ダーウェントシリーズの最上級画材。水と混ぜてカラーインクのように発色する色鉛筆『ダーウェント インクテンスペンシル』をおためし!
水と混ぜることで、カラーインクのような鮮やかな発色を作り出すことができる水溶性の色鉛筆『ダーウェント インクテンスペンシル』をご紹介。色鉛筆とは思えないクリアな発色で、ダーウェントシリーズの中で最上級(プロフェッショナル)の画材だ。
インクのように色鮮やかな色鉛筆
イギリスの老舗画材ブランド「ダーウェント」の歴史は1832年にまで遡る。徹底した製品作りを数世代にわたって続けており、高級感のある色鉛筆や、デッサン鉛筆など幅広い商品をラインナップ。初心者からプロのアーティストまで、あらゆるレベルのクリエイターに向けたワールドクラスの画材を提供している。
今回ご紹介するのは、インクのように色鮮やかな発色の水溶性色鉛筆 『ダーウェント インクテンスペンシル』。
『ダーウェント インクテンスペンシル』(100色・メタルケース入り・希望小売価格 税込38,500円・発売中)
他に下記のバリエーションも。
・『インクテンスペンシルメタルケース12色』 (税込 6,072円)
・『インクテンスペンシルメタルケース24色』 (税込 12,144円)
・『インクテンスペンシルメタルケース36色』 (税込 18,216円)
・『インクテンスペンシルメタルケース72色』 (税込 36,432円)
・『インクテンスペンシルメタルケース100色 』 (税込 38,500円)
水と混ぜることで、カラーインクのような鮮やかな発色を作り出すことができる水溶性の色鉛筆。高密度顔料の色は、ドライの状態から透明感のある色合いに変化、乾いた後に色が定着する。
そのため、前に塗った鮮やかな色の層に影響を与えることなく、色を重ねることもできる。
丸軸で、芯径は4㎜。ダーウェントの商品ラインナップの中で、6段階ある商品階層の最上級(プロフェッショナル)画材だ。
各色鉛筆には、ゴールドで色名と色番号が刻印してある。
水と混ぜることでカラーインクのような鮮やかさ
紙に描いた時にくっきりとした鮮やかな発色の強さが楽しめるのがインクテンスの特徴でもある。
水に溶かして乾かすと耐水性を持つというその性質。水筆を使って、水を馴染ませていくと、さらにくっきりとした透明感のある発色に変化する。
耐久性をいかして、滲まずに重ね塗り
ダーウェントインクテンスの独自の配合により、一度水で溶かして完全に乾くと色が消えない。そのため、完全に乾いた色の上から他の色を重ね塗りしても滲まずにくっきり。重ね塗りや透け感のある表現も楽しむことができる。
乾燥する前であれば2色以上の色を混ぜることで混色(グラデーション)を楽しむこともできる。
木材や布など、紙以外にも描けるインクテンスペンシル
色鉛筆でありながら、キャンバス、セラミック、木材、布に描くことができるのもポイント。木材に描く場合は、木目に色が入り込むように少し強めの筆圧で描いていくといいだろう。
特に布(綿・絹・麻)への描画が人気。色鉛筆で描くから、細かな描写も可能。今回はコットン素材の無地バッグに着色。こちらもやや強めの筆圧で布に描いていくとくっきり。
水と混ぜることで色が定着するので、木材や布の場合も描いた上から水筆で水を軽く馴染ませる。ただし、水が多すぎると色が滲み出してしまうので、表面を水筆で軽く撫でる程度にとどめておくと綺麗な仕上がりになる。
水洗いであれば一度固着した色は落ちることはない。色落ちをさせないためには、洗剤などは使用しないようにしよう。
併せて使いたいダーウェントの水筆や水彩紙
ダーウェント『水彩色鉛筆用 マルチパック ウォーターブラシ』(3本セット・税込1,850円・発売中)
水を使ってぼかすことができるダーウェントのウォーターブラシ(水筆)。水の詰め替えが可能なポータブルのダーウェントのウォーターブラシは、手軽に描きたい時や屋外で使いたい時におすすめ。
繊維ブラシがバレル内の水を吸収し、ブラシが紙と接触するときに一定の水が出るように設計されている使い勝手の良さ。軸の部分に水を入れてセットする。筆先の形状(ファイン、ミディアム、チゼル)にそれぞれ番号がふられているので、必要なチップが一目でわかる設計なのも使いやすい。
ダーウェント『ウォーターカラーパッド 水彩画材用 水彩紙 スケッチブック』(300gsm・A4 サイズ・12枚・希望小売価格 税込3,025円・発売中)
使用している水彩画材用の紙はこちら。特に水溶性の鉛筆、色鉛筆、ブロック等のために開発されたパッド。紙の表面が滑らかで、詳細な水彩画に最適。
今回ご紹介した『ダーウェント インクテンスペンシル』は、「Amazonダーウェントブランドストア」や画材店などで発売中。
photo by 蘭 よう子