【乾麺そば8種徹底比較】2023年越しそば選び! スーパーで手軽に手に入る「乾麺そば」を食べ比べ!
⑤ 信州戸隠 蕎麦通の「更科八割そば」(株式会社おびなた)
・購入場所:マルエツ
・購入価格:378円(税込)
・内容量240g
白く上品な更科蕎麦が、半透明のパッケージから確認できる。中央に商品名が記載され、その下に食感などの特徴が控えめに記されている。シンプルで品のあるデザインだ。
茹で時間は、ざる3分かけ2分半。原材料はそば粉(国内製造)、小麦粉、小麦たんぱく、食塩。
そば粉の香りがほんのり漂う。
自社製粉した更科粉に小麦粉を加え、戸隠高原の水で練り上げている。風味を損なわないよう低温乾燥で時間をかけて仕上げられ、シャキッとした上品な風味と食感が特徴だ。
風味はやや控えめだが、更科らしい上品ですっきりとした味わいだ。ツルツルの細麺でコシもあり、歯切れが良い。のど越しも良いが、そうめんのような食感で、好みが分かれそうだ。240g(1g当たり1.5円)とコスパは及第点。
☆パッケージデザイン(視覚的要素) ★★★★★★★★☆☆
☆素材と製法(味や食感に与える影響) ★★★★★★★☆☆☆
☆香りと風味(独自の香りや風味) ★★★★★★☆☆☆☆
☆麺の食感(のど越しや食感) ★★★★★★★☆☆☆
☆調理時間(何分で茹で上がるか) ★★★★★★★★★☆
☆価格(コストパフォーマンス) ★★★★★★★☆☆☆(1.5円)
☆総合評価 ★★★★★★★☆☆☆(★7.3)
◎ツルツルとした細麺、そうめんのようなのど越し、ざるそばがおすすめ
⑥山形の「とびきりそば」(株式会社小川製麺所)
・購入場所:マルエツ
・購入価格:419円(税込)
・内容量:450g
パッケージに貼られたシールには、「平成で一番売れたそば」という文字が注目される。そのインパクトは絶大だ。色使いは素朴だが、とびきりそばというネーミングも面白い。「とびきりうまいそば」ということで名付けられたそうだ。
※日経POSデータ(平成元年~平成31年集計干し日本そばカテゴリー)
茹で時間は7分~8分。原材料は小麦粉(国内製造)、そば粉、山芋、小麦たんぱく、食塩。
そば粉の香りがほんのり漂う。
風味豊かなそば粉に山芋を加えている。食塩をほとんど使わずに、生そばのようなコクがある細打ち麺が特徴だ。
山芋を使った細打ち麺の食感は、ツルツルシコシコ。コシがあり細麺とは感じさせない非常に心地良いのど越しだ。香りも良くそば本来の旨味を引き出すことに成功している。450g(1g当たり1.07円)コスパも抜群だ。
☆パッケージデザイン(視覚的要素) ★★★★★★★★★☆
☆素材と製法(味や食感に与える影響) ★★★★★★★★★☆
☆香りと風味(独自の香りや風味) ★★★★★★★★☆☆
☆麺の食感(のど越しや食感) ★★★★★★★★★★
☆調理時間(何分で茹で上がるか) ★★★★★★☆☆☆☆
☆価格(コストパフォーマンス) ★★★★★★★★★★
☆総合評価 ★★★★★★★★☆☆(★8.6)
◎手軽に本格そばが楽しめる、納得の「平成で一番売れたそば」
⑦創業明治40年 そば処東屋「わんこそば」(株式会社東屋)
・購入場所:マルエツ
・購入価格:348円(税込)
・内容量:240g
幅広で素朴な藍色のパッケージには、岩手県盛岡市で明治40年に創業した老舗である「東屋(あずまや)」の写真が描かれている。中央には商品名がシンプルに記載されており、国産そば粉の使用が強調されている。
茹で時間は4分。原材料は小麦粉(国産)、そば粉(国産)、食塩。
そば粉の香りがほんのり漂う。
岩手県盛岡市で、明治40年に創業された老舗「東屋」のわんこそばを味わえるのが最大の特徴だ。国産のそば粉と小麦粉の使用が強調されている。
茹でている時に麺が切れやすく、短くなったが、食感はツルツルでのど越しが良い。香りやコシは控えめだが、とても食べやすいそばだ。特に、わんこそばとして食べると、その良さが最大限引き出されるのだろう。240g(1g当たり1.4円)コスパは優秀だ。
☆パッケージデザイン(視覚的要素) ★★★★★★★★☆☆
☆素材と製法(味や食感に与える影響) ★★★★★★★☆☆☆
☆香りと風味(独自の香りや風味) ★★★★★★★☆☆☆
☆麺の食感(のど越しや食感) ★★★★★★★☆☆☆
☆調理時間(何分で茹で上がるか) ★★★★★★★★☆☆
☆価格(コストパフォーマンス) ★★★★★★★★★☆
☆総合評価 ★★★★★★★★☆☆(★7.6)
◎手軽にわんこそばの風情を味わえる老舗のそば
⑧「もち麦そば」穀物の食物繊維が1食当たり5.7g(株式会社はくばく)
・購入場所:マルエツ
・購入価格:238円(税込)
・内容量:180g
黒いパッケージに、そばの写真が大きく掲載されている。最大の特徴は、そば1食(約90g)でレタス2個分の食物繊維が摂取できることだ。大麦や玄米、雑穀などを扱うメーカーならではのヘルシー志向が感じられる、面白い商品だ。
茹で時間は4分。原材料は麦粉(国内製造)、そば粉、もち大麦粉、小麦たんぱく、食塩。
そば粉の香りが漂う。
もち麦を麺に練り込むことで、普段不足しがちな食物繊維を摂取できるのが、このそばの最大の特徴だ。興味深いが、「そば」としての完成度をどの程度持つのか、気になってしまう。
もち麦や食物繊維に注目しながらも、そば粉の香りがほんのりと心地よい。食感は弾力があり、もちもち、ツルツルで食べやすい。コシは控えめで、本格的なそばと比べると少々劣るかもしれないが、「食物繊維が摂取できる美味しいそば」という点が、大きな魅力だ。180g(1g当たり1.3円)コスパも優れている。
☆パッケージデザイン(視覚的要素) ★★★★★★★★☆☆
☆素材と製法(味や食感に与える影響) ★★★★★★★★☆☆
☆香りと風味(独自の香りや風味) ★★★★★★★☆☆☆
☆麺の食感(のど越しや食感) ★★★★★★★☆☆☆
☆調理時間(何分で茹で上がるか) ★★★★★★★★☆☆
☆価格(コストパフォーマンス) ★★★★★★★★☆☆
☆総合評価 ★★★★★★★★☆☆(★7.6)
◎家族でおすすめのヘルシーで子供にも好まれそうな食感のおそば
年末に向けて年越しそばの準備をしよう!
以上8種の「乾麺そば」をレビューしてみたが、それぞれの違いや特徴を感じることができた。
寒い年末年始には、具を入れて温かいそばを楽しむなど、それぞれの特徴を最大限に活かせる食べ方もあるはずだ。
年越し用の乾麺そばを選ぶ際の参考になればと思う。