【ノンアル・レモンサワー】ニューフェイス『よわない檸檬堂 すっきりレモン』は『よわない檸檬堂』と比べてどれくらいすっきりしたのか【飲み比べ】
人気レモンサワーシリーズ「檸檬堂」のノウハウをつぎ込んで生まれたノンアルコール製品「よわない檸檬堂」に、すっきりさを高めた『よわない檸檬堂 すっきりレモン』が追加された。従来よりも甘さを抑え、スパイスの力でよりさわやかなお酒感を実現したという。さらに食事との相性を増したと噂の味わいを、既発オリジナル製品の『よわない檸檬堂』と飲み比べてたしかめてみた。
甘さもレモン果汁も控えめに! 引き算で生まれたストイックなお酒感。これでノンアル?
コカ・コーラシステム(東京都)の「よわない檸檬堂」は、2022年2月に発売されたノンアルコールレモンサワーブランド。2018年に登場したこだわりレモンサワー専門ブランド「檸檬堂」のノウハウや経験を駆使して、アルコール度数0.00%でありながらお酒感のある味わいが特徴だ。
そしてこの度、第2弾フレーバー『よわない檸檬堂 すっきりレモン』(350ml缶・希望小売価格 税込147円・2023年4月17日発売/アルコール度数0.00%)が新発売。その名の通り、すっきりとしたレモン感が楽しめる1本だ。
第1弾『よわない檸檬堂』では、厳選したレモンの果汁とジンに使われる香りスパイス(ジュニパーベリーエキス)をなじませることで、濃厚なレモン感のあふれるレモンサワー風味が楽しめる味わいとなっていた。レモン果汁が10%未満とかなり多く、レモンサワー好きにも好評のようだ(アルコール入りの「檸檬堂」は、5%が基本)。
なお、ジュニパーベリーエキスとは、ブルーベリーに似た見た目の針葉樹「セイヨウネズ」の果実を乾燥させたもので、ジンの香りの中核となる重要なスパイス。
今回の『よわない檸檬堂 すっきりレモン』でも同様の手法を使いつつ、(もともと甘過ぎない味だが)甘さを控え、スパイス感を引き立てることでゴクゴクと飲みやすいさわやか仕立てとなったという。
ただし、レモン果汁は4%。おそらく、レモン果汁を抑えることで、スパイスを感じやすくしてお酒感を強化しているのだろう。
そこで今回は、新フレーバー『よわない檸檬堂 すっきりレモン』を『よわない檸檬堂』と飲み比べしながら、その味わいをたしかめてみよう。
『よわない檸檬堂 すっきりレモン』は、スパイスの香りが強くて酔っちゃいそう! レモンの味わいは控えめだが、揚げ物とよく合うさっぱり味
まずは新フレーバー『よわない檸檬堂 すっきりレモン』から。パッケージは、従来のデザインを踏襲したホワイトベース。すっきり感のある水色が帯状に使われている。夏に飲みたくなるような爽やかな印象だ。
プルタブを立てると、炭酸とともにスパイス(ジュニパーベリー)の香りが鼻まで舞い上がる。アルコールを思わせる香りだ。
いざ、勢いよく飲んでみると、これがなかなか本格的。甘さやレモン感もあるのだが、それ以上にスパイスの風味を一番に感じる。苦味もあるし、本当にお酒を飲んでいるような気分だ。
既発製品『よわない檸檬堂』は果汁10%で、レモン感強めのキューっとした酸味が特徴
第1弾の『よわない檸檬堂』を飲んでみると、こちらはかなりレモン感が強め。口に入れた瞬間から、キューっとした酸味を堪能できる。さすがはレモン果汁10%未満だ。
その一方で、お酒らしさは控えめ。レモンの香りや酸味を楽しめることをベースにして、お酒に近づけているような味わいだ。
その点『よわない檸檬堂 すっきりレモン』は、ジンをベースにレモンフレーバーを足したような味。商品名から夏向けフレーバーのように感じるが、よりお酒らしい仕立てなので、普段からお酒を飲んでいる人におすすめしたい1本だ。
全国のスーパー、コンビニで発売中。
photo by 尹 哲郎/Official images