【山形ラーメン名店】ワンタンたっぷりは嘘じゃない! 『ワンタンメンの満月 魚介だし醤油味』を食す【カップ麺】

ラーメンじゃなくワンタン麺を食べたいときもある

 

つるつるしたり、とろっとしたり、ラーメンにさまざまな表情を与えてくれるのがワンタンだ。今回食べたワンタンメンは、山形の名店の味を再現した『ワンタンメンの満月 魚介だし醤油味』である。これは期待してしまう。

 

山形の昭和35年創業の老舗「ワンタンメンの満月」の「ワンタンメン」をカップ麺化!

ラーメンとはまたちょっと基準が違うおいしさを持っているワンタンメン。ワンタンも中華麺も小麦粉じゃんと言うなかれ。なかに少量だけれど具材が入り、麺とはテクスチャーも違うので、その組み合わせはかなりのマジックなおいしさを実現することができるのだ。記者はラーメン食べたいとは別のベクトルで無性に食べたくなるときがある。

今回紹介するのは、エースコック(大阪府)『ワンタンメンの満月 魚介だし醤油味』(94gうち麺65g・希望小売価格 税込303円・2022年10月24日発売)である。昭和35年創業で今年60周年を迎える山形県酒田市のラーメン店「ワンタンメンの満月」の人気メニュー「ワンタンメン」を完全再現した一品である。ちなみに今年2月には、東京・三鷹に「ワンタンメンの満月 三鷹店」も開店して話題になった。

 

使用しているのは角刃のノンフライ麺、煮干しの旨みを利かせたすっきり醤油スープと相性抜群のもっちりとした食感のめんに、“つるとろ食感”のワンタンがたっぷり入っている。ちなみにワンタンのぶん、麺量は少なめ。先入れかやくはねぎ、メンマ、そしてワンタン。なぜか先入れかやくの小袋2つにワンタンが分配されている。謎。

 

 

『ワンタンメンの満月 魚介だし醤油味』を食べてみた!

湯入れ5分。かやくを先に入れて、液体スープは後入れ。ノンフライ麺なので、スープを加える前によく麺をほぐしておくことが必要だ(でも技術革新か、最近はスープ投入後でもそこそこほぐれやすいことも増えてきた)。

 

スープを入れると鮮烈な醤油の香り。そこにチキン、煮干しなどの魚介類のダシが加わるのだが、魚介エキスと魚介粉末を組み合わせているだけあって、サカナ感の方が強めのややこしい香りだ。

 

ワンタンたっぷりは嘘ではない。多少ミニチュア感はあるが、具がしっかり入ったワンタンが約6個。短めのメンマも散っている。

 

麺はしっかりとした弾力とコシですすり上げる食感の快感がある太麺タイプ。縮れとともに魚介感あふれる醤油スープが一気にまとわりついてきて、おいしい。問題のワンタンはしっかり湯戻りしており、つるつるでうまい。具材の肉の旨味もしっかり伝わってきたので、スタンディングオベーションを送りたい。重めの麺とつるつると具材が、実に絶妙なハーモニーを醸し出していたからだ。

 

カップ麺としてはちょっとばかり高価格帯に感じるかも知れないが、記者はそれだけの価値があると感じた。

 

入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。

 

 

公式サイトはこちら

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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