【セガフェス特集第2弾】2020年はセガ60周年!『メガドライブミニ』と『新サクラ大戦』の続報が発表に!
3月30日(土)・31日(日)にベルサール秋葉原で開催された、セガグループによる年に一度のファン感謝祭『セガフェス2019』。盛況となった巨大UFOキャッチャーや『サクラ大戦博覧会』などの会場レポートに続き、特集第2弾では30日にイベントのオープニングを飾り、『メガドライブミニ』の発売日や『新サクラ大戦』の最新情報が公開された『SEGA Fan Meet-Up 2019』プレゼンテーションの模様をお届けする!
2020年のオリンピックイヤーはセガ創立60周年!
『セガフェス2019』の会場となったベルサール秋葉原B1Fのステージにて開催された『SEGA Fan Meet-Up 2019』プレゼンテーション。セガグループが今後展開していく注目のコンテンツ情報が発表されるとあり、多くのセガファンと報道陣が集まった。
株式会社セガホールディングス代表取締役会長CEOを務める里見治紀氏が登壇し、3つのとっておき情報を発表することが語られ、まずはこれまでのセガグループの歩みが振り返られることに。
女の子たちを夢中にした『オシャレ魔女 ラブ and ベリー』が今年で15周年。当時プレイしていた女の子も、成人して大学生やママになっていると思うと時の流れを感じずにはいられない。ちなみに、同時期に男の子たちを夢中にした『甲虫王者ムシキング』は、2019年で16周年となる。
ゲームファンを熱中させた名機・セガサターンや、一大ブームを巻き起こした3D格闘ゲーム『バーチャファイター2』、根強いファンの多いレースゲーム『デイトナUSA』は25周年。里見会長も「(リリースされた1994年は)まさにエポックメイキングな年だった」と語られたとおり、今もなおそのときのゲーム体験は記者をはじめとするゲームファンの心に刻まれている。
そして来年2020年はセガ創立60周年を迎えることに。里見会長からも「50周年の時は実は何もしていなかったので、60周年の節目の年は世界的にさまざまなイベントをやっていこうと思っています。ご期待ください」と、ファンに向けてメッセージを語っていた。
そして2020年といえば東京オリンピックイヤーでもある。2016年にセガグループが東京2020オリンピック公式ゲームソフトの全世界販売権取得を発表して以降、ベールに包まれていたラインナップが明らかに!
PS4および Nintendo Switch™用ソフト『東京2020オリンピック The Official Video Game™』(日本・アジアにて2019年夏に発売。その他地域は2020年)、マリオとソニックが共演するNintendo Switch™用ソフト『マリオ&ソニック AT 東京オリンピック™』(2019年冬発売)に加えて、2020年にはアーケード『マリオ&ソニック AT 東京オリンピック™ アーケードゲーム』と、アプリゲーム『東京2020 ソニックオリンピック™』の4タイトルが、順次発売されることが発表された。
会場には特別ゲストとして東京 2020 オリンピックマスコットのミライトワが駆けつけ、さらにセガを象徴するキャラクター・ソニック、そして任天堂のマリオが夢の共演! ゲームを通じて、いよいよ翌年にせまった東京オリンピックイヤーを盛り上げてくれるに違いない。
ファン待望!『メガドライブミニ』と『新サクラ大戦』の続報が発表に
里見会長がスーツからおなじみのセガTシャツに着替えて発表されたのは、昨年の『セガフェス2018』にて発表されるも、その後発売が延期となっていた『メガドライブミニ』の新情報! 発表以降あまりの反響に、期待に応えるべく収録タイトルの見直しをはじめ、新規プロジェクトとしてリスタートしていたとのこと。
ついに登場した『メガドライブミニ』は、小さくなってもスイッチなどが稼働する精巧なギミックがあり、ゲームパッドは1988年に発売されたものと同じサイズになっている。
先に実施されていた人気シリーズから1タイトル分の収録タイトルを決める「国民投票」の結果、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』『ぷよぷよ通』『シャイニング・フォース ~神々の遺産~』の収録が決定した。
さらに、イベントでは全40種類の収録タイトル中10タイトルのラインナップがお目見えに。『ガンスターヒーローズ』や『コミックスゾーン』など、メガドライブならではのタイトルが登場!
待望の発売日も2019年9月19日(木)に決定。ちなみにメガドライブは北米では『GENESIS』の名称で展開されており、それに合わせて収録ゲームが異なる海外版の『メガドライブミニ』も同日にリリースされることが明らかになった。もちろん、各地で購入すればすべてのバージョンを入手することも可能だ。
価格はゲームパッド1つ同梱のもので6,980円(税抜)、パッド2つ同梱のモデルで8.980円(税抜)となっている。
続いてこちらも昨年製作が発表されて以降、ファンの注目を集めていたシリーズ最新作『新サクラ大戦』の情報も解禁! 「週刊少年ジャンプ」にて『BLEACH』を連載していた久保帯人氏がキャラクターデザインを務め、新たに登場したキャラクターたちが美麗なCGで描かれた映像が公開に。
大正ロマンの新たなる運命が動き出す『新サクラ大戦』は、平成の世から令和に時代が移り変わった今冬、PS4にて発売されることも発表された。
続いて『新サクラ大戦』の片野徹プロデューサーが登壇し、本作の世界観などが紹介された。大正29年の帝都・東京が舞台となることや、プレイヤーの分身となる新隊長の神山誠十郎、そして新ヒロイン・天宮さくらたちを演じる声優陣などが紹介された。
『サクラ大戦』シリーズを象徴する楽曲『檄!帝国華撃団』(ゲキテイ)などを手がけた作曲家・田中公平氏もステージに! 『新サクラ大戦』でも楽曲を担当され、『檄!帝国華撃団』新章の一部も会場で披露された。
「主題歌は始めから『ゲキテイ』でいきたいということでした。いつもは(原作・総合プロデューサーを務める)広井王子さんの歌詞が先なのですが、今回は曲がポンと浮かんできたんです。あまりにもカッコいいのでこの曲が出来てから毎日聴いていて、ファンの皆様の期待に応えられる曲が作れたと思います」とコメント。曲の出来栄えには会場からも拍手が巻き起こっていた。
『新サクラ大戦』にストーリー構成として参加しているゲーム脚本家のイシイジロウ氏。本作の企画段階の3年前より参画されており「古いものを大切にしながらも、新たなる帝国華撃団の物語です。オリジナルスタッフの想いが強く、自分は本作からの新参者ですが絶対にオリジナルのファンを裏切らないものになると思っています」と話された。
最後は里見会長が客席におりて、集まったセガファンと一緒に記念撮影。『メガドライブミニ』や『新サクラ大戦』をはじめ、タオルに刻まれた「Amazing SEGA」のとおり、これからもユーザーを驚かせてくれるさまざまなゲーム体験を届けてくれることを期待している!
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photo by 尹 哲郎