【2024年】コンビニで買えるミニキャンディを「10種一挙食べ比べ」!
あなたは小さな袋に入った飴を買ったことがあるだろうか。持ち運びしやすい、飽きない、かさばらないといった理由で働く女性に人気の商品である。小さいサイズだからこその見た目もかわいいし、しかものど飴タイプなら一石二鳥で最強だ! そこで今回は『コンビニで買える手のひらサイズのミニキャンディ10種類』を購入し、それぞれの味や特徴を食べ比べてみた。
公開:2020年2月27日/情報更新:2024年2月19日
コンビニ限定商品も発売中。小さいサイズだから飽きないし持ち運びやすい!
セブン-イレブンやファミリーマート、ローソンなど、コンビニに行くと棚にきれいに並んで吊り下がっている手のひらサイズのキャンディたちが目に入る。ほとんど変わらない値段で量がたっぷりと入ったレギュラーサイズがあるのに、なぜ小さなキャンディたちがこんなにも並んでいるのだろうか。
よくよく調べてみると、キャンディをオフィスや移動中に食べる人が多く、20~30代の女性に人気があるのだそう。たたでさえ会社の荷物が多い鞄に、大きなキャンディの袋はかさばるから大変だし、オフィスで食べるにしても量が多くて食べきれない、同じ味で飽きる、といった不満もあり、コスパの悪さと比較しても勝るメリットがたくさんあるのだ。
デザインは女性向けの可愛いものが多く、デスクの上に置きやすい自立するスタンドタイプが多いのも特徴の1つ。ちなみにメーカーや商品によって小さいサイズの呼び方は異なっており、コンパクトサイズ、ミニパック、小袋サイズなど様々。こういった呼び方がついた商品はレギュラーサイズがすでに販売されているものが大半なので、気に入ればそちらを買うのもいいだろう。お試しで手軽に買えるのも小さいサイズのメリット1つだ。
そんなわけで、今回はコンビニで買える手のひらサイズキャンディ10種類を食べてみたので、その味や特徴、サイズ感を皆様にお伝えしよう。
カンロ『健康梅のど飴(コンパクトサイズ)』
(26g・実勢価格 税込127円・発売中)
1つ目はジッパー付きスタンドパウチの『健康梅のど飴(コンパクトサイズ)』(サイズ約8×11cm)。2021年に40周年を迎え、同年9月にハーブ成分やパッケージをリニューアルした同社定番のど飴だ。紀州産梅果汁をメインに、梅エキス、梅漬けはちみつ、赤シソ抽出物といった梅成分を配合。ハーブには独自開発のホップや渋柿など、31種類が使用されている。
口に入れた瞬間からハーブ感が強めで、口の中がスーッと清涼感に包まれた。それからすぐに梅らしい酸味や梅の旨味が溶けだしてくる。リニューアルに伴い酸味を加えたらしく、以前は酸味とはちみつの甘さのまろやかな味が印象的だったが、確かに酸味がぐっと前に出てすっきりとした味わいに変わっていると思う。梅らしさはしっかりと残っているので、梅好きにはおすすめののど飴だ。
1粒あたりのエネルギーは13.1kcal、糖質は約3.3g。目安8粒入り。
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カンロ『金のミルクキャンディ ミニパック』
(27g・実勢価格 税込128円・発売中)
2つ目はカンロのジッパー付きスタンドパウチの『金のミルクキャンディ ミニパック』(サイズ約8×11cm)。北海道産生クリームをたっぷりと使用した高級感と贅沢感を追求したブランドで、独自の製法により香料・着色料を一切使わずにミルクの味を引き出している。そのため口当たりがとてもやさしく、濃厚な味わいを楽しめると人気なのだ。
小さくなっても中身はもちろんそのまま。口に入れるとすぐにミルクの味が口中に広がる。まるで生クリームをなめているかのようなまろやかさと甘さで嫌な味が一切しない。舌触りも優しく絹のような食感なのでつい口の中で転がして遊んでしまうほど。この贅沢を持ち運べるのならこれはとても嬉しいかぎりだ。
1粒あたりのエネルギーは18kcal、糖質は約3g。目安7粒入り。
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カンロ『まるごとしぼったりんごのど飴』
(26g・実勢価格 税込128円・発売中)
3つ目はジッパー付きスタンドパウチの『まるごとしぼったりんごのど飴』(サイズ約8×11cm)。日本の生産量1位を誇るふじりんごを丸ごとしぼった果汁を閉じ込めたのど飴だ。ハーブエキスを配合しているので単なるりんご飴ではなくのどにもやさしいのが嬉しい。ちなみに、これは大袋タイプがないオリジナル商品である。
りんごの蜜を固めたような飴玉を1つ手に取り口に入れると、期待を裏切らない蜜の味。嫌味のない甘さとほんのりと酸味のある味わいが心をリラックスさせてくれる。ハーブエキスの風味は特になく最後まで美味しく食べることができた。りんご味が大好きな人におすすめの1品だ。
1粒あたりのエネルギーは12.8kcal、糖質は約3.28g。目安8粒入り。
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UHA味覚糖『味覚糖のど飴プラス すっきりレモン』
(16.2g・実勢価格 税込148円・発売中)
4つ目は同じくUHA味覚糖よりジッパー付きの『味覚糖のど飴プラス すっきりレモン(16.2g)』(サイズ8×10cm)。今回紹介する10種類の中で最小サイズで薄い持ち運びに優れた商品だ。科学的な根拠が論文や研究によって認められた成分を使用した機能性表示食品となっており、本商品には血の目めぐりを整えて抹消の血流量を上昇させて正常な温度に戻す効果があるモノグルコシルヘスペリジンを1袋当たり170mg配合している。
味はレモン、金柑、ゆず、シークヮーサーの果汁と蜂蜜による酸味と甘さがブレンドされたさわやかな味わい。人口甘味料が使われているが、果汁成分のおかげで気にもならない。機能性表示食品として売り出されているが、21種類のハーブエキスが配合されてのど飴としての効果も期待できる。持ち運びにも便利、のどにもよく、体温の正常化にも対応する万能性は素晴らしい。鞄のポケットに忍ばせておきたい1品だ。
1粒あたりのエネルギーは約10.5kcal、糖質は約2.6g。目安6粒入り。
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龍角散『龍角散ののどすっきりタブレット ハニーレモン味』
(10.4g・実勢価格 税込200円・発売中)
5つ目はジッパー付きの『龍角散ののどすっきりタブレット ハニーレモン味』(サイズ10×13cm)。今回紹介する中では大きめだが、厚みは最も薄くすき間にスッと入れられる。のどケアの代表的な成分である龍角散のハーブパウダーをはじめ、清涼感のあるマイクロビーズ、うるおい成分のウォータリングフレーバーを配合したタブレットとなっている。
食べた印象は龍角散を固めた錠剤といった感じ。粉末状のものよりもよっぽど食べやすいが、香りや味に龍角散特有の風味があるので美味しいとは素直に思えない。タブレットだがはじめのうちは硬くしばらく舐める必要がある。フルーツ香料を使用したハニーレモン味で、甘味料のキシリトール(シュガーレス)が入っているが甘みはほぼなし。嗜好品として食べるのではなくのどケアをいつでも手軽にしたい人向けといったところだろう。マイクロビーズの清涼感が気持ちいいので食後のお口のリフレッシュにも活躍してくれそうだ。
1袋あたりのエネルギーは41kcal、糖質は約10g。
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カンロ『健康のど飴たたかうマヌカハニー』
(26g・実勢価格 税込138円・発売中※セブン-イレブンで購入)
後半1つ目は再びカンロののど飴、ジッパー付きスタンドパウチの『健康のど飴たたかうマヌカハニー』(サイズ約8×11cm)。ニュージーランド産マヌカハニー(MGO115+)を配合した、まろやかはちみつ味ののど飴だ。シソ、キンカン、ショウガなど31種のいたわり素材(和漢素材)のほか、ハーブエキス、プロポリスエキス、ホップエキスなど、健康食品に使われる成分を多く含んでいる。
まろやかというよりは、まったり濃厚なはちみつ味。かなり甘味が強く、はちみつをそのまま舐めているかのようだ。和漢素材やハーブなどの味や清涼感はなく、独特の匂いと味がするプロポリスの味もまったくなし。のど飴ではなく普段通りの甘いキャンディとして食べられるから毎日続けたい人にもぴったりだ。
1粒あたりのエネルギーは13.3kcal、糖質は約3.32g、マヌカハニー43㎎。目安8粒入り
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カンロ『濃いに恋する濃いのど飴』
(26g・実勢価格 税込128円・発売中※セブン-イレブンで購入)
7つ目はジッパー付きスタンドパウチ、カンロの『濃いに恋する濃いのど飴』(サイズ8×11cm)。濃縮ブドウ果汁を使用した芳醇ぶどう味ののど飴だ。その名の通り濃さをコンセプトにしており、キャンディの色はパッケージ通りの濃い紫色となっている。ちなみに、裏面にはメッセージを書く欄があり、気になる相手にプレゼントするといった使い方もできるようだ。
見た目だけでなく味もしっかりと濃く作られており、口に入れた瞬間から果汁が染み出るようなぶどうの甘味が溶けだしてくる。ただ、甘さ一色ではなくほんの少し酸味があるのもポイント。原材料を見るとタンニン酸が使われており、まるでぶどうの皮も一緒に食べているような味わいとなっている。いや、恋というのは甘いだけではなく甘酸っぱいからこそ恋なのだ。カンロが再現したのはぶどうではなく、恋なのかもしれない。ハーブエキスは配合されているがハーブ感はないので、のど飴が苦手な人にもおすすめだ。
1粒あたりのエネルギーは約13.2kcal、糖質は約3.31g。目安8粒入り。
カンロ『バターキャンディ飛ぶぞ』
(26g・実勢価格 税込128円・2022年11月21日発売※ファミリマートで購入)
続いては、ジッパー付きスタンドパウチのカンロ『バターキャンディ飛ぶぞ』(サイズ×cm)。まるでそのままバターをなめているような味わいを目指したキャンディだ。方向性はおそらくここ数年バズり続けている「バター丸ごと1本使った料理動画」と同じ。キャンディの甘さよりもバター感を出すことで、ギルティ&幸福感を楽しめるというわけだ。バターには北海道で作られた発酵バターを使用。一般的なバターに比べ風味が強くコクがあると言われているが、こちらはどうだろうか。
口に入れると同時に、ぶわっと広がるバターの風味。発酵バターは特有の風味があるといわれているが、舐めている限りでは感じない。ただ、味はどちらかといえばミルク感のある甘い味。原材料に生クリームや加糖練乳が使われており、脂肪らしいまったり感が控えめだからかもしれない。とはいえ、ほかのキャンディにはないカロリー感がぶつかってくるので、がっつりと“補給”したい人には刺さるだろう。
1粒あたりのエネルギーは約13.7kcal、糖質は約3.15g。目安8個入り。
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カンロ『ububu(うぶぶ)キャンディ ハニーレモンソーダ味』
(26g・実勢価格 税込138円・2022年10月17日発売※セブン-イレブンで購入)
9つ目はジッパー付きスタンドパウチ、カンロの『ububuキャンディ ハニーレモンソーダ味』(サイズ8×11cm)。日常に彩を与える抜け感がかわいすぎるキャンディシリーズ第2弾商品だ。ポップさとキュートなシースルーパッケージと、そこから見えるブルーとイエローのマーブル模様のキャンディがなんともかわいい。
味わいも抜け感のあるほんわかとした印象。がっつり甘いわけではなく、はちみつの甘味をベースにレモンの酸味がちょうどいいバランスでブレンドされている。ただし、ソーダらしさはほとんどない(飴に炭酸要素は入っていない)。キャンディは濃くて甘くないとダメ! という人には物足りないが、ほんわかとした甘さと酸味、そして鼻に抜けるレモンの風味を楽しみたい人におすすめだ。優しい味わいにリラックスできるはず。
1粒あたりのエネルギーは13kcal、糖質は約3.23g。目安8個入り。
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ロッテ『はちみつカリンのど飴<たっぷりマヌカハニー>ミニパック』
(26g・実勢価格 税込127円・2022年11月8日発売※ローソンで購入)
最後はジッパー付きのロッテ『はちみつカリンのど飴<たっぷりマヌカハニー>ミニパック』(サイズ9×11.5cm)。国産カリンエキスとハーブエキス(ユーカリ、ペパーミントなど)に加え、マヌカハニー(マヌカの花からとれるはちみつ)を1袋当たり1,000mg配合したのど飴だ。マヌカハニーは一般的なはちみつよりも抗酸化作用や抗炎症作用が高いと期待されており、ミニパックながらのどへのアプローチはしっかりとしている(同社ののど飴でマヌカハニーが使われているのは本商品のみ)。
まろやかで濃厚な甘味。スースーとしたハーブ感が少しあり、のど飴らしい味わいとなっている。そのおかげか、甘いけど甘ったるさがないので年齢問わず食べやすいだろう。記者のお気に入りポイントは風味の良さ。マヌカハニーを使っているおかげか、はちみつの香りが最後まで続き、華やかな気分を満喫できた。のどはもちろん、気分転換にも舐めたくなるキャンディだ。
1袋あたりのエネルギーは31.6kcal、糖質は約7.53g。目安9粒入り。
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まとめ
キャンディを10種類同時に食べたのはおそらく人生で初めて。だからこそ、それぞれのキャンディの良さを実感できたのが大きな収穫だ。のどケア用のど飴はもちろん、濃さに特化した『濃いに恋する濃いのど飴』や『バターキャンディ飛ぶぞ』、さわやかな気分を味わいたい『健康梅のど飴(コンパクトサイズ)』や『味覚糖のど飴プラス すっきりレモン』は鞄やデスクに常備しておきたいと感じた商品だった。
1袋当たり8粒程度と少なめだが、コンパクトで持ち運びやすく色んな種類を食べるにはぴったりなサイズ感だ。キャンディ選びに迷っている人や鞄に忍ばせたい人はいずれもコンビニで購入可能なので試してみてほしい。
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photo by 尹 哲郎