「きのこのパワーがアスリートのパフォーマンスを向上させる」検証調査プロジェクトが発足!

ホクト株式会社(長野県長野市)と元サッカー日本代表の鈴木啓太氏が代表を務めるAuB株式会社(東京都中央区)が共同で「きのこで菌活×アスリートのパフォーマンス向上調査プロジェクト」を発足した。きのこでコンディションを整えて、アスリートに対して、食と腸内環境からのサポートを目指すプロジェクトである。

 

腸内フローラは、肥満、アレルギー、インフルエンザ罹患、メンタルなどに大きな影響を与えることが最新の研究でわかってきており、主に食事によって改善できることから注目を集めている。

 

ホクトとAuBは、今回の研究で、スポーツシーンにもきのこの力は有効であることを明らかにし、きのこを食べることで、アスリートたちが本来の力を発揮できる環境になることを目指しているようだ。

AuBはアスリートの腸内細菌に関する研究を行っており、蓄積した研究成果を活用するという。

 

「ホクト株式会社」と「菌活」

ホクトは、高度な栽培技術と管理体制によって、エリンギ、マイタケ、ブナシメジ、ブナピー、霜降りひらたけ、生どんこの6品目の生産や販売を行う。また、「きのこ総合研究所」にて、日々研究開発に取り組む、きのこ総合企業だ。

 

きのこの生産や販売を通じて、人々の健康の実現をしたいと考え、豊富な栄養を含み、菌類であるため菌100%のきのこを食べる「菌活」という生活習慣を生み出し、それを提唱してきた経緯がある。

筋肉やエネルギーの素である三大栄養素を効率よく補給させる、ビタミンやミネラルも豊富なきのこ。日々鍛錬を重ねたアスリートたちが、本来の実力を発揮する上での効果が期待でき、今回のプロジェクトで、きのこを食べたアスリートたちが活躍することを願っている。

<ホクト食育活動の様子>

 

「AuB株式会社」と「腸内細菌研究」

ホクトと手を取るAuBは、浦和レッドダイヤモンズに所属した経験があり、サッカー日本代表もつとめた鈴木啓太氏が代表取締役である。

 

アスリートのコンディションをサポートすると同時に、研究成果をベースとして、一般人への健康支援として腸内細菌検査サービスBENTRE(ベントレ)を2019年3月より配布を開始。

腸内環境は自分自身で変えることが可能であり、その鍵となるのは食である。食物繊維をはじめとする栄養素が豊富なきのこは腸内細菌への好影響を期待できると位置づけた。

 

「きのこで菌活×アスリートのパフォーマンス向上調査プロジェクト」の実施内容とは

今回のプロジェクトは、アスリートのコンディショニング維持や向上を目的としている。そのため、きのこの摂取による腸内環境の変化をはじめとするコンディショニング調査検証を行う。研究期間は、2019年3月に開始され、2019年9月が終了予定。結果の報告は9月末から10月頃になるそう。

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対象となったのは男女合計30名の計5チーム。男子チームは国士舘大学のラブビー部、順天堂大学のフットサル部、中央大学の陸上競技部の3チーム。

女子チームは国士舘大学の水泳部、拓殖大学の陸上競技部の2チーム、いずれも全国トップクラスのアスリートが所属する強豪チームだ。

 

プロジェクトでは、きのこ摂取の際、負担を軽減するため、きのこを粉末化して錠剤にしたものを摂取するという。

はたして、きのこはアスリートのパフォーマンスを向上させられるのだろうか。

 

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