【検証】DIY初心者が靴底修理を『ボンド G17』でおためし!
合成ゴムや皮革、金属など様々なものを接着できる『ボンド G17』。速乾・強力な接着力が人気の接着剤だ。今回は、本品の実力を靴底の修理でおためししてみた!
強度を引き出すオープンタイム
コニシ株式会社(大阪府)は、1870年創業の接着剤メーカー。接着剤やシーリング材などの製造販売を行っている。
今回は、同社を代表する商品のひとつ『ボンド G17』(20ml、50ml、170ml・オープン価格・販売中)をご紹介しよう。本品は、合成ゴムをはじめ、皮革、金属、硬質プラスチック、木の接着などの接着や補修に使える接着剤。
日曜大工や家具や建具の補修、靴や鞄、置物や玩具の接着など多用途で利用できる。
ゴム系接着剤の本品は、抜群の速乾力と強力な接着力に加え、仮止めなしで広範囲を接着することが可能。強力な接着力を最大限引き出すうえで、使い方のコツを抑えておく必要がある。
パッケージ裏面の使用法は必ずチェックしておこう!
はり合わせの手順は「接着剤を両面に塗布し5~10分待ってからはり付け圧着をする」というシンプルなもの。使い方のコツは、はり付け前の待ち時間「オープンタイム」だ。
「オープンタイム」をとることで余分な溶剤が蒸発し、接着剤が粘着状態に。仮止め不要となり、はり付け初期段階より強度抜群の接着ができる。速乾、強力な接着力のカギは、はり付け前の「オープンタイム」。そして接着した後は、24時間養生することでしっかりと固まるとのこと。
セット内容は、チューブタイプの接着剤と、接着剤の伸ばしや細かなところに使えるヘラ。
『ボンド G17』は淡黄色をしており、キャップをあけて容器を押すとすぐに出てくる仕様だ。
接着剤はヘラでスッと伸ばすことができる。
初心者も安心! 簡単手順で抜群の接着力
今回は、『ボンド G17』が使われることの多い靴底の補修でおためししていこう!
では、靴先がはがれたローファーを補修していこう。
まずは、接着面のゴミや汚れを落として乾かしておく。
接着させる両面に接着剤を塗っていこう。
接着面に塗りすぎると、はみだしや接着不良の原因となるので、ヘラを使いながら均一に伸ばそう。ここではり付け前の「オープンタイム」だ! 待ち時間は5~10分くらい。ヘラにつかない程度に乾かす。
両面をはり合わせ、強く圧着したら24時間乾くのを待とう。
おっ、キレイに接着された!
接着前の状態と比べると、裂けた部分がキレイに接着されたことがお分かりいただけるだろう。
接着前は、先端がぱっくり割れていたローファー。
接着後はキレイに接着されている。裏面の使用法を確認し「オープンタイム」を守ることで無事修理することができた!
靴底修理を初めて体験した記者としては大満足の結果。ポイントさえつかめば簡単にできるとわかり、プチDIYへの自信が生まれた。愛着のある靴や鞄、玩具などの修理の機会があればぜひ本品でチャレンジしてみたい!
愛着のある靴や鞄の接着・補修にもオススメ
『ボンド G17』の購入は、ホームセンター、量販店、100均、文具店、手芸店、ネット通販など。
photo by tomo