【コンビニ納豆8種】ローソンなどのコンビニ大手3社で購入! 美味しくておすすめな商品はこれ!
「畑の肉」と言われるほど栄養豊富、それでいて低価格で購入でき、調理要らずで、すぐに食べることができる、人気の発酵食品「納豆」。現在、コンビニでは、プライベートブランド(PB)の納豆がいくつも発売している。そこで今回は、多くの人から愛されているロングセラー商品『おかめ納豆』と、各コンビニのPB納豆の計8種類を、実際に食べて徹底比較する。各コンビニの特徴や、粒の大きさ、大豆の質、タレ、コスパなどを確認し、最後には記者がおすすめする納豆もご紹介!
コンビニに置いてあるPB商品の納豆事情について調査!
お店の商品棚を確認すると、粒の硬さや大きさ、タレ、豆の産地など、沢山の種類が販売している納豆。各コンビニも力を入れているようで、様々なタイプのPB商品の納豆を確認することができた。
今回、実際に購入することができた、各コンビニの納豆PB商品の特徴はこちら。
ローソン…PB商品は超極小粒、極小粒、小粒があった。その中でも、目を引く特徴的な商品は、超極小粒サイズの『におい少なめやわらか納豆』だ。
セブン-イレブン…PB商品は極小粒と小粒があった。記者が実際にコンビニを周って商品を購入したところ、今回はセブンでのみ、おかめ納豆が置いてあるのを確認することができた。
ファミリーマート…PB商品は極小粒と中粒があった。極小粒の価格は、他のコンビニと比較して若干高めの設定になっていた。中粒タイプの商品が珍しく、特徴的だった。
各コンビニの納豆PB商品の共同開発メーカーは、納豆のプロ「(株)あづま食品」、「タカノフーズ株式会社」のどちらかに分かれた
興味深いと思ったのは、各コンビニが納豆PB商品を販売するにあたり、共同開発しているメーカーは大きく2つに分かれたこと。
セブンとファミマのPB商品の納豆は、『特別栽培国産小粒』などを販売している「(株)あづま食品」が、共同開発メーカーだ。両コンビニのPB納豆商品の中に入っているタレは、パッケージが全く同じだ。こちらのタレは「だしの旨み」を売りにしたもので、マイルドで甘さが強めという印象だった。
ローソンは、『おかめ納豆』を販売している「タカノフーズ(株)」が共同開発メーカーのようだ。こちらのタレは、全体的に塩味が強めでパンチのある味だと感じた。これなら、たっぷりのごはんの上にのせて食べても、味が薄くなることはなさそう。
今回比較するのはこちらの8種類
- 【セブン-イレブン】『極小粒納豆 3個入』
- 【セブン-イレブン】『北海道産小粒 3個入』
- 【ファミリーマート】『契約栽培大豆使用 極小粒納豆 3個入』
- 【ファミリーマート】『国産大豆100% 中粒納豆 3個入』
- 【ローソン】『極小粒納豆』
- 【ローソン】『北海道産小粒納豆』
- 【ローソン】『におい少なめやわらか納豆』
- 【タカノフーズ】『おかめ納豆 極小粒ミニ3』
豆のタイプは、「超極小粒」「極小粒」「小粒」「中粒」の4タイプを購入することができた。多く置いてあるのは「極小粒」の納豆で、8個のうち半分はこちらの大きさ。全てのコンビニに置いてあり、人気の高さがうかがえる。さらに、極小粒サイズは価格もお手頃価格なものが多く、コスパで比較してみると、1位~4位をこちらのサイズの納豆が占める結果となった。内容量は40g、45g、50gの3つに分かれていた。納豆を選ぶ際、自分が食べたいと思う量で選んでも良さそうだ。
各商品を豆のタイプごとに比較! あなたはどれにする?
超極小粒納豆
今回唯一の超極小粒タイプ。記者も初めて食べたが、豆がとっても小さく、独特の食感は一度食べるとクセになりそう。
【ローソン】『におい少なめやわらか納豆 』
小さい粒の納豆が好きな方におすすめなのは、ローソン(東京都)、タカノフーズ(茨城県)『ローソンオリジナル におい少なめやわらか納豆』(40g×3・参考価格 税込89円・発売中)。ひきわり納豆を連想するような粒の大きさだ。中に入っているタレはやや甘味がある『旨みだしたれ』。今回、比較した納豆の中では、内容量は少なめの1つ40g。こちらの商品の特徴は、なんといっても納豆のにおいが少ないこと。これなら、周りの人が気になる場面でも食べやすいかも。粒が小さく、柔らかく、タレも甘味があるので、小さなこどもも食べやすいと感じた。
極小粒納豆
今回購入した8個の商品のうち、4つはこの大きさだった。人気の高さがうかがえる。他の豆の大きさの納豆と比較すると、価格がリーズナブルで、豆の産地がアメリカやカナダなどの外国産なのが特徴だ。
「納豆と言えばこれ!」な、【タカノフーズ】『おかめ納豆 極小粒ミニ3』
納豆と言えば思い浮かべる人も多いだろう、鮮やかな赤色のパッケージと、おかめの顔が印象的なタカノフーズ(茨城県)『おかめ納豆 極小粒ミニ3』(50g×3・参考価格 税込108円・発売中)。こちら、コンビニではセブン-イレブンで購入することができた。他の極小粒タイプに比べると、豆の色は明るいようだ。実際に食べてみると、豆一つひとつの形が綺麗なものが多いと感じた。豆の硬さはやや柔らかめで、香りも強すぎず、全体的なクセも少ないと思った。タレは塩味が強く、味は濃い目だ。最近は、納豆も色々な食べ方があるようだが、こちらの商品は、納豆の王道の食べ方、たっぷりよそったごはんの上にのせてバクバクと食べる「納豆ごはん」が向いていると思う!
柔らかい納豆で甘めのタレなら【セブン-イレブン】『極小粒納豆 3個入』
セブンから今年5月23日に発売したのは、あづま食品(栃木県)『セブンプレミアム 極小粒納豆 3個入』(45g×3・参考価格 税込84円・発売中)だ。比較した極小粒タイプの中では、こちらの粒が一番柔らかかった。記者的に粒の柔らかい納豆は、そのまま食べるより、ごはんと一緒に食べることでより美味しくなると感じた。付属の「かつお仕立て 納豆たれ」は甘めだ。コスパは2位で、お財布にも嬉しい結果。甘くて柔らかく、お手頃価格な納豆が好きな方にはこちらがおすすめ。
硬めの納豆で甘いタレなら【ファミリーマート】『契約栽培大豆使用 極小粒納豆 3個入』
ファミリーマート(東京都)、あづま食品(栃木県)『ファミマル 契約栽培大豆使用 極小粒納豆 3個入 』(45g×3・参考価格 税込89円・発売中)は、セブン-イレブンの商品と同じく、あづま食品が共同開発している商品なので、この二つのコンビニの「極小粒納豆」は何が違うのか、その違いが気になった。実際に食べてみたところ、こちらの豆の方が、粒が硬めで食べ応えがあると感じた。ごはんの上にかけて食べるのは勿論、小腹を満たしたい時や、おやつ代わりにそのまま食べる場合は、これくらい食感のある方が、満足感があるかもしれない。
コスパで選ぶなら【ローソン】『極小粒納豆』
ローソン(東京都)、タカノフーズ(茨城県)『ローソンオリジナル 極小粒納豆』(50g×3・参考価格 税込84円・発売中)は、比較した商品の中では、内容量が50gと多いのに、お値段は一番安く84円というコスパ抜群の商品だ。おかめ納豆を販売している、タカノフーズが共同開発している商品なので、その違いが気になったが、「おかめ納豆」と比べて、こちらの方が、わずかに豆が硬めだと感じた。豆は綺麗な形のものが多いようだ。こちらもタレは塩味が強いので、そのまま食べるときは量を調整した方が良いかも。たっぷり入っているのに、お手頃価格な納豆が好きな方におすすめ。
小粒納豆
小粒納豆はセブンとローソンで購入することできた。なんといっても、どちらも北海道産の大豆を使用していることが特徴だ。極小粒の豆と比較すると、豆一つひとつがふっくらと丸みを帯びている。また、付属のタレはどちらも甘めだ。
国産の小粒納豆をタップリ食べたいなら【セブン-イレブン】『北海道産小粒 3個入』
ふっくらとした小粒サイズの豆が特徴的な、あづま食品(栃木県)『セブンプレミアム 北海道産小粒 3個入』(45g×3・参考価格 税込116円・発売中)。同じくローソンの小粒納豆と比較すると、こちらの方が入っている量が1パックあたり5gずつ多い。極小粒に比べると、小粒は入っている豆の粒数が少なくなるので、ごはんの上にのせて食べる時は、豆とごはんのバランスが重要になる。油断して、その比率を間違えると、気づいた時には納豆のみ先になくなり、残っているのは納豆の痕跡がついたごはんばかり…という、寂しい状況にもなりやすい。そのようなこともあり、ごはんの上にのせて食べる時の小粒の内容量は、少ないよりは、多めに入っていてくれた方が嬉しいと感じた。
質の良い大豆の小粒納豆を食べたい方は【ローソン】『北海道産小粒納豆』
ローソン(東京都)、タカノフーズ(茨城県)『ローソンオリジナル 北海道産小粒納豆』(40g×3・参考価格 税込110円・発売中)は、内容量は決して多くなく、価格も高めの設定だが、大豆の質が良いと感じた。小粒の納豆は、極小粒に比べると豆の存在感が強くなるので、豆一つひとつのクオリティに美味しさが左右されやすいが、こちらの納豆の大豆は質が高くて美味しいと思う。ふっくらとした丸みを帯びた大豆は程よい食感で、においもクセがなくて食べやすい。量より質の納豆が食べたい方にはこちらがおすすめ!
中粒納豆
今回、唯一の中粒サイズの納豆。普段、煮豆で使用するような大きさの大豆の納豆はインパクト抜群だ!
豆のホクホク感がたまらない【ファミリーマート】『国産大豆100% 中粒納豆 3個入』
ファミリーマート(東京都)、あづま食品(栃木県)『ファミマル 国産大豆100% 中粒納豆 3個入』(40g×3・参考価格 税込110円・発売中)は、極小粒と比較すると一粒の大豆の大きさが2~3倍ほどあり、食べ応え抜群だ。煮豆などで使用するような大きさなので、ごはんにかけるのは勿論だが、おやつ代わりに単体を一粒一粒、箸でつまんで食べても良さそう。大きく、ふっくらした豆は、柔らかすぎない食感も好印象だ。付属のタレは甘め。普段、極小粒などを食べている方も、気分転換に他の納豆を選びたいなどにおすすめ。
記者が選ぶのはこれ!
記者が選ぶコンビニの納豆PB商品は、『ローソンオリジナル 北海道産小粒納豆』だ。こちら、他の商品と比較して、量が少なく価格は高めの設定だが、豆一つひとつが美味しく、クオリティが高いと感じた。記者の家族は皆、納豆が好きで、普段はお手頃価格で味も美味しいタカノフーズ『おかめ納豆 極小粒ミニ3』を常に数パック冷蔵庫にストックしてあるが、少し違った納豆を食べたくなった時には、こちらの『ローソンオリジナル 北海道産小粒納豆』を選びたいと思った。
コンビニには、沢山の種類の納豆が置いてあるので、ぜひ、自分好みの納豆を探してみて!
photo by 尹哲郎