神話に登場する白い鹿がモチーフ! 「和」と「洋」が融合した新感覚最中『神鹿物語』をおためしレビュー♪

 

パリパリの食感の皮で餡を包んだ最中。皮の香ばしさと餡の上品な甘みが特徴の和菓子で、なぜか無性に食べたくなる時はないだろうか。そんな方におすすめなのが、濃厚なミルク餡がたっぷり詰まった『神鹿物語』。奈良の鹿をモチーフにしたかわいい見た目の一品。中には、奈良県産の吉野柿が入っているちょっぴり変わり種の最中を早速味わってみよう!

 

奈良土産にぴったり! 白い鹿をモチーフにした優しい甘みの和菓子

奈良の土産菓子の製造・販売を行う多口製菓(奈良県)。奈良の地元食材を取り入れたオリジナルの商品を多く展開している。そんな多口製菓の看板商品なのが、とある伝説に登場する白い鹿をモチーフにした『神鹿物語』(3個入り・希望小売価格 税込594円/6個入り・希望小売価格 税込1,296円・発売中)だ。鹿の形をした皮の中には、濃厚なミルク餡がぎっしりと詰まっている。

 

さらに餡には、ダイスカットした奈良県産の吉野柿と奈良県産蜂蜜、キャラメリゼをしたローストアーモンドが混ざっている。奈良の食材をふんだんに使用していることから、ご当地土産にもってこいの一品である。

 

その他にも、もち米やバター、練乳など国産にこだわった原料をメインに使用している。

 

最中の由来は伝説の神話!? 奈良の食材たっぷり使った変わり種最中

こちらの最中は、白い鹿にまつわる伝説をモチーフにしているのと特徴のひとつ。一見、“奈良といえば鹿”というイメージだけで済ましてしまいそうだが、実は春日大社にまつわる神話が由来している和菓子だ。

武甕槌命(タケミカヅチ)という神が平城京鎮護のために、御蓋山(三笠山)へと訪れた際に乗っていたのが白い鹿。そして手には柿の杖を持っていたとのこと。その伝説を連想させる白い鹿と柿の2つを掛け合わせて完成したのが、こちらのミルク餡フレーバーの最中である。さらに神鹿の好物が柿であったことも、吉野柿を使用した理由のひとつだ。

 

濃厚なのにあっさり! 食感も楽しめるオリジナルフレーバー

断面を見てみると、ミルク餡がぎっしり。なめらかな舌触りと豆の風味により、上品な甘みに仕上がっている。濃厚なのにどこかあっさりとした、オリジナリティたっぷりの餡は、ひと口食べるとクセになる味わいだ。

 

香ばしい皮の風味と共に、ミルキーで濃厚な甘みが口いっぱいに広がる。さらにそこから、ほろ苦いキャラメゼしたアーモンドのカリカリ食感と、甘酸っぱい吉野柿の甘酸っぱさが後を追うように押し寄せてくるではないか。またハチミツによって、コクも出すことにより、濃厚な味わいを作り上げている。

 

ひと口で二度三度味が変化していく最中は、新しい味わいなのに、どこかしっくりくる絶妙な旨味が詰まっている!

 

コーヒーとの相性もバッチリ! ブレイクタイムに食べたくなる優しい甘みの逸品

こちらの最中は、コーヒーとの相性もいいということで、実際にためしてみた。濃厚な最中をひと口かじり、そこにほろ苦いコーヒーをゴクリ。和菓子として食べていた最中が一気に洋菓子を食べているような感覚にチェンジ! キャラメリゼしたアーモンドの香ばしさとコクがコーヒーの苦味とマッチする。

「和」の中に「洋」を取り入れることにより、コーヒーはもちろん、紅茶やハーブティーなどとの相性も良さそう。これはブレイクタイムの一品にぴったりの和スイーツと言える。

『神鹿物語』は、和菓子の代表である最中に、吉野柿やアーモンドを取り入れることで洋菓子の要素も含む新たなお菓子。新感覚なのにどこかしっくりくる味わいは、一度食べるとやみつきになる。お茶請けとして、お土産としても喜ばれること間違いなし!

 

近鉄奈良駅やGOTO-CHI/近鉄百貨店奈良、大和路SHOPにて購入可能。

 

公式サイトはこちら

 

記者

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北崎 早希

ライター歴5年。美容業に8年間勤務後、夫とのヨーロッパ移住をきっかけに、美容の知識を活かした美容ライターの道へと進む。現在は国内で、美容やライフスタイルなどの女性メディアやPRを中心に執筆中。旅行とお酒が好き。

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photo by 尹 哲郎

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