繊細な創作日本料理を味わうような洋と和のコラボ『なだ万監修 クリームチーズおかき』!
ファミリーマートで見つけたリッチな見た目のお菓子『なだ万監修 クリームチーズおかき』。創作米菓をコンセプトに様々な商品を展開する三真が日本料理・懐石料理として知られる老舗なだ万の監修のもと開発したおかきらしい。パッケージ裏の説明によると、クリームチーズと香りベーコンの2種類のおかきをミックスした商品らしいが果たしてその味は?
互いの良さを引き立てる2種類のおかき。その調和性はまさに日本料理そのもの
1973年に創業した知る人ぞ知る「ラッキーマヨネーズ」を生み出した株式会社三真(東京都江戸川区)は、千葉県に工場を持つ米菓の製造販売を行う企業だ。名店の味を自分たちのお菓子で再現したいと、現代表取締役社長 加藤久幸氏によって様々なコラボ商品が開発されている。
初のコラボ商品はカレー屋から始まり、最近では「マックスCOFFEE」とコラボするなどジャンルを問わず幅広く展開。味の再現度は非常に高く、コラボしたお店から高い評価を頂いているとか。時にはお店から原料を譲ってもらうなど、味へのこだわりが強いようだ。
今回購入したのは『なだ万監修 クリームチーズおかき』(136g・実勢価格 税込129円・ファミマにて購入)。洋の食材であるクリームチーズとベーコンをなだ万監修のもとおかきと組み合わせた商品だ。
なだ万は1830年(天保元年)に創業を開始した国を代表する日本料理店。ミシュランガイドで二つ星を獲得、過去3名の料理人が「優秀公邸料理長」に認定され「外務大臣表彰」を受賞するなどその実力は本物。
それを象徴するかのように、原材料には見慣れない白味噌パウダーの文字。決して白味噌おかきではないのにあえて使っているのは、なだ万ならではのこだわりがあるのだろうか。この日本伝統の調味料が洋の食材にどのような効果をもたらしているのか、早速食べて確かめてみよう。
封を切るとほんのりと柔らかいチーズの香りはするものの、強烈な発酵臭はない。
2種類のおかきがミックスされており、よく見ると微妙に違いがある。
クリームチーズおかきは白っぽい色をした凹凸がある方。ソフトな食感のおかきでチーズのようにスッと溶けてなくなる。決して味が濃いわけではなく塩辛いわけでもない。どちらかといえばかなりの薄味なのだが、ふわっと広がるチーズの風味が余韻となって口に残り上品な味わいを感じさせる。
この上品味わいを引き出しているのが白味噌パウダーのおかげ。いわば洋食材とおかきを結ぶ接着剤のような役割を果たしているようだ。
少しオレンジがかった凹凸の少ない方が、もう1種類の和辛子仕立ての香りベーコンおかきは。その名の通りクリームチーズおかきの添え物として入っているので量は少なめ。
ひょいと口に入れると、これが美味しい。ベーコンの重みのある味と和辛子の小さなアクセントがクリームチーズおかきと真逆の味わいを与えてくれる。同じ味ばかりで飽きたな、というときにこの味を食べると相乗効果でより美味しく食べられる。
ファミリーマートで購入した本商品だが、チャックが付いていないので一度開封すると食べきる必要があるのが実に惜しい。ビールや日本酒とともにじっくりと味わいたい贅沢なおかきだ。
1袋あたりのカロリーは183kcal。糖質は約21.2g
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photo by 尹 哲郎