【レトルトパスタソース9種比較】スーパーで購入できるレトルトパスタソースが本格的で美味しい!
LA BETTOLA「カルボナーラ」(濃厚な卵黄とペコリーノ・ロマノチーズが奏でるコク深い味わい)
・購入場所:マルエツ
・購入価格:カルボナーラ179円(税込)
・内容量:135g
アレンジレシピは、クロックムッシュ風トースト。手軽に作れる魅力的なレシピだ。
原材料は、乳等を主要因原料とする食品(国内製造)(パーム核油、ヤシ油、脱脂粉乳、その他)、チーズ加工品(チーズ、発酵乳、大豆油、その他)、ショルダーベーコン、卵黄加工品、卵黄、香味油、ポークエキス、チーズ、食塩、チーズフード、ブラックペッパー、砂糖、酵母エキス調味料、酵母エキスパウダー/増粘剤(加工デンプン)、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、クチナシ色素、香料、リン酸塩(Na)(一部に卵、乳成分、大豆・豚肉を含む)。
写真から既に濃厚なカルボナーラの香りを感じる。
カルボナーラは、卵黄とチーズのコクとブラックペッパーのキレを楽しむローマ生まれの料理だ。濃厚な卵黄とペコリーノ・ロマーノチーズが奏でる深いコクが特徴だ。
カルボナーラは特に濃厚そうに見えるが、やはり香りも味もほんのりと控えめで薄味に仕上げている。濃厚さはないものの、故に箸がどんどん進んでしまう点は同シリーズの特徴であると言えるだろう。
135gで179円(税込)、1g当たり1.3円であり、コストパフォーマンスが極めて素晴らしい点も見逃せない。
THE U.S.M.H QUALITY「eatime」シリーズ(エム・シーシー食品)
マルエツ、カスミ、マックスバリュなどのスーパーを運営するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)が手掛けるeatimeシリーズは、パスタソース以外にも様々な商品を展開しているブランドである。
eatime お肉の旨み際立つ「ボロネーゼ」(イタリア産パルミジャーノレジャーノ使用)
・購入場所:マルエツ
・購入価格:ボロネーゼ328円(税込)
・内容量:120g
原材料は、豚肉(スペイン)、ソテードオニオン、野菜ソテー(たまねぎ、にんじん)、ガーリック、トマトペースト、乳等を主要原料とする食品、食塩、ローストオニオンペースト、オリーブ油、牛脂、ナチュラルチーズ、砂糖、香辛料/乳化剤、トレハロース、増粘剤(加工デンプン)、リン酸塩(Na)、(一部に乳成分・牛肉・豚肉を含む)。
シンプルで素朴なパッケージはシリーズの共通点だ。商品の特徴がシンプルに記載されており、非常に分かりやすい。
豚肉や野菜の旨みを活かすため、トマトペーストの使用量を少なめに配合している。チーズを加えることでコク深い仕上がりにし、イタリア北部のボローニャのパスタを楽しめる点が特徴だ。
控えめの香りと味付けであるが、豚肉の旨味とチーズのコクが際立っており非常に素晴らしい。まさにお店で出てくるクオリティーである。ツルツルした麺よりも幅広麺や刻み麺の方がパスタソースの絡みが良さそうだ。とにかく豚肉の存在感が素晴らしい。
120gで328円(税込)、1g当たり2.7円とかなり高価な部類であるが、コストパフォーマンスは質を考えると許容範囲で満足度は極めて高い。
eatime じゃがいもと松の実の食感を楽しむ「ジェノベーゼ」(イタリア産オリーブオイル使用)
・購入場所:マルエツ
・購入価格:ジェノベーゼ328円(税込)
・内容量:120g
原材料は、バジルペースト(バジル、大豆油)(国内製造)、セミドライポテト、植物油脂(大豆油、オリーブ油)、ガーリック、食塩、松の実、チキンエキス、ナチュラルチーズ、アンチョビフィレ油漬、香辛料/増粘剤(加工デンプン、キサンタンガム)、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、銅含有酵母エキス、pH調整剤、(一部に乳成分、鶏肉を含む)。
シンプルで素朴なパッケージに色鮮やかな画像が食欲をそそる。
バジルのペーストに、じゃがいもや松の実を加えて香り豊かに仕上げ、リグリア海に面したイタリア北西部の都市ジェノバのパスタ料理の味わいを楽しめる点が特徴だ。
バジルの香りが非常に心地よく、1.4mmの細麺を推奨しているだけに、パスタソースが麺によく絡み、濃厚でありながらあっさりしており、絶妙のバランスだ。ブロックのじゃがいもと松の実のまろやかな風味が特徴的で、非常に美味しいパスタソースである。
120gで328円(税込)、1g当たり2.7円とシリーズ共通でかなり高価な部類に入るが、コストパフォーマンスは質を考えるとやはり満足度は高い。
eatime 辛味とコクの調和を楽しむマグロとアンチョビの「プッタネスカ」(イタリア産トマト使用)
・購入場所:マルエツ
・購入価格:プッタネスカ328円(税込)
・内容量:140g
原材料は、トマト・ジュースづけ(イタリア製造)、まぐろ、ソテードオニオン、オリーブ塩漬け、ケーパー酢漬け、大豆油、トマトペースト、ガーリック、食塩、アンチョビフィレ油漬、白ワイン、ぶどう酢、チキンエキス、砂糖、香辛料/調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工デンプン)グルコン酸一鉄(一部に鶏肉を含む)。
使用する麺にはリングネイがおすすめされている。パスタソースの特徴を最大限に活かして食べてもらいたいというメッセージが伝わってきており、好印象である。
本場のプッタネスカは、肉や魚介類は使わず、アンチョビ、ケッパー、ブラックオリーブなどイタリア家庭に常備されているものを活用する。粉チーズの代わりに、パン粉を振りかけるというのも面白い。本品も、トマトソースにアンチョビ油漬け、にんにく、ケーパー酢漬け、赤唐辛子を効かせている。プッタネスカは南イタリア最大の都市であるナポリ周辺のパスタ料理で「娼婦風のパスタ」と言われている。
全体的に香りは控えめであるが、トマトソースとアンチョビ、ガーリックの組み合わせが非常に素晴らしく、まぐろとオリーブ塩漬けも食感のアクセントとなっている。ケーパー酢漬けや赤唐辛子の酸味と辛味のバランスが良く、深いコクが味わえる美味しいパスタスースだ。
120gで328円(税込)。1g当たり2.7円と高価な点はシリーズ共通だが、プッタネスカも満足度はとても高い。
シリーズ毎の特徴が面白い! 気分や好みで選んでみて◎
今回はスーパーで気軽に買えるパスタソースを食べ比べてみた。各シリーズ3種類ずつ紹介したが、それ以外にも多くの味が発売されている。
シリーズ毎に特徴があり、「青の洞窟」シリーズは1人前の適量で「濃厚なパスタ」を食べたい時におすすめである。「LA BETTOLA」シリーズは本格的でありながらコスパが素晴らしく、シンプルで食べやすいため、たくさん食べたい時におすすめだ。「eatime」シリーズは、高価ではあるが本格的でリッチな気分を味わいたい時におすすめである。
是非、購入の際の参考にしていただきたい。