【介護食】室温でも溶けない? 『SF とけないアイス風デザート』は食事に時間がかかる人にもおすすめなおいしいデザート
食事がゆっくりな方にもおいしく召し上がっていただける『SF とけないアイス風デザート』。アイスのようでありながら室温でも液状になりにくく、なめらかな食感を保つ。もちろん味も本格派で、濃厚な甘さがデザートにぴったり。医療や介護の現場をはじめとして、保育園や小学校の施設給食にも取り入れられている本商品をご紹介しよう。
室温でも1~2時間は溶けないアイス風のデザート
ヤヨイサンフーズ(東京都)は、多様化する食のニーズに柔軟に対応する業務用冷凍食品メーカー。おいしさや食べやすさに配慮した「やわらか食 SOFLI(ソフリ)」も手がけている。
食べる人だけでなく、調理をする人、お世話をする人にもやさしい食べやすさ、そして作りやすさを追求。病院・施設向けの業務用から、家庭向けの在宅用まで、ソフリを展開している。
今回ご紹介するのは、ソフリのデザートシリーズより『SF とけないアイス風デザート』(全5種・35g×10個入り・通販サイト販売価格 税込805円・発売中・※2023年6月末時点)。
フレーバーは全部で5種類。
- バニラ風味
- チョコ
- いちご
- 抹茶
- 小豆
室温でも液状になりにくく、なめらかな食感を維持するデザート。アイスクリームは溶けやすいので、医療や介護施設、保育園や小学校などの集団の人々を対象とする施設では提供が難しかったが、本商品は冷凍庫から取り出して室温(20℃程度)でも1~2時間は溶けることがない。
様々な事情で食事に時間がかかる人でも、ゆっくりと味わいながら楽しむことができる。
とけないアイス風デザートを食べてみよう
1個あたり35gという分量は、食後にちょっとだけデザートを楽しみたい時にぴったり。全体的な食事のバランスを考えた時にもちょうどいいサイズ感。
アイス風デザートということで冷凍商品。冷凍庫から取り出したばかりでも、一般的なアイスほどカチカチという状態ではないが、力の弱い人にとってはややスプーンが入りにくい硬さではある。常温に5分程度置いておけば柔らかくなるのですくいやすくなる。
取り出した時からなめらかな状態にしておきたければ、あらかじめ解凍しておいてもいい。冷凍庫から冷蔵庫(10℃)に移し、120分程度が目安。
味も本格派! 濃厚なアイスクリームのような甘さを楽しんで
濃厚なバニラのおいしさと心地良いひんやり感が口に広がり、なめらかな口どけ。オーソドックスなバニラ味は、ゼリーやフルーツなど他のデザートとも合わせやすい。
こちらは冷凍庫から取り出して25分以上経った状態のもの。一般的なバニラアイスなら、液状にとけてしまうが…この通り溶けていない。質感はさらに柔らかくなっており、ホイップクリームとムースの中間のような柔らかさ。
冷凍庫から取り出して20℃程度の室温でも1~2時間程度は溶けることがなく、食事のペースがゆったりな方でも溶ける心配をしなくて大丈夫。
ただし時間が経つとひんやり感はなくなり、ホイップクリームのような柔らかい状態にはなる。アイスクリームのような食感、ひんやり感を楽しみたい場合は、冷たいうちに食べるのがおすすめ。
いろんなフレーバーが味わえる楽しみも
「チョコ」はクーベルチュールチョコレートを使用しており、スイートなカカオの風味が濃厚。
「いちご」は牛乳・生クリームを使用したベースにいちごの果肉と果汁が加えている。みずみずしい苺の甘酸っぱさと生クリームのミルキーなコクがおいしい。
「抹茶」は静岡県産の抹茶を使用。茶葉のほろ苦さ、香りもしっかりと感じられる上品な味わい。
「あずき」は北海道産あずきで作られた餡を使用しており、上品な小豆の甘さが楽しめる。
ゆっくりと楽しんで
介護シーンだけでなく、保育園や幼稚園など小さな子ども達も食べやすい。食欲がない時のカロリー補給にもおすすめ。
どのフレーバーもひとくちめから濃厚な甘さがあり、満足感の高いデザート。食事の最後にデザートがあると嬉しくなる。ゆっくりとした食事の中でもその楽しみがあるのが嬉しい。
主に業務用商品として、病院や介護施設で使用される商品であるが、公式オンラインショップでは個人での購入も可能。『SF とけないアイス風デザート』はやわらか食ショップで発売中。
photo by 蘭 よう子