【加熱式タバコ】『プルーム・エックス用たばこスティック 全種吸い比べ』【手短か要点解説】

全部で16種類

 

昨年夏に発売されて、その実力が高く評価された加熱式タバコ『プルーム・エックス』。タバコらしいビシッとした吸いごたえが特徴の同機種で吸える、全16種の専用スティックを吸い比べてみた。ヘビースモーカーの記者が、その喫味のようにビシッと要点を述べていこう。

 

タバコ特有のギルティなフィールを残した、強めの喫味の『プルーム・エックス』

マイルドな印象の前モデル「プルーム・エス」から、100℃に迫る加熱温度アップで昨年夏にワイルドなキャラ変を行ったJT(東京都)加熱式タバコ『プルーム・エックス』。本体内部の加熱炉(チャンバー)を周囲から加熱しつつ熱風を送るWのパワー「ヒート・フロウ」技術で、喫味を大幅に強くしたのだ。

 

「アイコス」の最新機種「アイコス イルマ」では、スティック両端を閉じて、一切タバコ葉をこぼさない仕様に生まれ変わって、メンテナンスフリーですっきり雑味のない味を生み出したが、それをマイルド化したと感じる人もいる。

 

『プルーム・エックス』は真逆の方向で、よりきつめのノックアウト系の味わいを目指したのが特徴だ。喫煙時間は5分で、パフ数制限無し。スパスパ立て続けに吸っても味が出やすい傾向がある。

 

「メビウス」シリーズ(レギュラー2、メンソール2、フレーバーメンソール4)。デバイスはフロントパネルを「YOSUKE AIZAWA Model”Fog Moutain”」(限定コラボ非売品)に交換済み

高価格帯は紙巻きタバコとしても日本を代表するブランドの「メビウス」シリーズ(20本入・税込570円・発売中)。昨年値上げ時は高価に感じたが、2022年は値上げ無しだったので、気持ち的に安く感じてしまう。

 

 

「キャメル」シリーズ(レギュラー2、メンソール2、フレーバーメンソール4)。デバイスは「ドッキングステーション」(充電スタンド・税込1,480円・発売中)を使用

低価格帯は洋モク(海外タバコ)の名品「キャメル」シリーズ(20本入・税込500円・発売中)。こちらも今年は値上げ無しでいまだにワンコインと、コスパ優秀過ぎ。

 

「メビウス」レギュラー

 

『メビウス・リッチ』レギュラー/税込570円

ガツンとした喫味のトップを走るのが、『メビウス・リッチ』。シャープな強めの喫味にもわっとしたロースト感が重量を与え、人によってはクセが強いと感じ、そこがいいという人もいる。記者的には、その日の体調によっておいしく感じる度合いが変わる印象だ。タバコ葉の葉肉部分「ラミナ」を使用しているので、旨味が濃い。

 

 

『メビウス・スムース』レギュラー/税込570円

「メビウス(旧・マイルドセブン)」にもっとも近い味わい。タバコ葉の葉肉部分「ラミナ」を使用しているので、旨味が濃く、それでいてクセは少ない。スタンダードなタバコのおいしさがいい。結局ここに戻ってしまいがち。

「メビウス」メンソール

 

『メビウス・メンソール・フレッシュ』メンソール/税込570円

辛めのメンソールが喉奥にガツンと来る王道強メンソール。ただ天然メンソールを使用しているのでふんわりとした甘みがあり、凶暴な感じではない。

 

 

『メビウス・メンソール・コールド』メンソール/税込570円

落ち着いたトーンの冷感メンソールが広がる、タバコの旨味と清涼感が調和したタイプ。

 

 

『メビウス・オプション・イエロー』フレーバーメンソール/税込570円

シトラス(柑橘)系メンソール。ケミカルさを感じずに、黄色い柑橘系の果皮の味と香りを感じられておいしい。

 

 

『メビウス・オプション・パープル』フレーバーメンソール/税込570円

吸う前につぶすカプセルを搭載。人気のベリーメンソールは、天然メンソールを使用しているだけあって辛すぎない上品な味わいに。紫色のぶどうフレーバー。

 

 

『メビウス・オプション・マスカットグリーン』フレーバーメンソール/税込570円

色が名前のはずの「オプション」シリーズだが”マスカット”とフルーツ名が入っている、白ぶどうの味わいがおいしい。まるでマスカットをかじったかのような果皮+果肉の味わいと天然メンソールの組み合わせが素敵。

 

 

『メビウス・オプション・レッド』フレーバーメンソール/税込570円

レッドはりんご。すりおろし感のあるリンゴ風味はそこまで強くなく、みずみずしさはあるものの、メンソールタバコのおいしさのアクセントという感じだ。

 

「キャメル」レギュラー

 

『キャメル・リッチ』レギュラー/税込500円

安くて強くてクセもある、香ばしさの際立つレギュラー。このギルティ感は好き嫌いが分かれるだろうが、きつめのタバコが好きな人、インパクトがほしい人にはいいはず。

 

 

『キャメル・スムース』レギュラー/税込500円

おとなしいけれどタバコの旨味はしっかり感じられる、意外と優等生な定番タイプ。記者はクセのなさとコスパを考えると、こっちに戻りがち。海外系ライトタバコの王道味。

 

「キャメル」メンソール

 

『キャメル・メンソール・コールド』メンソール/税込500円

冷感タイプの強メンソール。刺激はかなり強い。

 

 

『キャメル・メンソール・ブラックミント』メンソール/税込500円

マールボロのブラックメンソール=ブラメン系統の、パンチのあるメンソール。苦みに近いメンソール感と強めのハーブ感。少しエキゾティックに感じるかも。

 

「キャメル」フレーバーメンソール

 

『キャメル・メンソール・マスカットグリーン』フレーバーメンソール/税込500円

ケミカルな白ぶどうのアロマ。思ったよりも酸っぱい。

 

 

『キャメル・メンソール・パープル』フレーバーメンソール/税込500円

こちらは輸入バブルガム感の激しい、ポップでわかりやすくちょっとケミカルな味。

 

 

『キャメル・メンソール・イエロー』フレーバーメンソール/税込500円

高級路線ではないものの、爽快な柑橘フレーバーが吸いやすい。

 

 

『キャメル・メンソール・レッド』フレーバーメンソール/税込500円

りんごというよりアップルパイのような甘酸っぱさがある。後半ちょっとケミカル。

 

 

入手は全国のたばこ取扱店などで可能だ。※タバコは20歳になってから

 

 

公式サイトはこちら

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 清水葉子

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