羊肉使用の本格派・北海道民熱愛の、と表現されがちな郷土料理が『ペヤング 北海道ジンギスカン風やきそば』に!
北海道を中心にイベント感あふれる鉄鍋料理としてこよなく愛されるジンギスカン(成吉思汗/チンギス・ハーン)が、冒険メーカー・まるか食品の手で『ペヤング 北海道ジンギスカン風やきそば』として焼きそば化。しかも本物の羊肉入り。これは、どうなんだろう?
クセのある香りをかき分けて進めた者だけが味わえる甘じょっぱくて美味しいソース焼きそば
羊肉は若いとラム、大人になるとマトンと呼ばれ、普通にスーパーなどでも売られているけれど、特有のニオイが苦手という人も多いはずだ。北海道の地では野外でもイベント感覚で行うジンギスカン鍋だが、鉄鍋で野菜とソースと一緒にじゅうじゅうするスタイルは鍋物と分類されるよりも焼肉に近い。まあすき焼きも鍋というので、同じことなのかもしれないが。
モンゴルを征したチンギス・ハーンの名を冠しているけれど、あまりモンゴルとは関係ないらしく、中国の羊の焼肉料理が伝来していつの間にか日本に定着してしまったというのが真相らしい。
このラムやマトンを使った羊肉料理の第一の関門は、やはりニオイの問題だろう。たれや香辛料、野菜と一緒にするなどの様々な工夫でも、完全に消すことはできない特別なクセのあるニオイ。ダメな人はものすごくダメなもの。記者も積極的に食べていくタイプの人間ではないので、念のため。
なのにこのまるか食品の『ペヤング 北海道ジンギスカン風やきそば』(122gうち麺90g・希望小売価格 税抜185円・2019年1月21日発売)は、わざわざ本物の乾燥羊肉を使用して作り上げた。うん、結構怖い。
湯入れ3分はいつもの通り。先入れかやくはキャベツ、”乾燥羊肉”、にんじん、もやし。ドロっと感のあるソースはもちろん、湯切り後の後入れだ。
フタの★の部分を押さえつつ、しっかりと湯切りしたら、ソースをかける。この湯切り作業を適当に行うとどんな味でもソースが薄まってまずくなるので注意。ただこのソース、甘酸っぱい&甘じょっぱい香りがして、結構なクセモノ。改めてジンギスカン題材だということを強烈に思い起こさせてくれる強烈なニオイ。好きな人なら問題ないのかもしれないけれど。
ソースをしっかり絡めていると、羊。
背後から羊たちに見つめられている気がしてくるくらい強力に羊。なかなか厳しい。
それでも勇気を出して食べてみると、なるほど、甘じょっぱさと野菜感のあるフルーティーソースの美味しい焼きそばだった。ピラッと平たい乾燥羊肉も、ジャーキーみたいで美味しい。きちんとペヤングしている。
なのでその香りに耐性があるか、風邪気味で鼻がつまり気味の人にならオススメできると思った。
入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。
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photo by 尹 哲郎/Stock images