【缶ビール】原点回帰『サントリー生ビール』は、新たな定番の座に輝くのか?

業務用ビール樽のようなクールなデザイン

 

どんなに落ち込んだときでも、うまいビールが飲めれば最高の1日にできる。サントリーから新発売したシンプルイズベストな名前の『サントリー生ビール』は、初めて生ビールを手がけた1967年のような新鮮な気持ちで生み出された。原点回帰なデザインと味わいを、お酒大好き記者がたしかめてみる!

 

パッケージが物語る原点回帰的「生ビール」の魅力とは?

サントリー(東京都)のビールといえば、フルーティさが特徴で日常にちょっとした贅沢を演出する「ザ・プレミアム・モルツ」シリーズを思い浮かべるビール党は多いだろう。だが今回新発売された『サントリー生ビール』(350ml缶・実勢価格 税込218円前後・2023年4月4日発売)は、シンプルな名称とビール樽をモチーフに、コーポレートロゴが力強くあしらわれたパッケージデザインが目を引く。

 

サントリーが初めて生ビールを作った1967年のときのような初心に帰り、1日の終わりに自分へのご褒美となる新しい「生」ビールを生み出した。ちなみに、公式サイトに人気アニメシリーズ「ルパン三世」の銭形警部がおいしそうにビールを飲んでいる姿が描かれているが、1967年は「ルパン三世」の原作の連載が始まった年でもある。記者はまだ生まれていない。

 

アルコール度数は5%。飲み始めから終わりまで、生ビールのうまさがずっと続くようなビールを実現すべく、素材や製造条件を見直して香りや苦味の質などを制御。素材もダイヤモンド麦芽やアロマホップ、コーングリッツにサントリーといえばの天然水という4つの厳選素材を使用している。

350ml缶のほか、週末などにたっぷり楽しみたい500ml缶実勢価格 税込286円前後)も同時にリリースされている。また、パッケージ中央に赤文字で書かれている「トリプル生」とは、「デコクション」と呼ばれる仕込釜で麦汁を煮出す工程を3度繰り返すトリプルデコクション製法を指している。この工程によって、素材の旨味や特徴が絶妙に調和されるとのこと。

 

トリプル生の実力に感服! 『サントリー生ビール』を飲んでみた

それではグラスに『サントリー生ビール』を注いで、飲んでみることに!

生ビールらしい明るめの金色が美しい。しっかりと泡立てることを意識して注いでいく。

泡立ちもよく、見た目だけでもテンションが上がる1杯を味わっていただこう。

きめ細かい泡立ち!

ひと口いただくと、ビールらしい苦味がありつつも、きめ細かく滑らかな口当たりに驚く。喉元を過ぎると、しっかりとした力強い飲みごたえがあり、後味はすっきり。味わいもトリプルな印象で、飲みやすくおいしい1杯だ。

 

とはいえ、なんだかんだひと口目のビールは絶対においしい補正がかかるものだが、最後のひと口までずっとうまさが続くと銘打っているとおり、味わいの印象は変わらずおいしく飲み切ることができた。

生ビールへの原点回帰は、当時の味わいを呼び起こすことではなく、今も昔も変わらないおいしいビールへの探究心への立ち返りなのだろう。ビールも人も、時の流れの中で生きていくなかで、そんな初心を呼び覚ましてみるのも悪くない。ビール好きは、ぜひこの1杯をおいしくいただける瞬間を楽しんでみてほしい!

 

『サントリー生ビール』は、全国の酒類取扱店のスーパー・コンビニなどで購入可能。

 

公式サイトはこちら

 

※お酒は20歳になってから

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加藤 真大

神奈川県在住。“何でもためしてみる”が信条。出版社勤務時代から仕事のお供はカップラーメン&コーヒー。ゲーム&アニメにも造詣が深い。

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photo by 尹 哲郎

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