デパ地下スイーツで人気のシベールから焼き菓子『キューブフィナンシェ 瀬戸内レモン/アールグレイ』。コールドブリュ―と一緒に食べてみた
百貨店の人気ブランデーケーキブランド「シベール」から、ひと口サイズのお手軽ケーキ『キューブフィナンシェ 瀬戸内レモン・アールグレイ』が新登場! しっとり感にこだわったシェアできるフィナンシェだ。ブランデー不使用だから、アルコールが苦手な人へのお土産にもぴったり。気になるその味わいをたしかめてみよう。
デパートに行かなくても楽しめる! ブランデー不使用でみんなで食べられる
エムアイフードスタイル(東京都)の「シベール」は、昭和51年の発売以来、40年近く愛されているブランデーケーキブランドで、代表的な「シベール ブランデーケーキ」は、その本格的なしっとり感と芳醇な香りで、ブランデーケーキの普及の一翼を担った商品だ。
そんな「シベール」シリーズから、待望の新商品が登場した。それが『キューブフィナンシェ 瀬戸内レモン/アールグレイ』(2022年8月8日クイーンズ伊勢丹先行発売)である。
単にフレーバー違いというわけではない。最大の特徴は、8つに小分けされたキューブ型フィナンシェ。ひと口サイズになったことで包丁で切らずにすぐ食べられるし、みんなでシェアして食べるのにも便利。
また、お子さんやアルコールが苦手な人にも食べやすいようにブランデーが使われていないのも大きな特徴(そのためブランデーケーキではない)。これが味わいにどのような影響を与えているかも気になるところだ。
さらに「シベール」の魅力であるしっとり感も重要視されている。開発担当の谷口氏によると、ひと口サイズになっても口当たりの良い食感が楽しめるように試行錯誤を繰り返したとのこと。
気になる2つのフレーバーを食べてみよう。
『キューブフィナンシェ 瀬戸内レモン』を食べてみた
まずは夏にぴったりな爽やかフレーバー『キューブフィナンシェ 瀬戸内レモン』(8個入・希望小売価格 税込430円)。瀬戸内産のレモンペーストを練り込んだレモン本来の酸味と香りが楽しめるフィナンシェだ。
レモン好きにささりそうな酸味ある香りは、清涼感があってなんとも心地良い。
手に持った時点で予想していたのだが、密度がとにかく高い。チーズケーキのようなきめ細かい生地で柔らかく、ずっしりと重いのだ。しっとり感もばっちり。フィナンシェはパサパサになったり硬い食感になったりしやすいのだが、そんなの全く気にならないおいしさ。
レモンの味は期待通りの甘酸っぱさで酸味は強め。しっとり感も相まって、レモンの味わいがよりフレッシュに感じられる。さっぱりとした後味とちょうどいいひと口サイズの食べやすさは、油断すると手が止まらなくなりそうだ。
『キューブフィナンシェ アールグレイ』を食べてみた
続いてはティータイム向けフレーバー『キューブフィナンシェ アールグレイ』(8個入・希望小売価格 税込430円)。アールグレイ茶葉の芳醇な香りを活かした優雅な時間を演出してくれるフィナンシェだ。
こちらはアールグレイが鼻腔をくすぐる甘い香り。香りの広がりはやや控えめだが、華やかな香りが心を落ち着かせてくれる。
1つ摘んでひょいっと口へ。こちらも高い密度と紅茶が染み込んだかのようなしっとり食感。茶葉を混ぜているおかげか、噛むごとに口の中にアールグレイの香りが広がっていく。鼻へと抜ける風味は、まさに優雅な時間を感じること間違いなしだ。なお、『キューブフィナンシェ 瀬戸内レモン』と比べると最初から最後までかなり甘め。
ひと口サイズになって個人的にうれしかったのは、カスがボロボロと落ちないこと。丸ごと口に入れられるから、丁寧に食べなきゃと気にしなくていい。服も汚さないし、気楽に食べられる。これは大きなメリットだと思う。
ペアリングにおすすめのコールドブリューと一緒に食べてみたら
「シベール」によると、夏に『キューブフィナンシェ 瀬戸内レモン/アールグレイ』を食べるなら、キンキンに冷やしたコールドブリュー(水出しアイスコーヒー)と合わせるのがおすすめだという。
さっそく用意してペアリングを実践。コールドブリューは通常のコーヒーに比べて苦味や雑味が少なく、クリアですっきりとした味わいが特徴。その味わいが『キューブフィナンシェ 瀬戸内レモン/アールグレイ』の後味をちょうど中和してくれる。甘さも香りもスッとなくなり、コーヒーの苦みや香りも残らないから次のひと口をまた新鮮な味で楽しめる。おすすめするのも納得のベストパートナーだ。
ブランデー不使用なので、ブランデーケーキファンにはちょっと物足りないかもしれないけれど、その分レモンやアールグレイならではの味わいや香りをしっかりと楽しめた。また、そのおかげでひょいひょいと食べやすくなったので、食べ過ぎには注意したい。
クイーンズ伊勢丹にて先行発売中。
公式サイトはこちらphoto by 尹 哲郎