デジタル社会の今だからこそ紙の温もりを! 『宮沢賢治 幻燈館1998シリーズ』で文字の魅力に触れてみよう
SNSが普及して、紙に文字を書くという機会がとても少なくなってしまった。もちろんインターネットは便利だけど、手書きの文字には独特の温かさがある。手書きのメモが添えられているだけで嬉しさを感じることはないだろうか。便利な世の中だからこそ、あえて手間をかけて文字を書いてみたい。そんな心境にぴったりな『宮沢賢治 幻燈館1998シリーズ』を使ってみた!
紙の魅力があふれるシリーズ
木野瀬印刷株式会社(愛知県春日井市)は、印刷物の製造販売を行う会社。地元密着の情報誌なども発行し、地域経済の活性化にも貢献している。オリジナル文具・雑貨を扱うECサイト「こころとどむ」では、童話などをテーマにしたさまざまなシリーズを展開している。
「こころとどむ」には、受け取った人たちの心にとどまって、ふと幸せな気分になる…。そんなコンセプトの商品があふれている。書いているほうもワクワクした気持ちになれるような、素敵なデザインのものばかりだ。
今回ご紹介する『宮沢賢治 幻燈館1998シリーズ』は、宮沢賢治の代表作である『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』『雨ニモマケズ』『よだかの星』の4作品を、デザイナーShinzi Katohのイラストで現代に再現されたもの。作家、宮沢賢治の世界観を描いた幻想的なイメージの文具たちだ。
全部で6アイテム。それぞれをご紹介していこう。
多彩な用途のブロックメモ
こちらは「ブロックメモ」(4種類・希望小売価格 税込各550円・販売中)。
表紙デザインは、金の箔押しが施されていて、キラキラしてきれい。高級感があって、メモ用紙にはもったいないと思ってしまう。
1冊の中に4柄のデザインという構成は、そのときの気分で楽しめるお得感がある。正方形の形も使いやすさのポイント。
オフィスなどで、ちょっとしたメモ書きを置いていてもおしゃれになるし、ふと思いついたことを書き留めておくと、不思議なことに特別な言葉に見えてくる。また、メッセージカードとしても使えそう。
普段、コピー用紙の裏紙をメモ書きに使っている…なんていうのが現実かもしれないが、こんな素敵なメモを使えば、日常がちょっと上質になりそうだ。
「ミニ原稿用紙」という、他にはないアイテム
次は、珍しい「ミニ原稿用紙」(4種類・希望小売価格 税込各484円・販売中)を使ってみよう。
原稿用紙に文章を書くなんて、恐らく学生時代以来だ。なんだかとっても新鮮な気分。ただ、あの頃と違って、この原稿用紙の中身は素敵なイラスト入りで、レトロな風合いも再現されている。サイズが小さいので圧迫感がなく、気軽に何か書いてみようという気分になれる。
縦書きの文章を書くって、本当に久しぶりだ。
原稿用紙のマス目を見ていると、思わずペンを取りたくなる。せっかくなので、記者は万年筆で書いてみたが、書き心地も良好。書きたいことをそのまま文字にするって、普段あまりやらないことなので、脳がリフレッシュされるように思う。
文章を書くのが好きな人は、エッセーなどを書いてみるのも素敵。思うがままにペンを走らせたり、便箋代わりに使ったり、シチュエーションに合わせて用途は様々だ。
多彩なアイテムは使い方次第
こちらは、スタンダードなサイズの『レターセット』(4種類・希望小売価格 税込各594円・販売中)。罫線が入った用紙がついているので、デザイン性を保ったまま、文字も曲がらず書きやすい。
しばらく会っていない友人に手紙を書いてみてもいいかも。その人のことを考えてデザインを選ぶのも素敵な時間だ。
意外と重宝するのが『ミニレターセット』(4種類・希望小売価格 税込各396円・販売中)。
お礼などで、ちょっとしたプレゼントを渡したいとき、添えるカードに困ることがある。このレターセットを手元に置いておけば、いつでも使えて安心。
使い方は自由自在の『一筆メモ』(4種類・希望小売価格 税込各462円・販売中)。
こちらも「ミニレターセット」のように、ちょっと添えたいときにも便利。横長タイプで個性を演出できそう。
サイズ感が嬉しい『A5クリアファイル』(4種類・希望小売価格 税込各264円・販売中)。反対面は、上の『一筆メモ』と同じイラストが描かれている。
クリアファイルって、意外と目につきやすいもの。A5サイズは選択肢が少ないので、このラインナップはありがたい。
それぞれのアイテムは、どれも使って楽しくなるものばかり。宮沢賢治の世界観は、レトロでちょっと懐かしく、心がほわんとするよう。
ぜひ自由な使い方で、文字を楽しんでみて。
心にとどまって、ふと幸せな気分になる『宮沢賢治 幻燈館1998シリーズ』は、同社のECサイトにて販売中。
photo by 尹哲郎