サステナブルなカカオカレー『たっぷりトマトとゴルゴンゾーラの濃厚ビーフカレー』を食べてみた【SDGs】
社会問題となっている食品ロスや食品廃棄問題。一般的には食材ガラとして廃棄されてしまうカカオハスクを有効活用したサステナブルなレトルトカレーが誕生。『CACAO CURRY(カカオカレー) たっぷりトマトとゴルゴンゾーラの濃厚ビーフカレー』の気になる味わいを確かめてみた。
破棄される運命の「カカオハスク」を救った、おいしくお手軽なレトルトカレー
関西の大手私鉄、京阪電気鉄道を傘下に持つ京阪グループのビオスタイル(京都府)は、京都・四条河原町で2019年12月に開業した複合型商業施設「GOOD NATURE STATION」の運営会社。そのビオスタイルが2022年5月20日に新食品ブランド「GOOD NATURE MARKET」を立ち上げた。背景には、食品ロス・廃棄問題があり、5GOOD(体、心、地域、社会、地球に良い)なおいしさを、楽しく簡単に食卓へ届けたくて、新しい食のスタイルを提案している。
新ブランド第1弾となるのが、コスタリカ産のガラ「カカオハスク」を活用した「CACAO CURRY(カカオカレー)」シリーズ。一般的には廃棄されてしまうカカオ豆の外皮をスパイスの一つとしてカレーにブレンド。食品ロスの軽減や新たな価値として再生・アップサイクルにつながるという。
数種類あるCACAO CURRYシリーズの中から、今回は新商品『CACAO CURRY(カカオカレー) たっぷりトマトとゴルゴンゾーラの濃厚ビーフカレー』(180g・1人前・希望小売価格 税込864円・2022年5月20日発売)をおためししてみよう。
「CACAO CURRY」シリーズは、GOOD NATURE STATIONのパティスリー&チョコレートブランド「RAU」のシェフショコラティエールが、コスタリカの農園に出向き、栽培から発酵までを監修したオリジナルカカオを使用。また、化学調味料・着色料・香料不使用で素材の旨みを活かしたカレーだという。
カカオハスクを加えることで、カカオ独自の香り高いコクが生まれるのだとか。
おいしくつくるためのこだわり。化学調味料、着色料、香料は不使用
トマト、ソテーオニオンなど野菜の旨味をベースに、デミグラスソースやカカオバター、アーモンドペーストなどを加えてコクを出している。スパイスには、クミン、コリアンダー、ウコン、カルダモンなどをブレンド。ビストロ仕込みの本格カレーは、化学調味料、着色料、香料不使用。グルテンフリーで作られている。
心癒される香味たっぷりのカカオハスクとスパイスのハーモニー
封を開けるとスパイスのいい香りが漂い、食欲をそそる。ゴロッと存在感があるのは、国産黒毛和牛のすね肉。
ほろりと柔らかくほどけるすね肉は食べ応え抜群。スパイシーながらも、ゴルゴンゾーラのクリーミーさがあるので程よい辛さ。時々、カカオハスと思われる皮の食感があり、噛みしめるとカカオの苦みが口の中に弾けるような感覚だ。香り高いカカオとスパイス、野菜やすね肉の旨味が絶妙に溶け合い至福のおいしさ。
レトルトとは思えない本格的なクオリティに大満足。今回ご紹介した『たっぷりトマトとゴルゴンゾーラの濃厚ビーフカレー』の他にも、「とうもろこしのまろやかカカオカレー」、「ピスタチオ&瀬戸内レモンのマッサマンカレー」、「お出汁のうま味たっぷり和風キーマカレー」、「花椒と山椒がしびれる旨辛麻辣カレー」、「スパイス&ハーブでおからが絶品 薬膳スパイスカレー」の全部で6種類のカカオカレーが発売中。
おいしくサスティナブルなカレーはストック食材としても良さそう。
『CACAO CURRY』シリーズは京都・河原町の複合型商業施設「GOOD NATURE STATION」や、GOOD NATURE STATION ONLINE にて発売中。
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photo by 蘭 よう子/Official images