千葉県の地域資源を活用『サンブスギ微香精油』の穏やかな香りで癒しの森林浴気分を
サンブスギは千葉県北東部にある山武地域を中心に250年以上前から育てられてきたスギ品種で千葉の地域資源のひとつ。そのサンブスギから抽出した『サンブスギ微香精油』をご紹介しよう。
地域のためにできることを
ケミコート(千葉県)は化学工業薬品の製造販売などを手がけているメーカー。金属表面処理剤をはじめとした各種工業薬品の開発・販売を中心に、付帯設備の設計・施工、家庭用洗浄剤(超電水クリーンシュ!シュ!)などの一般家庭用製品の開発・販売を行っている。
千葉が誇る国産材「サンブスギ」とは
最高クラスの杉材として在宅の建材や高級家具材としても利用されているサンブスギ。杉の中でも花粉の少ない優良な品種でもある。
2019年9月に千葉県を直撃した台風15号が大きな被害をもたらしたことは記憶に新しい。特に千葉の房総地域では、建物の倒壊や倒木など大きな被害が発生。長期間の停電、断水、通信障害など復旧に時間を要した。サンブスギ微香精油を製造販売するケミコートの東金工場でも台風の被害が出ていた。
長期間に及ぶ停電を引き起こした原因のひとつがサンブスギによる倒木。林業の衰退もあり、手入れが行き届かなくなったサンブスギの樹幹内部が腐朽。木々が台風の強風に耐えられず次々と倒木してしまったのだ。そのことが復旧の遅れにつながり、大規模な停電になってしまったという。
サンブスギを使う、植える、育てるのサイクルで災害に強い美しい森づくりを
ケミコートは千葉県の会社として、なにか地域貢献できることはないかという想いから、高齢となったサンブスギを計画的に伐採し、新たに植栽することに着目。さらにサンブスギの間伐材から精油を抽出し『サンブスギ微香精油』を作り上げた。
やわらかく穏やかなウッディの香り
『サンブスギ微香精油』(5ml・希望小売価格 税込2,178円・発売中)
この精油はサンブスギ1本(80kg)からわずか200㏄しか抽出できない貴重なもの。さらに精油の中では珍しい微香タイプ。香りの強い葉部を一切使っておらず、木部のみを抽出しているので穏やかな香りが楽しめる。
チーバくんも応援!
ちばの地域資源を活用した商品であるチーバくんの「ちばのキラリ」ロゴマークを化粧箱天面にプリント。
原材料の調達から自社工場での生産、出荷まで全てを房総地域内で一貫生産されている。
森林浴へと誘う心地よい香り
小瓶に詰められた精油を楽しむ方法をいくつかご紹介しよう。
木材のディフューザーにお好みで数滴。火や電気を使うことなく、木に染み込ませて穏やかな香りを楽しめる。微香精油ということで、鼻をツクようなきつさはなく、やわらかな香り。ウッディ系の香りが好みであれば、このやさしい香りにきっと癒されるはず。
器に熱いお湯を入れてそこに数滴。ふわっといい香りの蒸気が広がり、リラックスできる雰囲気に。香りを広範囲に広げることもできるので、玄関先などでも気軽に楽しめる。その他にもアロマストーン、アロマランプなど、お好みの方法で楽しんでみて。
純度の高い精油なので、皮膚や粘膜につかないように注意。ストーブやコンロなど、火気の近くでの使用も厳禁。使用後はキャップをしっかりと閉め、酸化や揮発を防ぎ、冷暗所で保管。開封後は1年以内に使い切るようにしよう。
千葉県産100%のアロマを手に
山武の森の穏やかな自然の香り。天然の心地よい香りでくつろぎのひと時を。千葉の郷土土産としても自信をもっておすすめできる一品。
『サンブスギ微香精油』は公式オンラインショップをはじめ、道の駅 みのりの郷東金では、サンブスギ100%のアロマディッシュがセットで販売中。
公式サイトはこちらphoto by 蘭 よう子