投票の結果「緑のたぬき」を制して「赤いきつね」勝利! 公約の『赤いたぬき天うどん』が誕生したので食べた!
昨年「赤いきつねうどん」発売40周年を記念して行われた、「赤いきつねうどん」vs「緑のたぬき天そば」の投票対決。その結果は、なんと「赤いきつねうどん」の勝利。そして事前にマニフェストとして”赤い”側が掲げていたこの『赤いたぬき天うどん』が誕生することとなった。つまり天ぷらうどんではあるが、せっかくなのでどうなっているのか、食べてみたい。
「赤いきつねうどん」vs「緑のたぬき天そば」、投票結果はこの通り!
そば・うどん業界にとってキラーコンテンツの天ぷら。それが得てしてうどん=きつね、そば=天ぷらとなっているのが、半ば常識のカップ麺界。いつの間にか疑問を感じなくなっていたが、確かに天ぷらうどんも定番メニューなので、その需要も確かに大きいだろうと感じつつ、投票結果を眺める。「赤いきつねうどん」29,066票、「緑のたぬき天そば」24,797票と言う結果。
記者は赤も緑も両方好きだが、「赤いきつねうどん」が総得票数で勝つとは予想していなかった。あくまでなんとなく。まあ関西圏は圧倒的にうどんなのだろうと思っていたが、フタを開けてみると、大阪、名古屋、博多うどんを擁する福岡のイベント会場ではむしろ「緑」が勝っているのだから面白い。
それでも結果として日本国民は赤が好みということに落ち着いたようだ。ただだからと言って、『赤いたぬき天うどん』が美味しいとは限らないのだが。みんなが好きなのは、きつねうどんだったわけだし。そんな万感の思いを抱きながら、東洋水産/マルちゃん『赤いたぬき天うどん』(101gうち麺74g・希望小売価格 税抜180円・2019年5月13日数量限定発売)を食べてみよう。
たぬきと言う名のかき揚げ天ぷらをのせた白いうどん、その脇には刻んだきつねも顔見せ!
ややこしいのは、いつも同様、東日本向け、西日本向けでつゆの味わいが違うこと。記者が手に入れたのは、おそらく東向けなはずだ。ちなみに西向けは薄口しょうゆを使用しているのが、主な違い。
5分間の蒸らし時間を経て、さあ食べよう。あらかじめ入っている丸い小エビ天ぷらは、ふわふわと蒸されて湯気を立てている。たぬきじゃなくて、かき揚げうどんじゃない? というのはもちろん言わない約束。確かに、その下にグレーのカラーではなく、真っ白なうどんが入っている光景は新鮮だ。ただきちんと刻んだきつねも存在しているので共存している状態である。
食べるとツルツルのうどんに、油感のあるふわふわの天ぷらが合わさると、かなり濃厚な感じがする。油感は、普段のそばの比ではない。こってり系が好きならばいいが、少し逃げ場のない感じを抱いてしまった。
でももちろんいつもの安定の旨味満点だしのつゆとうどんの組み合わせは美味しいので、それ以外は問題なし。刻み揚げも味が濃くて美味しい。他にはたまご、かまぼこ、ねぎと別添え七味唐辛子が脇を固める。あっという間にペロリ。
ただやはり……、このうどんだと、ふわふわとした広がりのあるお揚げが食べたくなる気持ちを抑えられない。やはり「赤いきつねうどん」というのは、考え抜かれた黄金の組み合わせだったのだなと再認識。ああ、通常の「赤いきつねうどん」を買いに行こうかな。
入手は全国のスーパー、コンビニエンスストア、量販店などで可能だ。
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