみ泡が大きく、他2つは泡が小さかった。泡が小さいと、強い刺激の中に、口当たりのマイルドさも加わり、飲みやすくなるように感じた。
ナチュラルミネラルウォーター使用の『7プレミアム 強炭酸水 500ml』
アサヒ飲料(東京都)、セブン-イレブン(東京都)『7プレミアム 強炭酸水 500ml』(500mlPET・参考価格 税込91円・発売中)は、シャープな喉越しの強い炭酸と細かい泡が特徴の強炭酸水だ。今回比較したノーマルタイプの中では、唯一、原材料に「ナチュラルミネラルウォーター」を使用している。だからか、炭酸水特有の酸味などの味があまりなく、一番、味がクリアな印象を受けた。水が美味しい! また、飲んだ時の喉越しの刺激が心地よく「ゴクゴク」と、飲むのが気持ち良いと感じた。
コスパで選ぶなら『ファミマル 強炭酸水 600ml』
ポッカサッポロフード&ビバレッジ(愛知県)ファミリーマート(東京都)『ファミマル 強炭酸水 600ml』(600mlPET・参考価格 税込98円・発売中)は、沢山の細かい泡が特徴の商品だ。とても細かくて勢いの良い泡が、口の中で「シュワシュワシュワシュワーッ!」と軽快に沢山弾ける感じがする。また、今回比較した炭酸水はどれも刺激が強いため、その中では刺激は一番弱いが、口に含んだ時の泡の数の量は、一番沢山あるように感じた。味はやや酸味を感じる。今回比較した商品では唯一600mlと他より100ml多いため、コスパで選びたい人におすすめ!
炭酸の強さと持続性なら『ウィルキンソン タンサン』
アサヒ飲料(東京都)『ウィルキンソン タンサン』(500mlPET・参考価格 税込103円・発売中)は、大きな泡と強い刺激、刺激の持続性が特徴的な商品。パッケージに「ウィルキンソンタンサン史上最強刺激」と明記されているように、実際に炭酸が強く、「バッチバチ」と痛いほど。これだけの強炭酸なら、お酒の割材としてもかなり相性が良いと思う。昔から、多くのバーテンダーに支持されているのも納得だ。今回、飲みかけで置いておいて、どれが一番炭酸の持続性があるか確認したところ、こちらの商品が、一番、炭酸の刺激の持続性があると感じた。刺激の強い炭酸水や、お酒の割材を探している方におすすめ。
無糖炭酸水 レモンフレーバー
「タップリのお砂糖入りの炭酸飲料は控えたいけれど、味のしない炭酸水だとなんだか口元が寂しい…。」そんな方におすすめなのが、レモンフレーバーの無糖炭酸水だ! 炭酸とレモンの絶妙なバランス、刺激、酸味、風味が心地良く、美味しくて満足できる。また、レモンフレーバーは、よく冷えた状態と、常温では味が異なるので、その違いも楽しめると思う。商品によって、レモン感が異なるので、ぜひ自分のお気に入りを見つけて。
軽やかなレモン感が爽やかな『ウィルキンソン タンサン レモン』
アサヒ飲料(東京都)『ウィルキンソン タンサン レモン』(500mlPET・参考価格 税込103円・発売中)は、開封すると爽やかなレモンの香りが広がる。『ウィルキンソン』シリーズ特有の大きな泡と強い炭酸はこちらも健在だ。一口飲むと、まずは炭酸の強さを感じ、その中に、レモンのフレーバーを感じる。他のレモンフレーバーの商品と比較すると、レモンの感じが軽やかで、味は甘さのようなものがあるように感じた。記者はあまり気にならなかったけど、こちらの商品の爽やかな香りは、やや人工的な香料感を感じる人もいるかも。
ぬるくなっても最後まで美味しい『サントリー 天然水スパークリング レモン』
サントリー食品インターナショナル(東京都)『サントリー 天然水スパークリング レモン』(500mlPET・参考価格 税込103円・発売中)は、今回比較した中では一番酸味が強く、味もレモン感が強い。また、唯一、実際にレモン果汁が入っている。香りは爽やかで、レモンのさっぱりした香りが広がる。キンキンに冷えた状態より、常温で飲んだ時の方がレモンの味をより強く感じるようだ。冷えた状態で購入し、最初はシュワシュワの刺激を楽しんで、その後、だんだんぬるくなってきたら、今度はレモンの味を楽しめるため、最後まで美味しく飲めると思う! 泡は細かいので、口に含んだ時にまろやかさもある。そのため、飲み心地は、ほど良い刺激になっていて、ゴクゴク飲めると思う。
炭酸が強くてコスパの良い『7プレミアム 強炭酸水レモン 500ml』
アサヒ飲料(東京都)『7プレミアム 強炭酸水レモン 500ml』(500mlPET・参考価格 税込91円・発売中)は、強い炭酸が特徴。今回比較した、レモンフレーバーの商品では一番炭酸が強く感じた。味は、酸味ではなく、レモンの苦味のような味の方が強いため、これにより、他の商品と比較すると、レモン感が一番弱いと思った。天然水で作っているからか、7プレミアムシリーズの強炭酸と同じく、水がクリアで美味しい。他2商品の価格が103円のなか、こちらは91円と10円ほど安い結果に。コスパが一番良い商品だ。レモンの酸味が強すぎる商品が苦手な方や、強い炭酸が好きな方、コスパ重視の方におすすめ。
記者が選ぶ炭酸水は?
記者は、炭酸が強くて、刺激の持ちが良いと感じた、3番『ウィルキンソン タンサン』と、ぬるくなっても美味しいと感じた、5番『サントリー 天然水スパークリング レモン』と、この夏を過ごしたいと思う。
『ウィルキンソン タンサン』は、キンキンに冷やして飲むと、大きな泡がバッチバチと口の中で弾け、喉を通り、最初は刺激が強すぎて痛いくらいだと感じたけれど、だからか、少し時間が経った時でも、「炭酸が抜けていてただの水」という状態になりにくいと感じた。炭酸が抜けるのを気にして早く飲む必要がないのが嬉しい。
記者は、レモンフレーバーの無糖炭酸水は、全く味のしない無糖炭酸水ではなく、少し味がついているものを飲みたくなった時に購入したいと思う商品なので、無糖炭酸水なんだけど味はしっかりあってほしい。ただ、飲んだ後の甘ったるさは無い方が良い!という希望がある。そんな願いを叶えてくれるのが『サントリー 天然水スパークリング レモン』だった。こちらの商品は、常温になり、炭酸が抜けた後も、今度はレモン水として、最後まで美味しく飲めるのが高ポイントだと感じた。
いよいよ暑さも本格的になってきて、冷たい飲み物が恋しい時期。もし、まだ「無糖炭酸水」を飲んだことが無い方がいたら、ぜひ一度ためしてみてほしい!
【番外編】炭酸水は簡単にお家で作れる!
通常購入すると、1本100円ほどする炭酸水だが、炭酸水メーカーがなくても、実は簡単にお家で作ることができるという。使用するのは、食品添加物の「クエン酸」と「重曹」だ。なんと、この2つを冷たい冷水に入れて混ぜるだけで良いというから驚き、ということで早速おためし!
用意するものは、200mlの冷水、クエン酸、重曹を各2gずつ。作り方はとても簡単で、最初にクエン酸を冷水の中に入れて、よくかき混ぜる。その後、重曹を加えてさらに混ぜると、シュワシュワの炭酸水の完成だ。
気になる手作り炭酸水の味は!? うーん…。あまり美味しくない!笑
重曹の独特な苦みや塩味のような味がして、クセがあると感じた。クエン酸を少し多めに入れると酸味が強くなって飲みやすくなるようなので、少しクエン酸を足してみる。確かに、酸味が強くなり、さっきよりは飲みやすくなった! 記者はそのまま飲むのではなく、何かで割って、少し味をごまかして飲むのはありかな? という感じで、そのまま飲むのは、市販の炭酸水を購入したいと思った。
味はいまいちだったけど、シュワシュワと炭酸水ができる光景は面白く、特に子どもは喜びそうだと思う。用意するもの、作業工程はとてもシンプルで簡単だったので、これからの時期、夏休みの遊びの一環で、手作り炭酸水作りに挑戦するのもおすすめ!
photo by 尹 哲郎